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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2001年10月

時計を見たのは3:30だったろうか。眠りは深かったのか浅かったのか、なんか何度も目を覚ましたような気がするが、あまり覚えてない。寝付きはまた悪く、1時間くらいはかかっている。夜明け頃に廊下を歩く人のスリッパがうるさいなあとか、洗面所で誰か話している、またうるさいなあとかぼんやり思った記憶がある。起床の放送が入ったときは眠っていた。「目覚めのヨーガ」をやって起きる。

これを書いていると看護婦が「脈を計りますよ」と言うので処置質へ行って計ると85だった。看護婦は「別に高くない」と言うが、自分としては起きたばかりで80を超えているというのはやはり高いように感じる。ジムに通ってた頃は、ストレッチをしてからさあエアロバイクを漕ぐぞ、という時点でそれくらいだったから。

メールチェックすると山岳会のKちゃんからメールが来ている。アトピーの友達がいるとか、10の2乗をパソコンで書くにはどうやればいいとか、いろいろメールのやり取りをしているので返事を書く。今回はまた話題が変わってうちの病院の食事の話になっている。

裏技を使って洗濯を早く済ませて干してから、8:10頃からいつものごとくオカリナを吹きに行く。今日は音楽堂で吹いたが、誰にも会わなかった。吹いているときはそれだけで心が癒やされているような気がして気持ちがいい。

病棟に戻ってきて作業棟に行く準備をし、ホールの畳のところでストレッチしていると、テレビで気になる話題を取り上げているので、ストレッチしながら見ていた。アトピー性皮膚炎が元でいじめられ、不登校を起こしてそのまま引きこもりになった少年の父親がその手記を本にして出版していたらしいが、その父親がその子供を殺して自分も自殺した、という事件があったそうだ。アトピー性皮膚炎への偏見、ひきこもり、その子供が親に言ったという「俺がこうなったのはお前たちのせいだ。土下座しろ」という自分の弟とそっくりの言葉、見ていてひとごとではない。うちの家族もまだ問題だらけで一向に解決に向かわない。その大きな原因は両親にあると思っているが、うちの両親はいまだに自覚もなければどうすればいいのかわかってないようだ。

作業棟へ行っていつもの通り基礎データを計る。やはり脈拍は100を超えている。Wさんが壊れていない方のマシンを使うだろうと思って、液晶表示が壊れている方のエアロバイクで体力テストを行い、終わった後にプリントしようとしたら、ボタンを押してもプリントされない。おかしいな、と思って作業療法士に聞いたら「多分エラーが出たんでしょう。エラーが出ると液晶にしか表示されなくて、プリントされないんですよ。エラーの原因も液晶に出るんですが、この機械だとそれがわからないんです」と言う。ありゃ、そうなのか。私が体力テストを終わるまでWさんは来なかったので正常なマシンでやればよかったが、後からそんなことを考えてもしかたがない。もう一回やる気もないので、まあアップのつもりでやったことにしよう。一日くらいデータがとれなくてもいいや。

その後はいつもの通り30分を2セット。インターバルは10分で、腹筋を挟む。今日は漕ぎながら呼吸に注意してみた。声楽をやるときのように、鼻から背中に息を入れて、斜腹筋で吐き出す。それをやっているうちに、胴まわり全体に意識が移ってきた。この辺りを意識しながら漕ぐと、体脂肪の燃え方も変わってくるだろうか。消費カロリーは一回目は前回と全く同じ数値が出た。

インターバルの間に、Nさんが「体脂肪測定器の使い方を教えてください」と言うので、教えてあげて彼が計ったら36.7%。「うわ~、太り過ぎですね~」自分で笑っていた。その後I君も計りたいというので同じように教えてあげて計ったら7.0%。それは痩せすぎだろう。これはちょっとやばいんじゃないか?I君は最初は対人恐怖症で入ってきてほとんど姿を見せなかったが、最近はよくホールに出てきて他の人とも交流しているし、作業療法にも来るようになった。が、どうも摂食障害が出てきてしまい、つい最近まで拒食モードに入っていた。最近ではおかゆ食でなんとか全部食べられるようになったという。何か一つの心の病が回復すると思ったら、今度は別の形で現れるという人は多い。心の病は複雑なものだ。

午後から入浴を挟んでずっと日経オープンシステムを読み続ける。まだまだバックナンバーが溜まっている。6月号の特集記事「Linuxを基幹系に使えるか」や「検証&調査 11Mbps無線LANの威力」「活用と選択 負荷分散装置」など、とてもおもしろかった。やっぱり日経オープンシステムが読んでいて一番おもしろい。自分の興味の対象に一番マッチする。

16:00からいつものリラックス体操&自律訓練法。自己催眠状態になったところでいろんな自己暗示をかけているが、効果はあるのだろうか。

日経オープンシステムの6月号を読み終えた。木曜日に皮膚科に行ったときにデイパックに入れていた日経コンピュータが出てきた。読みかけの記事があったので、今度はそっちを読む。連絡会まで読んだ後、その後はずっと卓球をしたり喫煙所で歓談したりして、そのうち20:00になった。今日はそこそこ肉体的にも疲労したし、よく眠れるかな?これを書いてる今はまだ体が火照ってるが、冷めたらスウェットを着て就寝準備をし、また日経コンピュータの続きを読むことにする。

起床の放送で起こされた。それまでぐっすり、かどうかはよくわからないがちゃんと寝ていた。夜中もあまり目が覚めなかったような気がする。が、寝付きはまたまた悪かった。なぜだろう。今まで聴いていたCDを1枚まるごと聞き終わっても寝付けない日が続く。寝付くまでに1時間以上かかっている。

布団の中で「目覚めのヨーガ」をもぞもぞとやり起きて洗面する。顔を洗うとかなりすっきりしてきた。

メールチェックすると26通も来ている。山岳会のMLが9通、その運営委員のMLが7通。内容はいろいろで、山行報告、岩トレ報告や運営会の議題や日程についてなど様々だ。OB合唱団のMLでは会計に関する議論、というか収支をB/SやP/Lで作る試みをやっている。

今日は皮膚科通院の日だ。8:00くらいに出るので、朝食後のコーヒーはインスタントで済ませ、7:30にオカリナを吹きに行く。今日は山の中まで入らずにグランドで吹いた。散歩中のSさんが通りかかって拍手をしてくれた。その後も散歩に行くUさんが通り過ぎていった。いつものレパの後、適当に即興で吹いた。どうも「竹田の子守歌」のヒネリの部分が納得行くように吹けない。毎回即興でやってるが、今日はいまいちだ。

病棟に戻って、すぐに外出する。バスを待ってると、この病院が終点かつ始発のバスが来て、降りてくる人を見るとさっき散歩に行ったUさんが降りてきた。「あれ?」と私が言うと、「散歩の途中で疲れたからバスで帰ってきた」おいおい、バスで帰ってくるのはいいけど、そんな院外の遠くまで散歩に行ってるのか?

今日は薬だけですぐに終わった。バスの発車まで時間があるのでぶらぶらしていたら、駅前の本屋が開店準備をしているので覗いてみた。この地域の地図が売っていたので買った。ウォーキングなどもやりたいな、と思っているので周辺の地図がほしかったのだ。

病院に帰ってきたらちょうど9:30。体育館レクかと思いきや、今日は病棟内で卓球大会をするという。その準備中だった。11月の病院全体の卓球大会のメンバー選出も兼ねて、ということらしい。どうせなら体育館でやりたいところだが、スタッフの手が足りないので病棟内でやるそうだ。今は9:45だが、まだ始まっていない。みんな寝ている。

メンバーが8人そろって卓球大会が始まった。トーナメント式で、くじで組み合わせを決めたのだが、いきなり初回で卓球経験者のS君とあたってしまった。もう少しレベルを考えて組み合わせを決めればいいのに、と思ったがまあいいや。いつも11点マッチでやってるが、今日は21点マッチでやるとのこと。S君と試合すると勝つことが多いのだが、今日はいきなり負けてしまった。トーナメントなのでいきなり負けると後は見てるだけ。結局I看護士が優勝した。

昼前から日経オープンシステムのバックナンバーを読み出す。4月号から読んでいるが、「さわって学ぶXML入門」の記事がおもしろかった。ちょうど第1回目で、XMLは漠然としか知らなかったのが、割と「こういうものなのか」と改めて知識の再整理に役立った。

ホールに行って一服すると、NHKで宋次郎が出演してオカリナを吹いていた。私のより1まわりか2まわりほど大きなやつで、木製だった。こうやって聴くとやはりいい音だな。

15:00になったのでシャワーを浴びにホールへ行き、鍵を開けてもらおうと思ったらナース室に看護婦がいない。辺りを見回しても見あたらない。病室にもいない。女性の病室も見てきてもらったがいない。待ったあげく、5分以上たってからやっとI看護士が現れた。多分今日は誰かが休みで人が少ないのだろうが、「看護婦が一人もいない」という状態はまずいのではないだろうか。私は別に急ぐ用事でなかったからいいようなもの、もし何か緊急事態が起きたらどうするのだろう。「医療現場」において「5分」の空白は、私の感覚としては「長い」と感じる。

シャワーを浴びて体を洗って出ると、退院したSさんとHさんが来ていた。外来で来たついでに寄ったらしい。Sさんと久々にいろいろ話をした。Sさんは薬や病気について、かなりはっきりとした自分なりの考えを持っていて「受動的な患者」ではなく、その点は私と共通しているので、そういう話題でいろいろ話がはずんだ。Sさん曰く、「身体障害、知的障害、精神障害と3つの障害のタイプがあるんだけど、まだ横並びでなくて、精神障害だけいろいろと遅れてるんだよね」なるほど、そういうカテゴリ分類があるのか。社会の理解、法整備、障害者への支援等まだまだのようだが、少しずつは進んでいるという。

夕食後、改めて自分が飲んでいる薬を「医者からもらった薬がわかる本」で調べてみた。一つだけ中枢神経全体に作用するバルビツール系の眠剤があった。ちと怖い。アトピーの薬も含めて一日に飲んでいる薬の値段を計算すると500円を超えていた。2割負担なので一日100円というところか。やっている途中に看護婦のSさんが来て「無理しないようにしてね」と言う。どうも私はそういう面でマークされているらしい。

日経オープンシステムのXMLの連載記事を読み終えた。他にはめぼしい連載はないので、バックナンバーから適当に記事を読み漁ってはどんどん捨てて行こう。ホールへ行って一服して新聞を読んでいるうちに20:00を過ぎた。そろそろ着替えて就寝準備をしよう。明日はもう金曜日だ。早い早い。

また昨日も寝付きは悪かった。寝付けなくて時計を見ると22:00だった記憶がある。なんで寝付きが悪くなってしまったのかな。夜中はけっこうよく眠ったと思うが、何回か半分目を覚まして、また布団が1枚はがれてるな、と思って直したりした。5:30頃に目が覚めて、うつらうつらの状態だったが、伸びをして起きると6:00ちょっと前だった。

洗面をすませて着替えていると「脈を計りますので後で来てください」と言う。着替え終わってから計りに行くと、脈拍は80くらいだった。おんや~、朝一番は低いのか。それから上がっていくのかなあ。看護婦は「気にしない方がいいと思いますよ」と言う。「運動とか少し体を動かすと、上がったりするのは当たり前だから」いや、当たり前だけど、エアロバイクにまたがってしばらくじっとしてても下がらないし、昼間に自分で計っても100を超えてるんだけどなあ。なんか納得いかない。そういやジムに通ってた頃は、ストレッチしてエアロバイクやろうとしたときでも78とか80台とかだったけど、起きたばかりで80というのはやはり自分としては高い。

朝食後、昨日珍しくアルコール科の開放病棟から移ってきた患者からいろいろと話を聞く。アルコール科はいろいろとプログラムがあってスケジュールがびっしり埋まっていて忙しいらしい。その代わり夜は22:00まで起きていてもよかったり、入浴日以外でもシャワーは時間内なら自由に浴びてもいいなど、プログラムの時間外での行動は自由度がここよりも高いようだ。病棟内に患者で構成する自治会や班があって、ミーティングなどを毎日やっているらしい。精神科とはかなり様子が違って「脱アルコール」のために厳しく自己管理ができるようになるための訓練、という感じがする。「半分刑務所ですけど」彼はそう言ったが、聞いていると確かにそれに近いものがある。

さっさとシーツ交換を済ませ、オカリナを吹きに行く。今日は誰にも会わなかった。いつものレパの他、30分くらい自分の好き勝手に吹いたりビートルズのナンバーなんかを吹いた。

病棟に戻ってくる。どうもまた風邪っぽい。咳が出てきたし、鼻もつまってる。やばいなあ。病棟でも風邪がはやってるので、うつったのだろうか。風邪ひいてばっかりだと嫌だなあ。

看護婦のSさんが来て、昨日I看護士に言われた「今日10:00の件」をもう一度伝えに来た。どうやらカウンセリングでなくて、心理テストらしい。何をやるのかちょっとどきどきわくわくだ。

「環境整備」で雑巾掛け。うっかり窓のサンに手を出してしまったのが運の尽き、またまたやり出すと止まらない。うわ~ん、いくらやっても細かいところが気になるよう。婦長さんが来て「やり出すと止まらないんですよ」そう言うと「じゃあ、私がやめてって言うことにするから、やめていいですよ」そう言われてやっとやめられた。自分ではやめられない、というのは依存症になりやすい性格を如実に現しているのだろう。

10:00から心理検査、ということで指定されたいつものカウンセリングの場所に行ってみると、いつものカウンセラーでなく女性の心理士が現れ、ロールシャッハテストをやった。なんと3時間半もかかった。10枚のカードがあるのだが、それを見て「何に見えるか」と言うのを自由に言っていく。1枚のカードにつき10個くらいは答えただろうか。10枚全部答え終わった時点で11:10。

これで終わりかと思いきや、「では最初に戻って、なぜそう見えたのかを説明してください」と言う。うっひゃ~、覚えてるかな。というわけで一つ一つ説明していく。ほとんど覚えていたが、2つか3つ「何でそう見えたんだっけ?」と思い出せないものもあった。かなり細かく「どの部分がそう見えましたか」「なぜそう思ったのですか」というのを突っ込んで聞いてくるので、私も自分の思考プロセスを思い出しながら、どの部分がどう見えて、その結果こういうイメージを持ち、その次にここの部分がこう見えたので、全体としてこのようなイメージを持った、ということをできるだけ細かく説明していく。覚えている限りの思考のプロセスは説明した。最後まで説明したら、13:20だった。

それでやっと終わり、かと思ったら「次は自分の一番好きなカードを選んでください」と言う。その後は一番嫌いなカード、そして自分のイメージに合っていると思うカード、自分の母親のイメージのカード、父親のイメージのカードを選ばされた。全部理由を説明させられた。それが終わったら13:30だった。病棟に戻ってやっとメシにありつけた。普通は1時間しか食事はとって置いてもらえないが、心理検査を受けに行っていることは看護婦は知っているので、ちゃんととって置いてくれた。

昼食の後、入浴を挟んで日経コンピュータを読み、16:00からはリラックス体操と自律訓練法を行う。外泊中はやらなかったし、昨日は16:00からHさんと歌を歌いにいってやらなかったので、少し久しぶりだ。やると本当にリラックスして気持ちがいい。自律訓練法で休めた後、脈を計ってみる。84だった。うむ、異常ではないが自律訓練法をやった後にしてはやはり速いような気がする。

日経コンピュータを読み続ける。一冊読み終えて、バックログ、ではなかったバックナンバーを取り出して読む。小さな記事に目を通したところで、交代した看護婦が「お変わりありませんか」とまわってきた。隣のベッドのSさんがいきなり「看護婦さんはどうやってストレス発散しているんですか?」と尋ねる。その看護婦は「私の場合はね~、思い切り大きな音でエレクトーンを弾くことかな」なんて言っていた。なんか趣味を持つことは大事なのだろう。「いい意味でのめり込めるものがあるといいのかもね」その看護婦は言っていた。後からSさんに「なんで看護婦にストレス解消法を聞いたんですか?」と尋ねると、「いや、自分の担当看護婦だから」とのこと。私も自分の担当看護士に今度聞いてみようかな。看護婦もストレスのたまる職業だろう。三交代で時間も不規則だし、自律神経失調症になったりしないのだろうか。Wさんは以前看護婦でうつ病になってやめた人を知っているらしい。

Wさんは睡眠障害もすっかりよくなってもう退院のめどが立っているという話だ。Sさんが「退院の予定は決まったんですか?」と聞くと、Wさんは「いろいろあって女房と別居することになったので、今から家を探すんです。家が決まったら退院かな」と言っていた。Sさんは「悪いこと聞いちゃったなあ」と言って「自分も心配になってきた。よけい鬱になりそうだ」と言っている。独り身の私はそういう心配はないが、やはり所帯を持っているとそういう心配はどうしてもあるのかもしれない。実際に入院患者で離婚した人はものすごく多い。病気に対する理解がどうしても相手に足りないのか、理解はしてもやはりそうせざるを得ない選択をせまられる何かがあるのか。配偶者に「健康」を望むのは当然かもしれないが、病気だから別れる、と言うのは同じ病気を持つ人間としては聞いていてとてもせつない。

連絡会の後、昨日アルコール病棟から移ってきたQさんから魚のさばき方の話などを聞く。元は魚屋だったらしい。が、今は入れ墨を入れてなにやらどうも怪しい。

メールチェックすると、退院したKさんからメールが来ている。朝にも来ていて「今日、会社で面談して復職する日を決めます」とあったのだが、その結果「11/1から復職が決まりました」とある。「無理しないように用心してください」と返事を出した。

日経コンピュータ10/8号の特集記事「構造改革、待ったなし!」を読み始めた。読み始めた一番最初の「総論」のリードにいきなり「真面目なエンジニアほどうつ病など心の病に陥る」と書いてあって、お~いおいおい、と思った。やはりこの業界はそういう傾向があるのか。う~ん、深刻な問題だ。今から記事を読むところだが「構造改革」によって、そういう風に心の病にかかる人が少なくなるのだろうか。

読んでいるうちに20:00を過ぎた。便通の回数だけ記録してタバコを一服吸ってから病室に戻ってきた。ぼちぼち就寝準備をして、寝るまでまた続きを読もう。

なんだか最近寝付きが前よりも悪くなっているような気がする。昨日も1時間弱のCDを聴きながら眠りにつこうと思っていたのだが、寝付けないままCD1枚聴き終わってしまった。その後眠れたようだが、何時頃寝付いたのかはわからない。夜中はけっこうよく眠れて、一度布団がまた1枚横へ追いやられているのを直した記憶があるが、それ以外はずっと眠っていた。6:00ちょっと前にざわざわした気配で目を覚まし、うつらうつらの状態に起床の放送が入る。もっと寝ていたい、という気もしたが、少したってから伸びをしてから起きた。

朝食後、8:00過ぎにオカリナを吹きに音楽堂へ行くと、この間散歩道で会ったHさんに出会った。「お会いできるのを楽しみにしてたんですよ」そう彼女は言ってくれた。私がオカリナを何曲か吹いた後、彼女が持っている賛美歌集から一曲一緒に歌った。最初は私はベースを歌ったけど、その次はアルトを歌った。3度のハモリも楽しい。

その後、そこは虫が多いので、というので見晴らしのいい丘へ行って、また一緒に賛美歌を歌った。彼女は敬虔なクリスチャンらしい。一緒に歌ってくれる人が現れて、本当にうれしそうだ。「また一緒に歌いたいんですけど、お時間ありますか?」彼女がそう言うので、二人の予定を調整して16:00にまた会う約束をした。一緒に歌う友達ができて私も嬉しいが「ただでさえ他の患者と関わり合いにならない方がいいといわれているのに、他の病棟の人とまで関わり合いになっていいものだろうか」そういう懸念が頭をよぎる。

病棟に戻り、散歩前に洗濯機に放り込んでおいた洗濯物をあわてて干しに行く。その時点で9:10だったので、ストレッチは省略し、さっさと用意をして作業棟に行く。

作業棟でいつもの通り体力テストをし、一般トレーニングをする。テスト結果もトレーニング結果も悪くない。30分の消費カロリーはまた最高記録をマークした。最近は調子がいい。そう言えば今日は火曜日で、午前中に内科医が来るというのをやってる途中に思い出した。早めに切り上げて病棟に戻ろうと思い、今日は1セットですませる。

病棟に戻ると、ちょうど内科医が来ていて、別の患者が診察を受けていた。看護婦が私を見て、「ちょうど内科の先生が来ているので、ちょっと待っててください」と言うので、その間に汗を拭いて着替える。少し待って内科の医師と面接する。若手の女性の医師だ。ここしばらく脈拍がいつ計っても100を超えていることを話した。いつからかわからないが、作業療法を始めてエアロバイクで脈拍を計りだしてから気がついたこと、自分では動悸などの自覚症状はないこと、以前スポーツジムに通っていたときは平常時心拍数は80代だったこと、主治医や薬剤師も聞いてみたが薬の副作用の可能性は低いと言われたことなども話した。内科医によると、甲状腺ホルモンの病気でそういう症状が現れることがあるそうで、その検査をすることになった。検査と言っても血液検査なので、毎月やっているかと思いきや、そのデータに関しては入院時にしか取ってないらしい。入院時の検査データでは異常が見られなかったそうだ。次の血液検査のときにそのデータも一緒に取ることになった。

内科医との面接はナース室の奥の机でやったのだが、終わって帰ろうとしたときに、入り口の上にテレビがあって、保護室の様子が映し出されているのをみてびっくりした。入り口の真上なので外からは死角でなかなか気がつかないが、ナース室の中にいると保護室の中の様子が手に取るように見えるようになっている。なるほど、そこまで監視しているわけなのか。ここまで来たらプライバシーもへったくれもないが、そういう病院なのでしかたがないのだろう。

昼食後、外来の会計まで9月分の入院費を払いに行く。昼過ぎで外来の患者がいっぱいいて、どうもピークだったようだ。外来の患者優先のようで少し待たされた。聞けば窓口は16:30まで開いてるらしいので、次はすいている時間帯を狙っていこう。

その後は会計の帰りに売店で買ってきた週刊アスキーをざっと読んだ後、昨日から読みかけていた日経バイト9月号を読む。ブロードバンドの記事は途中で飽きてしまって、次の特集2「WORLD PC EXPO 2001 セキュリティ・スタジアム2001」を読む。WORLD PC EXPOにおいて、「セキュリティ・スタジアム」というのが繰り広げられたそうで、そのレポートなのだがとてもおもしろかった。

その後は連載記事をちょこちょこ読んだあと、15:00のシャワーの後に主治医と面談した。まず、はじめて2泊の外泊をしてさらに「試験を受ける」というストレスがかかるイベントを終えて、予想していたよりも調子を崩さなかったことを話し、今週末に歌の練習があるので、通常の生活におけるレベルの外泊をもう一度試してみたい、という言うと、ぜひ試してみてください、と言われた。それから朝起きるのがつらくて朝食の時間まで起きることができなかったことがあり、朝ぼ~っとしている、眠剤が残っているのではないか、という件も改めて話したが、薬はそのままにしてまだ様子を見ましょう、ということになった。確かに薬が残っているとすると、長期持続型のダルメートの薬効だろうが、カプセルで1錠だけ出ているこの薬をいきなり抜くというのは少し危険だろう。8時9時になってもどうしても起きられない、というわけでなく、普段はなんとか6時に起きることができているので、まあもう少し様子を見た方が良さそうだ、ということだ。

16:00の服薬のとき、I看護士からメモを渡された。カウンセラーからの伝言で、明日の10:00に来てくれと言う。毎週月曜日の15:00からで、昨日「では一週間後に」と話したばかりなのだが、なんだろう。急にキャンセルで空きができたから、その枠を私に割り当ててくれたのだろうか。確かに昨日は「私とその家族の話に聞く」予定が「家族の」だけで終わってしまったから。

服薬の後、朝に約束した通りHさんと会う。山の中の丘の上へ行って一緒に賛美歌を歌った。彼女は元アルトだということで、ソプラノを歌うと少し上の方が苦しそうだ。今まで一人で歌っていたので、歌いやすいキーで歌っていたのだろうが、私がピッチパイプを持っていって正しい音から歌い出すと、どうしても途中でピッチが下がってしまうようだった。私はベースを歌ったりアルトを歌ったりテノールまで歌ったり、同じ曲でもいろいろなパートであわせてみた。4人いればいいのに、と2人で話した。

何回か歌った後、お互いのことをいろいろ話した。彼女は私より5つ年下だが、私よりかなり年上の旦那がいるらしい。それを聞いて「私もまだ若い娘を狙うチャンスはあるかな?」なんて話すと、「じゅうぶんありますよ~」と言ってくれた。恋愛はどうなんですか、なんてそういう話になったりした。女の子も含めて友達は多いんだけどね~、なかなかうまくいかないんですよ。そういう話をしたりしてるうちに時間はあっという間に過ぎ、病棟へ戻った。

病棟への入り口で洗濯物を取り込んできたIさんとすれ違い「あ、俺も洗濯物干してたんだ」そう言ってあわてて彼女に別れを告げて取り込んできた。取り込んできたところで彼女は待っててくれて「湿っちゃってるんじゃないですか?」と聞いてきた。「うん、少し湿ってる」と言うと、「もっと日が照ってるときに取り込んだ方がいいんですよ」と教えてくれた。そうなんだ、家では乾燥機ばかり使っているもので、そういうことはちっとも知らなかった。今日なんかすごくいい天気だったから、お昼のうちに取り込んでおけばよかった。病棟に戻ってから30分だけ乾燥機で回した。

夕食後は連絡会まで日経バイトの記事を読んで、あらかた読み終わったので取っておきたい記事だけスクラップし、本体は捨てた。続いて日経コンピュータの最新号を読む。ところでなんだか鼻がぐずついてきた。咳も出てきたけど、また風邪か?やだなぁ。用心しなきゃ。

連絡会の後はずっと卓球をした。風邪っぽいのだが、汗をかいた方がいいかもなんて勝手に考えてやってしまった。明日になって風邪をひいてなければいいのだが。20:00になって卓球を終了し、パウダーシートで汗を拭き取る。それで今これを書いているが、まだ体が火照っている。体がクールダウンしてきたらスウェットを着て寝る準備をしようっと。

けっこうよく眠れた。夜中目が覚めることもなかった。だが、寝起きは悪かった。目が覚めると、7:30だったろうか。「けっこう寝たな」そう思いつつ、また寝てしまった。ゴミ回収車の音が聞こえてきた。しまった、またゴミを出しそこねた。そうやって朝起きれずに出し損ねたゴミの袋が2つもある。次の外泊のときには出せればいいが。そう思いつつまた寝てしまった。また強迫観念にかられた夢を見た。起きないといけないけど、えいやっと起きたと思ったら周りの景色が動かない。あれ、おかしいな、起きろ、起きろ、そう思っても目が覚めない。

結局9:30過ぎに起きて、買っておいた菓子パンを食べ、メールチェックなんぞやりつつ、この日記を書いている。いかん、また寝たくなってきた。いつものパターンだ。ここで寝てしまうと、そのまま鬱に入ってしまうのだ。なんとかふんばらねば。そうだ今日は会社に顔を出すのだ。メールサーバにたまっているであろうメールを吐き出させたいし、医療費の領収書も一部会社に置いてあるような記憶があるので取ってきたい。なんとかふんばらねば。

会社に行ってメールを受信する。200数十件あった。3ヶ月弱にしては少ないが、業務上のメールがなく、全社員同報や部門、部室同報などの連絡や通達などだからだろう。セキュリティ関連で、IEをVer5.5にアップデートしてくださいというメールがあったのでVerUpする。

同じ部室で本部長の秘書をやっている女性と昼食に行く。いろいろ最近の会社の状況など、話をする。うちの部室に新しく一人異動になってきた人がいるらしいが、まだ着任していないらしい。私が「まだまだかかりそうです」と上司に連絡したため、その補充のために異動になったのであろうか。昨日の試験の話などもした。久々に会社の近くのお気に入りのお店でおいしいパスタとパンをいただき、彼女と別れる。

あらかじめインターネットで調べておいた時間どおりに電車に乗り、一回乗り換えてまた電車に乗る。運良く座れたのでこれを今書いている。実はけっこう疲れている、というのが今になってじわじわわかってきた。やはり今朝鬱に入りそうだったのが影響しているのか、調子がいいとは言えないようだ。だが、予想していたほどではない。外泊する前は、試験で疲れ果てて次の日はもっと調子が悪くなることを予想していたのだが、だんだん慣れてきつつある、というところか。しかし、毎日仕事をする、というレベルにはまだまだほど遠い。

帰ってきて一服してから、すぐにカウンセリングに行く。今回は私や家族のことについてカウンセラーの方からいろいろ聞きます、ということだったが、家族の話だけで終わってしまった。「大変な家族ですねぇ」カウンセラーに言われてしまった。自分の家族、それも祖母にいたるまでいろいろ根ほり葉ほり聞かれて、それに一つ一つ答えて言ったり、抱えている問題点を話したりしたのだが、それにしてもこんなに問題だらけの家族も珍しいのではないか。

帰ってきてからゆっくりお風呂に入らせてもらい、部屋の人と話をしたりしているうちに夕食になった。夕食後、タバコを吸ってると、今頃ぐわ~っと疲れが出てきたような気がした。ゆっくり休もう。

夜は送られてきたばかりの日経バイト9月号の特集1「ブロードバンドのへき地をなくす」を途中まで読んだ。ADSLにしろFTTHにしろ、都心部や県庁所在地などはいいが、それ以外の地域への導入はなかなか困難なようだ。集合住宅、特にマンションにおける新しい線の引き込みについての記事はおもしろかった。「最後の関門は住民総会」とあるが、マンションの場合、住民の4分の3が賛成しなければ新しい線を引けないらしい。いろいろ工事が入るからで、住民の「共有物」である建物に新たに工事を入れるということは、その費用を管理費などから捻出する必要があり、インターネットを利用しない人にとってはちっともメリットがない。既設のマンションの住人で「インターネットを利用している」人が4分の3もいないのがほとんど、というのが現在の状況らしい。

19:30から、閉鎖病棟から戻ってきたS君と卓球をした。少し疲れていたが、神経の疲れとバランスを取るには適度に運動をした方がいい。少し汗をかいてきもちよかった。

20:00で卓球は終わり。私は着替えて日記を書いている。この後洗面をしてから、また記事の続きでも読もう。