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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2007年9月

今日は8時半に起きた。7時、8時と目が覚めたが、休みだしゆっくり休もうと思ってたらその時間になった。

寒い。いきなり気温が下がった。この気温の変化に体がついていけるだろうか。先週の診察でも「体調を維持するのが難しい季節だから、気をつけてください」と主治医は言っていた。でも、「気をつける」って具体的にどう気をつけたらいいのだろうか。無理して動かない、着るものを調整する、それくらいしか思い浮かばない。

しかし、気をつけていても、やはりしんどくなってきた。9時頃もう一度布団に潜り込んで寝た。11時頃まで寝ていたが、ものすごい悪夢を見た。どんな夢かは目が覚めた直後は覚えていたものの、今では覚えていないが、とにかく久々にすごく怖かった感覚だけは覚えている。最近はあまり悪夢、というか夢は見なかったのに、精神的に不安定になっているのだろうか。

昼もものすごく体がだるい。だら〜っとしながら録画しておいたビデオを観たりして、その時は笑ったりして元気なのだが、終わったらまたしんどくなって、そしてまた寝てしまった。13時過ぎから16時20分くらいまで、今度は夢は見なかった。覚えてないだけかもしれないが。起きてからも体はだるい。

要注意である。3週間会社を休んで復帰してから、また3週間経っただけなのに、また調子を崩すと、今度は本当にやばい。しかし、状況は前に調子を崩したときに非常に似ている。土日に休んでも疲れが取れない。6週間前と同じである。明日が心配だ。

それにしても、最近は仕事でも無理をしてないのに、なんでだろうか。やはり季節的なものだろうか。ここをやり過ごせば、しばらくは安定してくれるのかなあ。

今日は土曜日。目覚ましをセットせずに寝たら、きっちり7時に普通に目覚めた。疲れてもなく、調子もよいように思った。しかし、9時頃にちょっと横になったら、あっというまに眠ってしまった。起きたら11時半くらい。やっぱり疲れは溜まっていたんだなあ。昼食を食べてからだらだら家で過ごしていたが、妻が買い物に行くというので、気分転換について行こうとした。

しかし、そのとき兄から電話が。ネット上でちょっといろいろトラブって、なんか相当頭にきているようで、訴えるかもしれない、とかあまり穏やかな話ではない。それで、私の友人に弁護士がいるのを知っているて、その人に相談できないか、あるいはその方面に詳しい人を紹介してもらえないか、ということだった。

まあ、話を通すのはいいのだが、それはそうとして、兄はよっぽど溜まっていただろう鬱憤をはらすがごとく、えんえんと愚痴をこぼし続ける。最初は弁護士に話を通すのに必要な情報なので聞いていたが、だんだんと、

「そんな細かいことをここで愚痴らんでくれ〜」

という状態に。途中で「あのな、」とか「ちょっと待って」とか私が口を挟んでも聞いていない。一方的に自分の言いたいことを吐き出しているようだった。愚痴はただ誰かに聞いてもらえば多少すっきりするのかもしれないが、愚痴を聞くのが好き、という人間が果たしてどれだけいるだろうか。少なくとも私は嫌いである。

あきらめて途中から相づちをうつのもやめて、電話をオンフックの状態にして流しっぱなしにしていた。20分くらいして喋り尽くしたのか、やっと話は終わった。私は応答しない。すっかり神経が参ってしまっていた。

それで、私は自分が愚痴を聞いてすっかり疲れたこと、途中で何度も話を止めようとしたが、兄が全然聞いてはいなかったこと、愚痴を聞くのが好きな人がどこにいると思うのか、そういうことを淡々と話した。兄は我に帰ったようで、すまんすまんと言って電話は終わった。でも、本当に私はそれですっかり疲れ果ててしまった。

まあ、とりあえず引きうけたから、大阪にいる高校からの友人で大学も同じだった弁護士に電話してみた。事情を話すと、自分はネットとかそういう方面は扱ったことはないが、知り合いの弁護士でそういうケースを扱ったことがある人がいるので紹介する、との返事をもらった。兄の連絡先を伝えて、直接コンタクトを取ってもらうことにした。話をするのも久しぶりだったので、しばらく四方山話に花が咲いた。

しかし、精神的な疲れは取れず、夜までぐったり寝てしまった。はあ、私は今大変で自分のことで精一杯なのに、兄もそれはわかっているはずなのに、何でかなあ。何で自分には関係ないことでこんなに疲れなければいけないのだ。ぶつぶつ。

今日はわりとさくさく仕事も進み、久しぶりにNさんと一緒にGメンもやった。ファイル交換ソフトは「使うなといってるだろーが!」というおふれを、もといアナウンスを出したので最近はめっきり減っていたのだが、今日の犯人は、また外国人であった。英語でもアナウンス出してるんだけどなあ。新しく入った人かもしれない。

それはそうと、そこの居室に行く途中Nさんから衝撃の告白。

私、来年の3月でやめるの。

えー!!!!

そ、それは困る。私はまだまだわからないことがいっぱいあるのだ。
技術的なことは、ここの会社(研究所)はかなり最先端のことをやっているので、いっぱい勉強しないといけないこともあって、今でもさっぱりわからんちんのことが多いのだが、それよりも何よりも、私がなくなって困るのは、彼女の頭の中に入っていることなのだ。

5年前にできたこの研究所、その立ち上げ時から彼女はここで働いてきた。ネットワーク関連のいろいろや、そして「ここの研究所ならではの事情」というもの、あそこの組織は「過去の経緯」でちょっと特殊な扱いになっていて、ここだけこうなっている。そういうものがいくつもある。

もちろんいろいろドキュメントはあるし、これからNさんも徐々に引き継ぐモードに入っていくだろう。今日は私が休み中に勉強していたCatalystのレクチャーをしてくれた。

しかし、そういう技術的なことは一人で勉強してわかるが、「過去の経緯」とか、「あそこの部署は」「あそこのチームは」「あそこの誰々は」という、この職場で経験を積み重ねないとわからないことがある。

そういうものまで引き継げるのだろうか。

まあ、NさんがいなくなってもYさんがいるし、組織というのは何とかなるものだ。しかしあと5ヶ月で、私は彼女からできるだけのことを学ばなければならない。

なんか、今日はその話を聞いてから、ちょっと元気がない。昼間には眠たくもなってきた。最近にしては珍しい。昨日のように「そんなの関係ねー」と唱えてみたところで効果はなし。ストレスではなく精神的なショックには聞かないようだ。そもそも「思い切り関係ある」のだから。

このショックで鬱モードに入らないかが今は心配だ。まあ、なるようになるさ。

今日はやっとNさんが出社してくれた。いろいろと聞きたいことがあったので助かった。NさんもYさんもいないうちにどんどん仕事が舞い込んできて、自分なりに進めていたのだが、判断に困るところがいくつかあったのだ。

しかし、Nさんも判断しかねる、という案件がいくつかあった。最終的にはリーダーであるYさんの判断になるというが、Yさんは明日までお休み。しかしユーザは急いでいて、10月頭にでもサービスインしたいという。

しかたがないので、お休み中のYさんの携帯に連絡し、判断を仰いだ。結局ユーザには「こういう条件ならOKだけど、現実的には無理だから実質NGです」と答えることになった。

同じようなケースで、別のユーザで困っている人がいた。それもYさんの判断にしたがうと、「NGです」ということになるのだが、向こうはそれでは非常に困る。困ると言われても、決まりは決まりですから守ってください、と立場上言わざるを得ない。

こういうのが私は苦手なのである。相手が困っているのがわかっていながら、でも立場上相手の困ることを要請しないといけないし、はっきりそれを伝えないといけない。自分が言われたら「そんなこと急に言われたって無茶だよ〜。全くお役所仕事なんだから」と思うに決まっているのに、だからそんなこと言いたくないのに、あくまでも仕事として立場上、言いたくないことを言わなければならない。

実は、そういうのが自分の中で一番のストレスになるのだ。しかし、そういうストレスを解消する方法を最近発見した。それは、頭の中で、できればエアー振り付けで、こうとなえるのだ。

「でもそんなの関係ねー、でもそんなの関係ねー、でもそんなの関係ねー、
 はいおっぱっぴー、ちんとんしゃんてんとん、ちんとんしゃんてんとん」

どこかで聞いたようなフレーズかも知れないが、それは置いておいて、最近はまっているこのフレーズをふと頭の中でそれを唱えたら、不思議と気が楽になったのだ。なぜだろう。自分なりに分析してみた。

まず「そんなの関係ねー」というフレーズ。このぶっきらぼうさがいい。自分の感情をいちいち仕事に持ち込んでいたら、自分の神経がもたない。仕事は仕事と割り切って、ユーザが困ろうがなんだろうが「そんなの関係ねー」と突き放す、それを自分に言い聞かせるのだ。

そして、そのフレーズを3回繰り返すのもポイントの1つ。オウム真理教が事件を起こしたときに、信者を洗脳するときに使ったというフレーズ

「修行するぞ修行するぞ修行するぞ」

これも短時間のうちに3回繰り返すことによって、潜在意識の中に滑り込ませる効果があったのではないかと推測している。それと同じことで、3回繰り返すことによって自分をより納得させているのではないか。

そしてその後のどうでもいいようなお祭りのようなフレーズ。これをとなえると、なんだか自分がストレスに感じていることがばかばかしくなって、本当にどうでもよくなってくるのだ。それで、「ま、いいや」という心境に落ち着く。

ばかばかしいと思っているものから学ぶこともあると感じる秋の夜であった。でも明日はまだ30℃の予報。でもそんなの関係ねー!

昨日は22時半頃就寝。寝つきはよかったと思う。夜中は何度か目が覚めた気がする。眠りが少し浅いのだろうか。しかし、朝は目覚ましが鳴るより前、6時20分頃に起きた。快調である。今日もちゃんと仕事ができそうだ。でも調子に乗りすぎないように気をつけなければ。