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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

妻がかなり前から使っているウォークマンが限界なので、Amazonで安いMP3プレーヤーを買った。SONYのウォークマンだと2万円くらいするのだが、Amazonで調べると3千円くらいでMP3プレーヤーが売ってるではないか。レビューを見ていると、中国製だがまあ普通に音楽は聴けそうだったので買ってみた。

MP3プレイヤー

昨日の夜に届いたので、さっそくセッティングして使ってみた。うん、とても使いにくい。なんせ操作がまるで直感的でない。選択されている項目の上下に移動しようとしたら左右のボタンを押さないといけないとか、全体的にイマイチである。音量を変えようとしたら、下のボタンを長押ししてボリュームコントロールモードに入らなければならない。音量をすぐに下げたい時とかあるんだけど。機能的には録音、FMラジオ、写真、ストップウォッチとかいろいろあるのだが、どこまで使うことやら。ラジオはちょっといいかもしれんが。

音楽はまあ普通に聴けるらしいから妻的には別にいいらしいが、アルバムの中の曲順が微妙に違って再生されるとか、なんかおかしい(全くバラバラというわけではないのだが、1曲だけ位置が違う)。表示される日本語のフォントもちょっと中国語っぽい。まあいいけどと妻は言っている。

説明書は安定のチャイニーズクオリティオー。不自然な日本語が並んでいる。と言うか、中国語そのままのところもあるんだけど。

MP3プレイヤーの説明書

今日は8時50分起床。ほんのり早い。午前中は久しぶりにちょこっとプログラムを作っていた。シェルスクリプトとPerl。すっかり忘れている。

昨日借りてきた「人工感情 善か悪か」を読み始めた。

・・・頭が痛い。こういう本を読むのは久しぶりだ。やはり先日まで読んでいたライトな小説とは違って難しい。いや、難しいと言ってもそこまで難解なわけではなく、自分の専門のIT関連なので自分の知識と親和性があるはずなのだが、それでもなかなか読み進められない。文章を目で追っても内容がすっと頭に入ってこないのだ。同じ行を何回か読み返して、ようやく次に進む、という感じになっている。しかしこんな文章は昔飽きるほど読んできたはずだ。大学生の頃の教科書のほうがよっぽど難しかった(そりゃそうか)。知っているはずの言葉の意味も忘れていていちいちネットで検索している。アンビバレントってなんやったけ~ヒューリスティックってなんやったけ~。この程度の本を読むのにこんなに苦労するとは、ずいぶん頭が錆びついたものだ。

夕方からは歯医者。先月の続きで、左上の奥歯の仮の詰め物を外して銀を詰めた。お会計3,050円。はあ、医療費がかさむよう。あと、右下の歯が欠けていたのでその治療もある。2回で済むというが、次回の診察は早くて12月17日という。そうすると確実に年末年始をまたいでしまうが、その間に仮の詰め物が外れたりしたら嫌なので来年の1月にしてもらった。またお金かかるよ~(涙)。

歯医者の近くのカフェのイルミネーション。もっと暗かったらきれいだったかな。

カフェのイルミネーション

今朝メールチェックすると、昨日の夜にAmazonで注文した商品を発送したとのメールが来ていたのだが、「お客様の商品はヒップスタイルでお届けいたします。」と書かれている。ヒップスタイル?聞いたことないな。お尻の形で来るのかな?(←なんだそれは)と思って調べたらいわゆる「デリバリープロバイダ」だった。そう言えば前にネットで読んだな。「地域限定の配送業者の集合体」とのことで、大手配送業者が人手不足で悲鳴を上げているのでAmazonがいろいろな業者を使いだしたらしいのだが、どうもこれがいろいろ問題を起こしているらしく、配送が遅いとか配達員の態度が悪いとか無理やり郵便受けに突っ込まれて荷物がぐしゃぐしゃになっていたとか、いろいろ書かれている。デリバリープロバイダのさらに下請けに委託されているケースもあり、個人で請け負っている場合もあるとか。ちゃんと届くのか?一応Amazonの配送状況確認ページでは「明日到着」となってるのだが。届いても中身が壊れていたら困るな。

今日も9時半起床。調子はまあまあ。昨日と同じなまんねりな書き出し。午前中は音楽を聴いたり読書をしたりして過ぎていった。最近は頭がまわっている。しんどい時は音楽すら聴けなくなるのでいい傾向だ。

昼過ぎからは図書館へ行った。借りている本を読み終わったので、返しに行ってまた本を2冊借りてきた。1冊は原田宗典の「優しくって少しばか」という小説。原田宗典というと自分の中では「おもしろいエッセイを書く人」で、彼のエッセイは漁るほど読んだのだが、本業である小説はそんなに読んでなかった。少し古い本だが、なんとなくタイトルに惹かれて手にとった。

優しくって少しばか

もう1冊は「人工感情 善か悪か」というAI関連の本。今年の2月に刊行された本で、まあまあ新しい。IT関連(に限らず技術的な分野)の本は、できるだけ新しいものを読まないといけない。未来の技術はあっという間にカレントになり、そして陳腐化するのだ。これは今まで読んできた本より頭を使いそうだ。読めるかな。

人工感情

最近よく本を読んでいる。オルガンコンサートに行ったりシンクロナイズドスケーティングを見に行ったりもしたし、この秋は読書の秋であり芸術の秋であった。もう冬になってしまったが、無理のない範囲でまたいろいろ行ったり読んだりしよう。

ローソンアプリにベビースターラーメンの無料クーポンが来ていたので、帰りにローソンに寄ってもらってきた。20円引きとかのクーポンだと、それを使うためにわざわざ対象商品を買ったりはしないが、無料クーポンならウェルカムだ。と言ってもそのついでにいろいろ買ってしまったりすると、まんまと思うツボなんだろうけど。ベビースターラーメンなんて何年ぶりだろう。

ベビースターラーメン

清水義範の「朦朧戦記」を読了。最初はちょっとボケ始めたお年寄りたちが、羽目を外したり周りの人を右往左往させたりすっとぼけたりやらかしたりしながら人生を楽しんでいる様子から始まる。清水義範の小説によく出てくる「あるある感」満載だけでなく「あるのか?感」もいっぱいあった。

読んでいいくうちに、「いくらなんでもそこまではないだろう」という感じになっていくのだが、そこがデフォルメされておもしろいところなんだろう。なんせ70代80代の老人どうしで合コンをしたら最後には乱交パーティーになってしまうのだ。挙句の果てにアメリカと本物の(小さな)戦争を始めたり、学生運動を始めたりする。

これは要するに、今の若い人がやっていることや、お年寄りが若い頃にやっていたことを今再びやってみるとこんなことになるだろう、というある意味パロディとも言える小説で、本人たちにとってそういう「老人の本気」はとてもおもしろいものなんだ、という話なんだろう。おもしろかったのだが、清水義範の小説で人がバタバタ死ぬのは珍しいので、なんだかそこは残念。