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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2011年5月19日

失業してから1年と2ヶ月足らず。
ようやく就職が決まった。

紆余曲折だらけであった。

私が新卒で就職した会社の新人研修で言われた言葉がある。

「これだけは誰にも負けない、というものを一つでいいから持て。これに関しては日本中で自分の右に出る者はいない、というものを」

私はエンジニアとしては凡庸だったが、たった一つ、非常にピンポイントではあるが、それこそ

「これに関しては、おそらく世界中の誰よりも詳しい」

というものを実は持っている。それに関するスキル、知識は誰にも負けないと自負している。

そして、中小企業ではあるが、そういうニッチなスキルを求めている会社を見つけ、応募してみた。病気のことはありのままに伝えて、である。

その結果、採用された。私の病気に関しても理解を示してくれて、特に午前中に調子が悪いことが多い、フルタイムは無理そう、ということにも配慮してくれて、月~金、15時~19時という変則的な勤務で働かせてもらえることになった。契約社員という雇用形態で、時給制である。

一日4時間と勤務時間は短いが、前のところより時給はよく、この給料と、私と妻の障害年金をあわせたら、何とか貯金を切り崩さずに生活していけそうである。あくまでもコンスタントに出勤できたら、であるが。

今日は契約手続きを済ませてきた。来週の月曜日から出勤である。また働ける喜びをかみしめるとともに、ちゃんと継続して勤務できるかどうか、不安も大きい。契約期間はとりあえず6月末まで。それまでの様子をみて契約の延長が決まる。最初の一ヶ月が勝負である。とは言え、無理は禁物。

ま、当たって砕けるしかないか。