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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日は高校時代の友人と夜遅くまで梅田で飲んで(私は飲んでないが)、終電に走って間に合った、ということをやってしまった。日々無理をしないように心がけているのに、久しぶりだからつい、というのでやってしまった。下手したら今日体が動かないところだった。幸い寝て起きたら疲れは取れていたが、この辺はまだまだ自分でコントロールする必要がありそうだ。

そして今日は大学時代の友人と、またまた梅田でお食事会。今日は昼からなので、夕方には解散となって夜に家に帰ってきた。昨日といい今日といい、久しぶりの友人に会えて話ができて嬉しかった。

しかし、実家に帰ってきてずっと違和感を感じる。自分がこの場所にいる、ということが不思議でしかたがない。もうここは自分の居場所ではないのだ。自分の家は横浜にある。私は高校時代に戻って高校時代の友人と会い、大学時代に戻って大学時代の友人と会い、自分が生まれ育った場所に戻ってきて郷愁を感じるという時間旅行に来ているのだ。しかしそれはあくまでも旅行であり、非日常なできことである。自分の日常生活を切り取って、過去から切り取ってきたピースをはめこんだ時空間。今はその真っ只中にいる。

それも明日、弟の結婚式が終わって横浜に戻れば終了する。私はまた現実世界に戻るのだ。横浜での彼女との生活をエンジョイしつつ、どうやって病気と付き合っていき、どうやって会社に戻ればいいかを悩む日々がまた始まるのだ。

今日は昼前に家を出て、彼女を新大阪駅へ送っていった。木金と仕事が休みで、土曜日がどうしても休めないので今日横浜に戻るのだ。彼女が大阪に来て見てみたい聞いてみたいと思っていたものが3つあって、それらは「ネイティブな関西弁を聞く」「エスカレータが関東と逆で、右側に立って左側を空ける」「ど派手なファッションのおばちゃんやギャルを見たい」である。これらのうち「関西弁」「エスカレータ」は昨日体験できたのだが、「ど派手なファッション」は見ることができなかった。あんまり変わらないねえ、という感じだった。もっとも昨日行ったのは清水寺だったので、そういうところにはあまりそういう種類の人間はいないかもしれない。

と思って今日新大阪へ行く途中、ちょっと梅田によって阪急のあたりをうろうろしてみた。しかし、見当たらない。首都圏とちっとも変わらないのだ。前はもっとこてこてな人、見かけたもんやけどなぁ。そう感じた。今回の帰省は私にとって3年ぶりなのだが、お店の人たちも標準語でしゃべったりしていて、なんだか京都や大阪がどんどん東京化していっているような気がする。もっと個性的な街だったはずなのだが。大阪がこんなことでいいのか?と思ってしまった。アメリカ村あたりへいったらもうちょっと違ったかもしれん。

新大阪駅で彼女を見送ったのは13時半。もうちょっとゆっくりできるとよかったが、今日は彼女の姪の誕生日でもあるし、明日からまた一週間仕事があるし、早く帰りたかったようだ。そして私は20時から梅田で高校時代の友達と約束がある。実家までけっこう時間がかかるのでいったん帰るのはめんどうで、ネットカフェで時間をつぶすことにした。と言うわけで今は梅田のネットカフェからこれを書き込んでいる。こんなところからでも日記が更新できるのは便利なものだ。それにしてもちょっと梅田をあちこち歩き回ってみたが、えらく変わったものだ。知らないビルが建っているのはいいとして、一番驚いたのはどでかいヨドバシカメラ。横浜店なんかしょぼ過ぎると思えるほどどでかい。これはすごいわ。

今日は朝から調子がよかった。9時頃に家を出て新横浜に向かい、新幹線に乗ろうと思ったら、3つくらい先の新幹線の指定席しか取れなかった。平日の昼間だからとたかをくくっていたが甘かった。仕方がないのでいったん駅の外に出て時間をつぶし、10時50分ののぞみで京都まで来た。

京都駅からタクシーで四条京阪へ向かい、四条駅のコインロッカーに荷物を放り込み、八坂神社から清水神社まで歩いて、もう一度四条京阪に戻ってきて電車で実家に戻ってきた。ああ今日は疲れた。これで終わり。

次の日曜日に弟の結婚式が大阪であるのだ。そのため、明日から大阪に帰る。ちょうどいい機会だから彼女を実家に連れて行くのだ。彼女は木金と仕事が休みで、土曜日はどうしても休めない。だから彼女だけ金曜日に戻ってくるが、私はそのまま大阪の実家にいて月曜日に帰ってくることになる。

そのため今日はゆっくり体を休めるのだ。とは言いつつ横浜へ行ってちょっとお買い物をした。先週の日曜日に行ったTanto Gutsのライブで、ボサノバの曲がよかった、と彼女が言って、何かボサノバのCDがほしいねえ、と言う話になったのでHMVのHPで探してみたのだ。そして小野リサのベストアルバム「ドリーム」が試聴できたのでちょこっと聴いたところ、すごく気に入ったのでさっそく買ってきた。う〜ん、とってもご機嫌になるアルバムなのだ。あ、ついでに大阪土産にと真空パックのシュウマイを買ってきた。別に明日でも買えるけどね。忘れないうちに。

暇なのでまたOKWebで答えられそうな質問を見つけては答えていく。夜の時点でサンクスポイントは70ポイント増えて、これで120ポイントになった。よしよし。このサイト、自分の関心のあるカテゴリーだけをちらほら眺めているだけでもかなり参考になるなあ。今までポイントをためるとどんな利点があるか知らなかったが、毎月ポイントをためた人の中から抽選で商品券が当たることを今日知った。獲得ポイントが10〜140ポイントの人の中から抽選で1人に1000円、ポイントが150〜290の人には3000円、300以上の人には5000円が当たるのだ。せっせと回答しよう。

今日は退院してから初めての診察の日。予約は10時だった。

しかし、朝起きてみると完全な鬱状態で動けない。しかたがないから寝る。夢の中に、必死に病院に行こうとする自分がいた。

10時過ぎになってようやく動けるようになった。病院へ電話して、今から行っても診察してもらえるか尋ねた。先生に確認するので10分くらいしてもう一度電話をください、と言われたのでそのようにしたら、「できるだけ早く来てください」とのこと。何時までなら診てくれるか、と再度確認したが、何時まで、とは言わずにできるだけ早く、とだけ言ったそうだ。これはどういうことか。何時になったら「はい終了」ということはせず、がんばって何とか行けば、先生は待っててくれるのか。前の主治医は午後も診察していたが、今の主治医は基本的に午前中だけなのだ。とにかく考える余地はない。すぐに家を出た。幸い電車もバスもベストな乗り継ぎで、最短の時間で病院に着いた11時40分くらいだったろうか。まだ全員の診察は終わってなく、2人くらい、時間にして30分くらい待たされた。

診察では先週鬱が再発したことを告げ、抗鬱剤が1つ追加された。復職に関しては、また様子を見る必要がある、という認識で一致した。復職にあたって会社側から提示されている条件が「完全に回復した、という医師の診断が必要」ということを話すと、「非常に厳しい」との見解。やはりそうなのだ。いきなりフルタイムで働くことなんて無理なのだ。

診察が終わってからデイケアに顔を出す。今日はみんなで映画を観ていた。なんと「アイアムサム」だ。去年もデイケアで観たぞ、これ。私は映画館でも観たから3回目だった。でもまた泣いてしまった。いい映画は何度でも泣ける。

家に帰ってきてから会社の人事部に電話し、医師から「厳しい」と言われたことを告げ、相談する。実は私が何年も会社を休んでいる間に、健康管理室に新しく心療内科の産業医が来るようになっているらしい。その産業医と相談したい、と申し出ると、自分で連絡を取って会ってくれ、と言うので連絡先を聞いて健康管理室に電話してみた。医者は今日は来ていないが、看護婦がいて私の話をよく聞いてくれた。「人事部の人は、完全に治って週5日、1日7時間半働けることが前提だ、と言ってるのですが」と言うと「そんなの無理に決まってるわよ、最初は週1日とか、そういうのから徐々にリハビリしていくものなのよ」と力強いお言葉。「最初はそのような勤務から始めさせてもらえるようにお医者様から人事部の方に助言していただけるでしょうか」という質問には「もちろん」というこれまた頼もしいお言葉。どうやら健康管理室は私の味方になってくれそうだ。どうなることかと思っていたが、少し光が見えてきた。