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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

いよいよボーカルアンサンブルのコンサートまであと3日だ。最近はカウントダウンモードに入っている。昨日の夜もそれでぜんぜん眠れなかったことは昨日の日記に書いた通りだ。書いたのは今朝だが。

今日も午前中は割りと調子よい。よしよし、この調子で行ってくれると本番も大丈夫そうだ。本番当日は朝10時集合だから、その時間に動けるようにしておかなくては。デイケアに行ってもよかったが、今日は彼女が午後から病院に行き、午前中に銀行や郵便局に行きたい、というので私は家に残った。今日はトイレの修理に来るのだ。10時半くらいに業者が来てトイレを修理していった。タンクの中のパッキンが緩んでいたり、他にもいろいろ経年劣化した箇所があったらしい。

彼女は11時半頃帰ってきて、一緒に昼食のパンを食べる。その後なんだかだるくなってきた。なんでだろう、何もやってないのに。やはり体のリズムが狂ってるのか。昨日も2時に寝て6時に起きたから。少し横になって休む。30分くらいで落ち着いてきたので、譜面台を出して歌の練習をする。今日も練習を録音したMDをカラオケにして譜面台の楽譜を見ながら、できるだけ楽譜を見ないようにして歌う。本番と同じ曲順で、本番と同じように休憩を入れながら全曲通しをやってしまった。歌い終わると1時間以上経っているが、歌っているとあっという間だ。まだまだ未熟なところもあるが少しずつ練習の効果が現れてきたところもある。全体的に曲を覚えられてきたのもよい。暗譜とまではいかないが、この分だとかなり譜面をチラ見しながら前を向いて歌う余裕が出てきそうだ。

歌の練習の後、昨日買ったシャツを今日着ていたらすごく着心地がよかったので、別の色のやつをまた買いに行こうと思って外に出た。が、昨日の激安店に行ってももうサイズの合うものはなかった。およよ、最後の1枚だったのね。すごすごと帰ってきた。なんだかちょっとまた疲れがでてきた。

15時20分に彼女からメールが入る。診察が終わって帰ってくるから横浜で落ち合うことにした。ダイエーに行って毛布を買うことにしていたのだ。毛布は持っていたが、あまりに使い古してあったので処分して新しいのを買うことにした。彼女は家から持ってきたのがあるので私の分を買って家に帰った。しかしまあ、今年は暖冬なので幸いまだ毛布のお世話になってない。掛け布団2枚で余裕である。年末とは思えない暖かさだ。

帰ってからはゆっくりして夕飯を食べてから、彼女が録画しておいた映画を観た。が、やはり疲れてきてしまったので途中で止めた。まあまた明日にでも続きを見よう。

さて、今日は何時に寝られるのだろう。そして明日は何時に起きるのだろう。調子もよくなってきたので明日の午前中くらいはできればデイケアに顔を出そうと思っている。今年最後だし、ボーカルアンサンブルのコンサートの宣伝もダメ押しでしたいのだ。

玉砕だった。惨敗だった。最悪だった。

ボーカルアンサンブルの本番を来週の日曜に控え、今日は最後の特別練習第1弾だった。13時から夜21時までの集中練習だった。家は11時半くらいに出る予定だった。

全く動くことができなかった。とりあえず欠席連絡はしたものの、動かぬ体で布団に寝転がったまま、悶々としつついつの間にか浅い眠りについていた。夢を見ていた。会社に復帰した夢だった。でも仕事の途中で家に帰ってしまっていた。「まだ完全じゃないんです」そんなことを言いながら。場面は会社から大学に移ったり高校に移ったり、最後は実家に移っていった。夢の中で退行催眠をかけられているようだった。

明日も八王子で昼夜練習だ。夜はメンバーが住んでいるマンションのクリスマスパーティーにゲスト出演する。行けるのだろうか。前回の練習の録音MDを聴いた限り、私はまだまだで、自分のせいでハーモニーが崩れているところがたくさんある。練習したいのだ。少しでも納得いく練習をしてから本番に臨みたいのだ。このままでは、本番の日も体が動くかわかったものじゃない。でもそれは許されないのだ。普通のコンサートとは違うのだ。ヴォーカルアンサンブルは、1人欠けることも許されないのだ。

本番まであと9日。奇跡は起きるであろうか。

昼頃起きて這うように病院へ行って診察を受けた。むちゃくちゃ疲れた。前々回に追加された薬は抜くことになったが、前から飲んでいた抗鬱剤が増えた。今日は帰ってきてからもふらふらである。でもなんとか診察に行けてよかった。これで今年はカウンセリングも診察もおしまいだ。

なぜだかやる気が起きない。これも軽い鬱なのか。それともただの怠け癖なのか。ひたすら自問自答する。私はずっと悩んできた。だが答えは出ない。

午前中は例によって動けず寝ていた。でも起きたのは11時頃で、調子はよさげだった。この調子ならデイケアに行けるんじゃないか?そう思ったが、なんというか「行かなくちゃ」という焦りのような義務感のような思いはないのだが、かと言って「行こう」という積極的なモチベーションもない。やはりデイケアには行きたくないのか。それとも単に外に出るのがめんどうなのか。鬱なのか怠けなのか。わからない。本当に調子が悪いときは寝ることしかできない。しかし今日は違う。デイケアにも行ってないのに「やることないな〜、暇だな〜」と思ってるのだ。暇ならデイケアに行けばいい。調子が悪くなさそうで動けそうなんだからどこでもいいから散歩でもなんでもすればいい。しかし、何もやる気が起きないのだ。

そうして眠たくもないのに横になり、数時間寝てしまった。いったい自分はどうなっているのだろうか。

そういえば昼頃カウンセラーから電話があった。来週の月曜日はカウンセラーがお休みなので、今年のカウンセリングはもうないという。カウンセリングがだいぶ飛んでしまうが、しかたがないや。今週も先週も行けなかったのは自分のせいなんだから。

夜、10分ちょいだがエアロバイクを漕ぐ。それぐらいの気力はあるのだが体力がだいぶ落ちている。あと11日でウェストを5cmはひっこめたい。無理な話か。

今日もだめだった。

朝は6時頃いったん起きるのだが、PCに向かってなんだかんだやった後に、また寝てしまう。この「また寝てしまう」というのが、まずもってどうにも悪い癖だと思っているのだが、どうしてもまた寝てしまう。そして起きられなくなるのだ。それを今日はカウンセラーに相談しようと思っていた。が、カウンセリングにも行けなかった。

昼頃、彼女に声をかけられたらしい。そして生返事は返したらしい。「らしい」と言うのは自分の記憶にないからである。

ようやく目覚めて起きてきたのは15時過ぎ。どうしようもなくやるせない気持ちがこみ上げる。あ〜あ、どうして自分はこうなんだろうか。なんでなんだろうか。自分を責めると悪循環に陥るから、こういうときはできるだけ開き直った方がいい。が、自責の念というか、自分がどうしようもない人間のような気分、自分が嫌で嫌でたまらないような負の感情をおしとどめることはできない。感情は自分の中からわきあがってくるものだから。

それでも少しは動けるようになった夕方、ボーカルアンサンブルの演奏会の当日進行表などをプリントアウトしようとしているときにアクシデントは起きた。

私が使用しているプリンタは2年前に購入したキヤノンのBJ F900である。インクは6色が独立したカートリッジになっている。実はこいつらのランニングコストがけっこう高いので、ネットで見つけた「詰め替え用ボトル」を買っておいたのだ。サードパーティ製のインクで、カートリッジを交換するのではなく、カートリッジに穴を開けてそこからインクを補充し、穴にシールみたいなものを貼ってカートリッジを再利用するというものだ。これを使うとランニングコストを4分の1くらいに抑えられる。

そしてプリントアウトしようとしたときに、フォトシアンのインクが切れた。はじめてのインク補充である。インクで汚れないようにティッシュを机の上に敷いて、説明書を見ながらインク交換を行おうとしたが、ちょっと失敗してインクが漏れてしまった。あらかじめインクが漏れないように、カートリッジのヘッド部分にあてるスポンジのようなものがついたコの字型の器具をカートリッジにつけていたのだが、つけ方が甘くてヘッド部分からインクが漏れてしまったのだ。あわててティッシュを何枚も取り出して拭いたのだが、その拍子にインクタンクを床に落っことしてしまった。あわれ、カーペットにべっとりインクがついてしまった。あちゃ〜、である。

プリンタのインクだからもちろん水性なんかではなく、急いで拭いてもカーペットのシミは取れないだろう、と思った私は、とりあえずカートリッジに器具をはめなおして無事インク交換を終了してプリントアウトを終えた。インク交換は慣れたらなんとかなりそうだ。次からは新聞紙でも敷いてやろう。それはいいとしてカーペットのシミは気になる。重い腰を上げ、薬局へ行ってカーペット用の洗剤を買ってきた。これできれいにしようと思ったが、これから年賀状の季節である。多分またインク交換を何回か行うだろう。せっかくきれいにしてもまた汚れるとしゃくなので、年末の大掃除のときにまとめてやることにしよう。というわけで私の机の足元にはフォトシアンのインクのシミがある。

夕飯を食べたあとくらいから精神的な不安定さが増してきた。実は薬局へ行ったときにも、どうにもならないような調子の悪さを感じていて、もういっぱいいっぱいだったのだ。「俺はこれからどうなるんだろう」そういう不安と、それに伴う精神的な不安定さ。体がぶるぶる震えだしてくる。しばらくそれは続いた。

21時くらいになって少し不安定さはましになった。ボーカルアンサンブルの楽譜を取り出してきてしばらく練習する。こんな夜に歌っては近所迷惑かもしれないがとにかく歌う。歌ったらだいぶすっきりした。消化不良のところも少し自分で納得できて次の練習に臨めそうだ。

やはり歌と同じように、病気を克服するのもある程度実績を重ねて自信をつけていくしかないだろう。ここのところの不調は、新しい薬が自分にあってない、というせいにしてしまおう。と言うか多分本当にあってないのだ。だってどんどん悪くなっているんだもん。