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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2014年9月

風邪をひいてから4日目。熱は1日で下がったが、まだ咳と痰が出て体がだるい。なんとか6日後の土曜日までには元気になりたい。土曜日には、最初に勤務していた会社の同期会があるのだ。

自分が就職したのは1994年。ちょうど20年前である。それから鬱を発症し、紆余曲折あって3年も休職した挙句、ようやく復職したのに、半年ちょっとしかもたずに結局退職した。

会社を辞めた時には、とにかく悔しかった。復職した時には同期の友達が何人か集まってくれてお祝いもしてくれた。それなのに、すぐに辞めてしまうなんて、みんなに申し訳なかった。自分は後ろめたさを感じ、誰にも自分のプライベートな連絡先を教えずに、ひっそりと会社を後にした。

それから9年。9月の半ばにFacebookで「誰か知っている友達いないかな」と名前で検索していたら、その会社の同期で、寮も同じだった友達がヒットした。昔のことは自分の中ではもう吹っ切れていて、素直に「久しぶり~」と、メッセージと友達リクエストを送った。向こうも驚いて「超!!!」と返してくれた。そして、タイムリーなことに、104日に同期会があるから来いよ、と教えてくれた。東京駅の近くで、17時スタート。

自分は迷った。なんせ体調が不安定なのだ。何かの約束をしておいてドタキャンするのがつくづく嫌になっている。それに、出先で調子が悪くなった時に、東京から自宅まで戻ってこれる自信がない。それから、会費も今の自分にとってはちょっと痛い金額である。昔ならば普通に出せていた金額なのだが。

しかし、せっかく繋がった糸である。一度は自分で切った糸である。それを手繰り寄せたい。久しぶりにみんなに会いたい。そう思って、出席することにした。既にFacebookつながりで、何人もの友達とも繋がった。今度は会って話をしたいのだ。

幹事の2人は自分のことを覚えていてくれた。幹事から送られてきたお知らせによると、なんと同期90人のうち、55人も出席予定だという。まさに「大同期会」である。20年も経ってこれだけ集まるとは。これはますます楽しみだ。

体調に万全を期すために、東京駅のすぐ隣の神田駅前のカプセルホテルをおさえた。当日も早めにチェックインしてから少し横になって休んでから、会場に向かうことにして、帰りもそのままそこに泊まればいい。

だから、あとは当日に動けるかどうか。そこに照準を合わせて体調管理をしていこうと思っていた。その矢先に風邪をひいてしまったのだ。

なんとか間に合ってくれ。そして当時だけでいいから、元気になってくれ。たとえその後1ヶ月は寝込んでもいいから。

昨日からしんどいと思っていたら、今朝になって熱が38℃オーバー。ふらふらだけど、なんとか近くの病院へ行って帰ってきた。
昼には薬が効いたのか、いったん36.9℃まで熱は下がったが、夜になってまた38.0℃。自分は熱にはめっぽう弱く、とにかくしんどくてたまらない。
今夜が山場だな・・・。

今日は朝起き時は、そんなにしんどくない、と思って朝食後にネットを見ながらぶらぶらしていた。しかし、だんだんしんどくなってきて、ちょっと横に、と思って布団に潜り込んだ。

長い夢を見ていた。いや、長いというか、変な夢を次から次へと見ていた。そして、また今日も金縛りにあった。苦しくて怖くて辛くてたまらない。必死に声を出そうとしても出ない。自力で起きようとしても体がいうことを聞かない。精一杯の叫び声がようやく声になった時、横で寝ていた妻が起こしてくれた。妻もまた調子が悪くて寝ていたのだった。

ようやく楽になった、と思って簡単な食事を摂った後でも、やはりしんどさは抜けていない。だるだるなので、もう一度横になった。

すぐに眠りにつき、そして何度も何度も金縛りにあった。つらかった。いったん妻が起こしてくれた後、その直後、横になった瞬間に金縛りになって、必死に助けを求めたら妻がびっくりして起こしてくれた。「こんな一瞬で」と驚いていたが、自分も驚いた。

夜になっても体はだるい。いったいなぜ金縛りにあうのだろうか。

昨日はちょっと元気になったと思ったのに・・・、

今日起きたらしんどかった。しんどかったけど、メンタルクリニックへの通院日だったから、しんどいまま行って、しんどいまま帰ってきた。

やってられん。

今日は起きた時はちょっとしんどいかな、と思ったけれども昨日ほどではない。天気もいいし、ちょうど近くで大道芸のイベントをやっていたので、散歩がてら見に行った。

いくつもの会場でいろんなパフォーマーが演じているのだが、とても全部は見れない。パフォーマンスが始まってから見ようと思っても、すでに黒山の人だかりで見えやしない。パンフレットを見て、自分が見たいものは開始時刻よりも前に行って陣取っておかないといけない。

結局まともに見れたのは3つだが、その1つ目の「人間美術館」という芸では、いきなりパフォーマーの人に手を引っ張られ、芸を手伝わされてしまった。こういう舞台で目立つのは割と好きだったりするので、参加できてちょっとラッキーな気分。大道芸デビューをしてしまった。たくさんの人が写真を撮ってたから、誰かが自分の写った写真をどこかにアップしているかもしれない。まあいいけど。

2つ目に見たブレイクダンスの2人組ははすごかった。ドイツのコンテストで2年連続優勝しているという実力派。アクロバティックな技が続き、途中から見ていて何がなんやら。う〜ん、人間技とは思えない。テレビでは時々見かけるが、実際に目の前でみたらド迫力。

3つ目に見たのは、有名な「風船太郎」。何年か前まで深夜に放送していた「あらびき団」を観ていた人ならご存知だと思うが、巨大な風船を頭からかぶったり、風船の中から顔だけ出してぴょんぴょん飛び跳ねたり、その他風船を使ったマジックやら何やら。最後に大きな風船を割ると、たくさんの小さな風船が宙を舞って、子どもたちは大喜びだった。

久しぶりに「どこかにでかけて楽しかった」という、当たり前の幸せを感じた1日であった。