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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

今日は7時45分起床。なんとか起きれた。6時半に目が覚めて、もうちょっとと思ってまた寝た。7時に目が覚めて、ごめんもうちょっとと誰かに謝りながらまた寝た。7時40分に目が覚めて、おおもう起きなければ、と思って起きようとしたがサナギのポーズで固まる。7時45分に目覚ましがなってピクっと体が動き、ようやく起きることができた。

今日は朝から作業所の体験2回目。今日の作業はまずおとといの続きでノベルティを作る。そのあとにその次の工程をやった。なかなか細かい作業である。相変わらず図画工作。なかなか神経を使う。作業をやっていると、納品に行ってきま~す、なんて声が聞こえて車が出て行った。ああ職場だなあなんて感じた。

ここの作業所は他の利用者の雰囲気もいいし、家からも近いし商店街も近くでお昼を買いに行くにも便利だ。来週はもう一ヶ所の作業所の体験に行くが、そこは家から遠くて途中から長い坂を上っていかないといけない。今の体調、今の季節ならいいが、少ししんどくなったら、暑い真夏になったら、土砂降りの日には、とか考え出すときりがないが、そっちはちゃんと通えるかちょっと心配。

ここでちょっと驚いたのは、トイレに入ると自動的に便座のふたが開くこと。世の中にそういう物があるということは知っていたが、お目にかかるのは初めてである。トイレに入ると同時にパカッと開くと、待ってましたというかいらっしゃいませというか。食虫植物のように取って食われそうだ。

今日のお昼ご飯。セブンイレブンの親子丼。作業所にはちゃんと電子レンジもあったので温められた。ちょっと予算オーバーだったな。カップめんを持ってきた人もいた。ポットにお湯もあるらしいから私もそれにしようかな。その方が安上がりだ。

弁当

スタッフの話を聞いてると、利用者は横浜市のほぼ全区から来ているという。ここは横浜市の中でも割と真ん中辺の区だけど、結構遠い区もあるぞ。私は徒歩だけど、遠くから来たら交通費と昼食代で工賃が吹っ飛ぶ、というかマイナスだろう。働けば働くほど損をする。何かの矛盾を感じる。作業所なんて横浜市にいっぱいあるだろうに、なぜここまで来ているんだろう。人気があるのか?

1日の作業が終わった後には勤務管理簿にみんなはんこを押している。ちょっと見せてもらったら、メンバーは全部で18人、そのうちコンスタントに来ている人は12人のようだ。けっこうみんな毎日通っているみたいだ。

作業所の後は少しだけ某福祉施設に顔を出した後、区役所に行ってPSWと面談。いろいろヒアリングをしたり福祉サービスの利用申請書を書いたりして、割とあっさり手続きは終わった。これで認定調査も終わり、正式に作業所が利用できるようになるらしい。まあ、来週はまだ体験である。体験の後にどちらに通うか決めて、勤務日もどうするか決めてから正式に利用開始となる。

区役所の後は福祉施設にまた戻り、今日が最終日となる担当職員と話をした。今回の体験では火曜、木曜と大丈夫だったので、週2日から始めようかなと言ったら、慎重に行ったほうがいいと言われて、やっぱり週1日からで様子を見ることにした。自分で思っているほど自分はまだ大丈夫ではない。体を慣らす期間が必要だろう。

その後はその職員を見送るべく花束贈呈、そしてみんなで写真撮影。もっと利用者が集まるかと思ったが、あまりいなかった。自分と妻が行ってよかった。枯れ木も山の賑わいである。

施設のそばにチューリップが咲いてたよ。春だなあ。こういう花弁が深い花は実は苦手なのだ。近づくと中から触手が伸びてきて体をぐるぐる巻きにされて、取って食われそうな気がする。

チューリップ

今日の動画。大塚愛「CHU-LIP」。

今日は7時15分起床。早い!目覚ましは7時45分にセットしておいたが、自然にこの時間に目が覚めた。今までは「もうちょっと寝る」と思って寝てしまうか、あるいは次の瞬間にもう眠りに落ちていることが多いのだが、今日は頭の中に「作業所作業所作業所」と浮かんで、すっと、とはいかなくともなんとかやっと起きれた。毎回これくらいの時間に起きれたらいいのだが。おかげで朝の時間を有効に使えた。

いよいよ今日は作業所の体験。9時40分からミーティング。「実習のはまーさんです」と紹介された。そして9時50分から作業。いろんなことをやっているみたいだが、私は某国際会議で配られるノベルティをせっせと作っていた。完璧に「内職」である。小学校の図画工作を思い出す。手先が不器用な私でもなんとかできた。単調な作業だが、やりながらどうやったらより正確に、より速く、より無駄がないように効率的にできるか考えながらやると楽しい。こういうものは私ももらったことがあるが、こんな所で作られていたのか。

11時になったら10分休憩。まだ1時間10分しか作業してないのに。そして50分作業したら、12時から13時までお昼休憩。昼食は、今日は近くのパン屋ともう一つの作業所で焼いたパンを出張販売する日なのだが、売りに行く前のパンを買って売上に貢献しろという圧力が、いやそんなことはなくて、とにかくそこでパンを買っている人が多かったので、私も菓子パンを2個買った。味は可もなく不可もなくなのだが、少し高かった。お昼ご飯としては物足りなかったので、あさってはコンビニで何か買って行こう。

パン

13時から作業再開。そして14時から10分休憩。1時間しか経ってないのに。これはやはり精神障害者は疲れやすいということを考慮してこうなってるんだろうな。さらに休憩の後になぜかラジオ体操。それも広島弁バージョン。なぜに?と思ったら、全国各地の方言バージョンのラジオ体操のCDがあって、それをランダムにかけてるとか。

15時に作業終了。ラジオ体操から45分しか経ってない。掃除があってみんなは日誌を書いて、ミーティング(スタッフからの連絡)があって終了。思ったほど疲れなかったのだ。フルタイムと言っても実質午前中2時間、午後2時間、休み休みの勤務である。朝頑張って起きれたら、半日ではなく1日いけそうだ。そういう話を職員と話していたら、「起きれたら来るでいいわよ。遅れてきたっていいし」と言われた。かなり融通が効くみたいだ。

明日は午後から防災センターというところに体験ツアーに行くらしい。ときどきそういうイベントもあるらしいが、なんとその時間分も工賃が出るとのこと(私は実習中なので無給。今はボランティア)。へーへーへー、てな感じだ。

あさっても引き続きまた同じ作業所で体験。そして来週の火曜、木曜はもう一つの作業所で体験。そこは家から遠いし、坂を延々と登っていかないといけないので通うのがきつい。しかし先週に見学したときの感想としては、そっちの方がおもしろそうなことをやっている。まあそっちでも実習してからどっちに通うかゆっくり考えよう。2ヶ所目は体力づくりになりそうだ。

あさっての体験の後には区役所でPSWとの面談があって、認定調査も合わせてやってしまうのでその翌日以降から作業所の利用が可能になる、と言われたのだが、そうすると来週の体験はどういう扱いになるの?と思ってその件を今日職員に相談してみた。あくまでも来週は体験として通い、どちらに通うか決めてから正式に利用の手続きをすることになるとのこと。

終わった後、利用している福祉施設に顔を出しだら、ちょうど担当職員ともう1人職員がいたので、今日の作業所体験の報告した。思ったほど疲れなかったので朝起きれたら一日でも大丈夫そうだとか、PSWとの面談の話をした。担当職員はあさってが最終日だ。16時から区役所でPSWと面談だが、福祉施設の業務時間の18時までに戻ってきて挨拶できるだろうか。

ようやくひとつ動き出した。工賃は発生したわけではないしやっていることは内職程度のことであるが、それでも働いたという実感がある。これから体調がますます良くなっていけばいいんだけどな。自分で体調と相談しながら負荷を調節していきたい。できるかな?

今日の動画は、お仕事体験をしたので、NHKで以前やっていた番組「仕事ハッケン伝」のテーマソング、高橋優「同じ空の下」。芸能人がいろんな会社の臨時社員として働く番組。あの番組好きだったなあ。又吉直樹の回が面白かった。ローソンの新商品のお弁当のキャッチフレーズを決めるのに、又吉が社員もびっくりするほどの良案というか奇抜な案を出して、上司に「300点」と褒められていた。あれは確か芥川賞を取る前だったから、その頃から才能は発揮していたんだな。動画はむさいおっさんのアップで見苦しいかもしれないが失礼。

今日は8時起床。やっと8時に起きれた。目覚ましは7時50分にセットしておいた。目が覚めてから起きるのに10分かかるなら、10分早くセットしておけばいいということに気がついた。それくらい早く気づけよ、と思う。でも10分で起きれなくてまた寝てしまうこともある。というかその方が多い。明日は作業所の体験だ。これからどうなるのやら。

また会社の夢を見た。2回も見た。どちらもおぼろげだが、1回目はもう会社を辞めたのにいつの間にか会社の中にいて、別のチームのあまりよく知らない先輩から「お前どうやって入ってきたんだ」と言われた。2回目は、お世話になった先輩の隣で仕事をしていて、何かを設定したのにちゃんと表示されなくて困っていた。すると私がいない間に先輩がサブシステム名をつけてくれた。私は「ありがとうございます。これが決まらないとジョブ名も決められないので」と話していた。実際にそういう仕事をしていたので、これはなかなかリアルである。

auからのメルマガが来た。定期的に来るが、いつもは自分には関係ないことばかりなので流し読み。しかしたまたまこんなお知らせが目についた。

10%増額キャンペーン
期間中、au WALLET ポイントをau WALLET 残高にチャージするとチャージ額10%増額

auのポイントは去年の機種変更のときに全部使ってから、毎月少しずつ貯まっていって2,054ポイントあった。100ポイント単位でチャージできるというので2,000ポイントチャージしたら、au WALLETの残高にちゃんと10%増しの2,200円分チャージされた。最近こういう電子マネーのキャンペーンとかの話ばっかりだな。au WALLETなんて全然使ってないのに、au Payが使えるように設定してしまった。スマホでコード支払いをするとau WALLETから払われる。また一つ決済方法が増えた。使うことあるのか?

宮部みゆき「長い長い殺人」読了。読み始めてすぐに目が点になった。なんせ主人公、ではなかった話者が「財布」なのだ。財布がその目(なんかあるのか?)で見たことを語り(何かにしまわれていることが多いから見えることは少ないが)、その耳(なんかあるのか?)でその持ち主やその話し相手の会話を聞き、物音で何をしているか想像し、考えたり推理したりする。財布どうしで話をすることもある。「財布が」である。そうやって章ごとに話者は別の人の財布に変わっていき、10人の、いや10個の擬人化された財布が物語を進める。おもしろい話を書くなあ。

今日の動画は、う~ん特にないからまたこの間借りたアルバムから一曲。ポルカドットスティングレイ「ICHIDAIJI」。みんなが乗っているのはなんだろう?バナナの皮で滑るというのは古典だなあ。

今日はメンタルクリニックへの通院。調子はまあまあで毎日外出できていること、先週3日間くらい日中に疲れを感じたことを話したあと、朝の調子の話をしようとしたら、「作業所の方はどうなってますか?」と聞かれた。まだ話の途中なのにぃぃぃぃ。

仕方がないので、先週の火曜日に2ヶ所の作業所を見学したこと、今週の火曜と木曜、来週の火曜と木曜にそれぞれに体験で行くこと、その合間に精神保健福祉士と面談すること、アポは取れてないが、連休が明けてから認定調査員がうちに来訪する予定で、通所はそれ以降になることなどをノーブレスで話した。

その後に、今は朝頑張って起きようとしてなんとか8時半には起きれているが、作業所に行こうと思ったら8時には起きないといけないのでまだちょっとしんどい、という話をやっとした。先にするつもりだったのだが。主治医は「まあ最初は半日くらいからがいいですかね」と言う。まあそうするつもりだったが、その次に「週3日くらいからですかね」と平気な顔をして言う。「はあぁぁぁぁ、慎重に行きますぅぅぅぅぅ」と答えておいた。半日とは言え、最初から週3日はきついだろう。自分の中では、まず週1日、半日から始めて、1ヶ月単位で負荷を増やしていこうと思っている。1ヶ月経ったところで、次はフルタイムで週1日にするか、半日で週2日にするかはその時に考えることにしている。

福祉施設で「家族心理教育」というのに妻と一緒に参加してみることにした、という件も話した。チラシを見せたら「福祉施設もいろいろ考えますね。いいんじゃないですか?」という。まあ「やめとけ」と言う医者はいないだろう。

帰宅してから少しして、区役所の精神保健福祉士(PSW)から電話がかかってきた。来週の金曜日に面談の予定だったが、その時間に先約が入っているのを忘れてダブルブッキングしてしまったので「リスケしてほしい」と言われた。「リスケ」なんて言葉、会社員時代を思い出す。そんな言葉通じない人も多いのではないかと思ったが、それはまあいいとして、その前日の木曜16時からになった。15時過ぎまで作業所の体験があるけど、16時に区役所はまあ間に合うだろう。

ただその日は利用している福祉施設でお世話になった職員の最終日なのだ。異動になってしまって今度は地活(地域活動支援センター)に行くらしい。最終日には私も顔を出そうと思っていたのだが、行けるかなあ。区役所から福祉施設までは歩いて15分くらい。福祉施設は一応18時までやっているから区役所を17時半に出たら挨拶くらいはできるかな。

しかし今日のPSWの話では、その日はヒアリングだけでなく簡易の認定調査も合わせてやってしまうようなことを言っていた。本当は連休明けにPSWとは別の認定調査員がうちに来訪して、80項目くらいのアンケート形式の聞き取りをして、生活状況などを確認して、という話だったのだが、「歩けますか」みたいな簡単な項目をすっ飛ばしてやってしまうとか。そうするとその日以降に作業所の利用が可能になるとのこと。その日は時間かかるかもなあ。まあいいや、前日の水曜日に顔を出して、木曜日は18時までに顔を出せたら出すことにしよう。なにやら急に忙しくなった。まあこのまま流されてみよう。

今日は7時過ぎに起床。早く起きれた。6時頃に目をさましたが、まだいいだろうと思ってまた寝た。7時前に目が覚めた時に、今度は起きてやる、と思って足の指を一生懸命動かした。手もグーパーを繰り返した。すっかり忘れていたが、体が動かないよ~というときでも末端は動く。特に足の指というのは金縛りの時に唯一動く部位であり、そこを一生懸命動かしていると金縛りが解けることが多い。そういうわけで、手足の末端を動かしているうちに少しずつ体が起きてきて、次に布団の中で肘の曲げ伸ばしなんかをやって、そしてなんとか起きた。この一連の動作を今まですっかり忘れていた。これからも朝はこの方法で起きるようにしてみよう。ダメな時はダメなのだが。

午前中は読書。朝早く起きると時間を有効に使える。そして羽田圭介「黒冷水」読了。おもしろい。おもしろすぎる。むむむ凄い。これを17歳が書いたとは思えない。最初の健全なる男子中高生におけるシモの事情なんかは、むむこいつオレに負けず劣らずマセガキだったな、とか呑気に思っていたが、読み進めるにつれてそんなレベルの話ではないとわかってくる。人間の心理描写がものすごい。高校生と中学生の兄弟のネチネチとした攻防戦が、両者の息遣いが聞こえてくるようでおもしろい。そしてさらに高度な心理戦になる。改めて書くが、これを17歳が書いたというのは凄いと思う。こういう小説を書くのに必要なのは、もちろん才能もあるだろうが、知識と想像力と、そして人生経験だと思う。知識と想像力は高校生でも獲得できる。しかし人生経験はまだ乏しいのではないか。彼がどういう人生を歩んできたかわからないが、この歳にしてこれだけの大人の世界を知っていて、色んなことを俯瞰して書けるというのはなぜだろう。ただ、ここに出てくる中高生はちょっと大人過ぎるような気がする。まあこれは他の小説を読んでてもよく思うことだけど。とにかくおもしろかった。

昼からは妻と商店街までお買い物。激安衣料品店、100円ショップ、スーパー、ドラッグストアとまわって二人で袋をたくさんとティッシュとトイレットペーパーを両手にぶら下げて帰還。スーパーとドラッグストアでLINE Payで払ったら、くじで1円と10円当たった。微々たるものだけど、ハズレがないのか?いやハズレたことはあったな。でも圧倒的に当たるほうが多い。

来週からいよいよ作業所の体験が始まる。持ち物はなんですか?と聞いたら「スリッパとコップ」と言われた。靴を脱いで上がるのだが、みんな自分のスリッパを置いている。見学の時は来客用のスリッパを貸してくれたが、それをずっと借りるわけにはいかないので、激安衣料品店で買ってきた。399円+税とわりと安かった。スリッパならうちにも来客用のものがあるが、それを持っていったら来客時に困る。お客様なんてめったに来ないけど。

スリッパ

そしてコップ。みんなで共用で飲めるお茶を沸かしているので、みんな自分のコップで飲んでいるらしい。コップならうちに掃いて捨てるほどあるが、陶器のコップを持っていくのがなんとなく嫌だったので、プラスチックのやつを100円ショップで買ってきた。

コップ

これで準備万端である。問題は、朝ちゃんと起きて行けるかである。行けるかなあ。行けなかったらどうしよう。

今日の動画。どうしようかな。陰湿な兄弟げんかの話を読んだから、東京事変「喧嘩上等」。