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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日、勧められた病院へ行ってきた。

電車に乗り、バスに揺られて着いたその病院は海のそば。潮の香りがする。病院はいささか古めかしい。新しくてきれいな病院に行きなれた身としてはなんとなく不安。

初診受付を済ませ、呼ばれるまで病院の1階をうろうろ探検。なんと、グレ電がな~い。病院なので当然携帯もPHSも使えないので、どうやってメールをやり取りすればいいのだー!もはやメールがないと生きていけないのに。そもそも通信できなければこの日記もアップできないではないか…。まあ、それはノートPCを持って庭にでも出てP-inでつなげばなんとかなるか。と思い直す。

名前が呼ばれ、部屋に入っていく。診察室ではないようだ。白衣を着た女性から、今までの経過や、昔々からのこと、特に家族とのかかわりについて根掘り葉掘り聞かれた。いろんな話を聞いてくれた。ここまで突っ込んで話を聞いてくれた人はなかった。会社の産業カウンセラーは、家族の問題については軽く流すだけで、あくまでも自分中心の問題だけに焦点をあててカウンセリングをするだけだった。

「心理カウンセラーはそういう傾向が多いのよね」

彼女は言った。そういう彼女は「ソーシャルワーカー」だそうだ。私のように社会からドロップアウトしかけた、あるいはした人を救うための仕事だとか。そのためには、本人だけでなく、周りの環境、周りとの関係がとても重要だとか。病院でこんなに長い時間、話を聞いてもらえたのははじめてなので嬉しかった。

次に医師との面談だが、同じことを繰り返すだけ。とりあえず入院予約しますか、ということだがベッドが空いてないので空くまで待つことになった。いつ空くかはわからない、前日とかにいきなり「明日から来てください」と言われることもあるとか。ということは退院するときも、ぎりぎりまで医師が判断をくださない、ってことだな。

入院の説明の紙をもらう。「入院時持ち込み禁止」に、なんと「ワープロ等」とある。「ノートパソコンもだめですか」と聞くと「だめです」との返事。

「なぜだめなんですか」
「壊れても責任持てないので、高価なものの持込はご遠慮ください」

別に壊れても責任とってくれなくていいよ~、なんでだめなの、と思いつつ、はたと「壊されても」というニュアンスなのだろうか、と気づく。いいや、だまって持ち込んじゃえ。取り上げられたら、「使うときだけ返してください」と言えばなんとかなるかな。

今日は比較的元気な方だった(でもしんどい)ので、そのまま会社により、上司に事情を説明し、そのまま家に帰る。

いや、そのまま帰ろうと思ったら突然ものすごい雷雨。電車で一駅なのに、そのまま終着駅まで行って、駅前の家電ショップで雨宿り。ようやくやんだ頃に帰ったら、今度はマンションを含め辺り一帯が停電。暑くて部屋にいられないのでしばらく向かいの中華屋でラーメンを食いながら暇をつぶすが、一向に復旧する気配はない。

いいかげんしんどくて横になりたかったので、ふたたび電車に乗り、リフレクソロジーの50分コースを受けて帰ってきた。足裏マッサージは疲れが癒されるので最近お気に入り。


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