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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2009年12月15日

Unixを使っていてときどき遭遇することがある。うちのIDSのフロントエンドで使っているTcl/Tkで作られたオープンソースのアプリなんかがそうなのだが、いつの間にかハングアップしているのだ。まあ、Unix(今回はFreeBSDだが)に限った話ではなく、某Micr●$●ft社のWind●wsというものは(以下自粛)

やっかいなのは、プロセスが落ちているわけではないのだ。psコマンドで見ると生きているように見えて、実は動いてないのだ。IDSからのWarningはフォールスポジティブを重視して割と緩くしてある。なので、それなりにWarningが上がるはずなのに、そういや最近さっぱり、と思ったらハングしていたり、そんなことがある。

rc.d/のスクリプトでの stop が聞かないので、 kill コマンドを実行しても、通常の SIGTEREM も受けつけない。しかがたないのでkill -9 (SIGKILL) で殺すのだが。

kill -9 pid

って、日本語に訳すと

「殺すぞ 強制的に お前を」

てなことになるような気がして、ちょっとこわい。

いや、ただそれだけ。

ついに最終手段に出てしまった。

禁断の、「断眠療法」をやった。

以前も何回かやって、成功してそれから調子を取り戻した時もあれば、よけいに調子を崩したこともある、危険でデインジャラスで限りなくアンタッチャブルなメソッドである。

うつ病の特徴として、朝が一番調子が悪く、それから徐々に調子が良くなっていって、夜は全く普通になるのに、一晩寝たらまたうつ状態、という「日内変動」というものがある。それなら朝まで起きていて、そのまま会社行けばいいじゃない、というのが「断眠療法」である。一応、うつ病の治療法の一つとして本にも書かれていたりはする。

できればこの手段は使いたくなかった。できるだけ規則正しい生活のリズムを保てば、と思って22時に寝るようにしてみたりもしたが、効果はなかった。そこで、思い切って一度自分の体のリズムを「わざと崩す」ことをやってみた。とても危険である。主治医には「やらないように」と言われているので内緒である。

ただし、通常の断眠療法とは違う。完徹はまず無理である。そもそも朝まで起きていることなんて、とてももうできない。その上、その徹夜した状態から1日が始まる、なんてもってのほかである。

しかし、今まで成功した時の経験から、自分なりのやり方を編み出してきた。まず、夜中の4時くらいまで頑張って起きている。そして目覚ましをセットして寝て、8時に起きて会社に行く。一晩寝たら鬱に陥っているのだが、4時間くらいの仮眠ではリセットされないのだ。行ってしんどければ帰ってくれば良い。

ところでしんどいと着替えるのも大変、というか着替えることもできなくなる。それで、私は昨日の夜に、もうそのまま会社に行けるという格好で4時までRPGをやって、そしてその格好のまま寝た。

8時に鳴った目覚ましは止めただけ。起きることができなかった。しかし10時過ぎに目がさめたときに「なんとか動ける」そう思ってそのまま鞄を持って外へでタクシーを拾った。

と言うわけで久々に出勤。久々に定例にも出席できた。ちょうどみんな手が空いていたので、私が作っているアプリのデモも午後からできた。仕様の面でいろいろ意見をもらったのでまた手直しが必要だが、「よくできている」「売れるんじゃない?」とお褒めの言葉をいただいた。「売れる」は言い過ぎだと思うが。一切サポートしなくていいんだったら売ってもいいんだけどね。

行ったら行ったでなんとかなったので、明日行けなくても最低限これだけは、ということをやって帰ってきたら19時。今日は早く寝よう。断眠療法の怖いところは、余波があとから来るところだ。慎重にならなければ。

これで明日から、遅くなってもいいから行けたらいいのだがなあ。