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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2004年5月30日

今日は比較的穏やかな1日だった。

昼過ぎから彼女とでかけ、横浜で前々回の入院で一緒だった女性とお茶をした。EA(Emotions Anonymous)という、感情面で悩みを持った人たちが集まる自助グループについての資料を渡してくれて、いろいろ説明してくれたのだ。自助グループとは、同じ悩みを持った人たちが集まり、自分の話をしたり人の話に耳を傾けたりして、「ああ自分だけじゃないんだ」と思ったりすることによって、一人で悩まずに肩の荷が下りていく、というか、う〜んうまく説明できないがそういうグループであり、完全に匿名である。出席者は自分の身分や名前を一切明かすことなく、その場に来て聞いて喋って解散、そういう集まりである。いろいろな自助グループがあり、おおもとはアルコール依存症の患者が集うAA(Alcholic Anonymous)が始まりであった。それから薬物依存やギャンブル依存などの自助グループができていって、AC(Adult Children。私もこのACであったが、もう回復したと自分で思っている)や今回紹介されたEAもできたのだ。みんな根っこは同じなのだ。アルコール依存症もその他の依存症も過食症や拒食症の摂食障害も鬱も全部根っこは同じなのだ。それから回復するのに自分一人では抱えるものが大きすぎる。それを軽くすることができるそうなのだ。

とりあえず渡された資料を持ち帰ってちょこっと読んでみた。体験談がいろいろ載っていたのだが、最初の1人の体験談を読んでぼろぼろ泣いてしまった。自分とは比較にならないほどこんな辛い体験をして、それでも前向きに生きている人がいるなんて。自分なんてまだまだ恵まれている方なんだ。いろいろな感情が一気にわき上がってきて思わず涙してしまった。だいぶ落ち着いたとはいえ、まだ少し躁気味なので、感情の起伏が激しいのだ。私もこの感情のぶれを小さくすることはできるだろうか。昔から喜怒哀楽が激しく情緒不安定だったので、そもそも生まれつきもっているものかもしれないのだが。