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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

昨夜はいつも通り21時に就寝。1時間経っても寝付けない。その後、いったん浅い眠りに入ったものの、やはり23:30くらいに追加眠剤のレンドルミンを貰って服用。ここまでは前日と同じパターン。しかしその後、何度も目が覚めるもののその頻度は少なくなり、少しずつ眠りが深くなってきている。そして4:30くらいまで眠れた。いい傾向である。

 

今日は土曜日なので外泊している人が多く、病棟は閑散としている。

精神科の入院治療は、回復したら即退院というわけではない。ストレスフリーな環境でのんびりしている状態から、いきなりストレスフルな社会に戻ったら、そのギャップでまたすぐに調子を崩すリスクが高い。それを避けるために「外出訓練」「外泊訓練」というものがある。

 

最初は短時間だけ外出して戻ってくるところから始め、徐々に時間を延ばしていき、慣れてきたら週末は自宅に帰って戻ってくる。まずは1泊2日から始め、慣れてきたら2泊3日に延ばしたりする。自分の最初の入院ではここでかなりの時間がかかった。病棟では元気なのに、外泊して戻ってきたらへとへとな状態が続いてなかなか退院できなかった。

 

どうやらこの病院では3ヶ月経ったら退院させられるらしい。この病院では、というより今は全体的にそういう方針なのかもしれない。自分も入院申し込みしてからベッドがあくまで1ヶ月近く待たされた。ベッド数は増えないのに患者はどんどん増えている、というのが現状なので仕方がないのだろうか。

 

とりあえずは入院後2週間は外出許可が下りないので、おとなしく療養に専念しよう。

昨夜の睡眠は少し改善した。追加眠剤のレンドルミンを途中で飲んで、かなり途切れ途切れだが7時間くらい眠れた。それでも眠りはかなり浅く、中途覚醒も10回以上あっただろうか。

朝イチで主治医が来てくれたので、そのことを告げたら取りあえずこの調子で続けることになった。

 

それはそうと致命的なへまをした。今日はガス代と生協の料金が引き落とされているはずなので、スマホからネットバンキングで確認をしようとしたら、いつもとは違う接続環境からのアクセスなので「秘密の質問」がを尋ねられた。何回入力してもエラーになる。間違ってるはずはないのだが、多分登録するときに間違ったのだろう。そして何回か間違えた後、アカウントがロックされた。その場合、サポートに電話しろとのこと。

サポートに電話すると、今度は自動音声で4桁の「電話暗証番号」を入力しろと。これもことごとく「暗証番号が違います」の連続。いつも使っている4桁は数種類あるが、ひととおり試したら、今度は「何回も間違えたからサービスを停止します。再度登録手続きが必要なので近くの支店に来い」とのこと。

はあ、面倒なことが増えた。ネットバンキングが使えないと不便な上に、手続きしてから再度使えるようになるまで何日もかかるのだろうか。2週間は外出許可は出ないのに。やれやれ。

朝9時からみんなでラジオ体操。前の病院では6時半からだったので、なんだか違和感。ラジオ体操てのは朝イチにするものなんでは?

その後は心電図検査と頭のCT、胸と腹のレントゲン。入院後の検査がひととおり終わった。そして昼までうとうと寝ていた。

 

昼食後には病院の周りを散歩してみた。桜がきれいに咲いていた。今年はもう桜をじっくり見れないかと思っていたので嬉しかった。スマホを持って行けばよかったな。写真を撮っておきたかった。なんか1日で元気になったような気がするぞ。

 

午後に主治医が病室に来たので、昨日の睡眠と今日の調子について話した。眠剤4種類で途切れ途切れの6時間睡眠。ちょっと難しい顔をして、薬をまた変えてみようか、でも週末に入るし、と悩んでるようだった。自分はこの調子でしばらく様子を見るものだとばかり思っていたのでちょっと驚いた。

しかし、眠剤は抗うつ剤のように効き目が現れるのに時間がかかる、といった類の薬ではない。薬がはまればスパッと眠れるはずなのだ。このように薬を細かくコントロールできるのも入院のメリットである。結局今のままで様子見となった。

今夜はもうちょっと眠れるといいな。

主治医はさっそく眠剤を入れ替えてきた。ハルシオンをベルソムラというベンゾジアゼピン系ではない薬に変更。この薬ははじめてだ。いつもよりかなり早い21時に就寝。果たして眠れるか?

 

少しだけ眠れた。しかしすぐに目が覚める。

23時半と1時半に追加眠剤を貰って飲み、なんとか3時くらいまでは寝ることができた。それでも10回以上は中途覚醒があった。

追加眠剤というのは要するに頓服であるが、出してもらえるか心配していた。外来だと去年の10月から2種類までしか処方できなくなった。入院だとどうなんだろう、と思っていたが、追加で処方できるようだ。ユーロジンとベルソムラ、それに追加のレンドルミンとアモバンを飲んでこの状態。それでも思っていたより出だしはいい。

少しずつ眠れるようになって、リズムを整えていくことができればいい。

無事入院した。2時間半しか眠れなかったのでふらふらだったが、横になっていたら落ち着いた。

病室は贅沢な広い個室。差額ベッド代などはない。

昼食はまさかの醤油ラーメン、餃子と杏仁豆腐。夕食はすき焼き風煮。うまかった。

しばらくのんびりしたいところだが、その「のんびり」ができるかどうか。とりあえずは夜眠れるようになりたい。医師はさっそく薬をいろいろ入れ替えてきた。細かく薬の調整ができるのも入院のメリットである。

さて、またしばらく横になるとするか。