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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日は、アマチュアながらとても名高いアカペラグループ2つのセッションライブがあった。1つは私がよく知っているグループ、もう1つは関西で活動している、これまた評判のグループ。そのセッションが以前大阪であったらしいのだが、今回は東京であるという。「これは行かねば!」と思いつつ、予約をしていなかったことを当日の朝になって気づき、慌ててメンバーの一人に連絡をとった。「予約はいっぱいなんだけど、立ち見でもなんでも入れちゃう」とのこと。とりあえず行くだけ行ってみるか、とそのときは思った。

ライブは昼の部と夜の部とあって、昼の部はすでに予約がいっぱい、という情報は10日くらい前に私の所に届いていた。その時点で夜の部の予約をしておけばよかったのだが、とき既に遅い。新宿で19時半からの夜の部に行ってみよう、と思った。

が、体調が思わしくない。夕方になれば元気がでるかと思ったが、それほど回復せず、遠い新宿(今の私にとっては横浜から新宿まで行くのも遠いのだ)まで行って2時間以上立ちっぱなしで、夜遅く帰ってくるというのは非常に危険が危ない。

ずっと楽しみにしていたのだが、体調管理をまず最優先にして、昨日はライブに行くのを見送った。あ~あ、残念。東京と大阪は離れているので、次の機会がいつあるのか、というか次があるのかわからない。1年後くらいにまたやってほしいなあ。しかたがないのでそれぞれのグループのライブ映像をYouTubeで見ている今日この頃であった。

今日は9時前には起きたのだが、相変わらず頭の中は白い靄がかかっており、何をする気力もない。しばしぼ〜っとした後、会社に「午後から出社」すると連絡した。

そして昨日と同じく、機械的にWiiのリモコンを手に取り、電源をオンにした。両手のペダルで自転車を漕いだ。漕いでいるうちに、なんとか回復してきた。そして、なんとか動けそうだ、と思って家を出た。が、しんどかった。結局今日もタクシーを拾って11時半頃会社に着いた。毎日タクシー代を払っているとばかみたいだが、昼から仕事をしても一応収支はプラスになるし、何よりも仕事を進めることができる。

今日は行ってしまえば割と頭はクリアに動いた。先輩が席替えの際に不要な物を整理して、キューブのベアボーンが余っているから誰かほしい?と言ったので真っ先に手を挙げた。Pentium4のCPUと電源ファン、メモリは既に装着済み。HDDももらったので、余っているお古のPCからDVD-RWドライブを引っこ抜いて取り付けて完成。机の上にまた一つPCが増えた。これで6台目である。こいつにはWindows7のRCを夕方インストールしてみた。インストールしただけでまだいじくりまわしてはないが。

まあ、なんだかんだ調子は悪いが、今週は3日出勤できた。なんとか最低でもこのペースは維持したいものだ。

昨日も会社に行けなかった。そして今日も朝9時過ぎまで起きられず、起きても頭と体はしんどかった。やっぱ今日もだめか。しばらくぼ〜っとして、会社に休む旨の連絡を入れた。鬱の嫌な感覚が自分を襲っていた。

しかし自分は思い出した。少しでもいいから体を動かすと、気分が晴れてくる。そう思ってWiiの電源を入れてみた。Wii Sports Resortのサイクリングをやってみた。コントローラとヌンチャク(コントローラに接続するサブコントローラ)を両手に持って、上下に振るだけの、あまり激しく動くこともなければ頭を使うこともない種目。ペース配分とか、体力が減ってきたときには前の自転車の後ろについて風をよけ、体力を回復した後一気に抜き去るなどの頭は使うが、ただリモコンを上下に振っているだけで楽しい。やっぱ画面が前に進むのはいい。

すると「タクシーを拾えば何とか行けそうかも」というレベルまで調子があがってきた。しんどいけど着替えて、家を出た。出たところにちょうどタクシーが来たので、それを拾って会社へ。11時20分ころ会社に着いた。

私がずっと休んでいるせいで、プライオリティの高い仕事がストップしている。新しいWebアプリを開発することが決まっていて、同じネットワークチームのDさんと私がその担当なのだが、今回はユーザ数も桁違いに多く、利用頻度も高い重要なアプリなのだ。その仕様について検討するために、担当者が集まってミーティングをする予定だったのだが、私が全然会社に行けないのでずっとストップしていた。今日、関係者が全員揃っていて皆予定が空いていたので、私がいるうちにやってしまおう、ということになり、急遽14時から7人で2時間超のミーティング。Dさんがかなり資料を作っていてくれたので、かなりスムーズにいった。

その後、定時過ぎまで後回しになっていた他の仕事を進め、しんどいながら家へ帰ってきた。なかなか調子がよくならない。調子が悪くても、曲がりなりにも毎日今日みたいに行けたらいいのだがなあ。

なぜなんだ…。

朝、6時に起きた。のんびりと会社に行く支度をして朝食を食べたが、なんだかまだ眠い、というかしんどい。起きているのがつらくなってきた。なのでもう一度布団に潜り込んだ。二度寝すると遅刻になってしまう可能性があるが、しんどい状態で会社に行くより体調をまず整えるのが先だろう。

しかし、少し寝ただけではそのしんどさは抜けなかった。昼まで寝てしまい、起きてきたときは、朝よりも無気力になっていた。しんどい。なんで?昨日切り替わったと思ったのに?昨日張り切りすぎた?

とにかく、とても会社に行って仕事ができる状態ではない。会社に休む旨の連絡を入れて、ただぼ〜っとしていた。

いつになったら安定するのだろうか。

 「鬱るんです」と同名の本

いつの間にかこんな本が出版されていた。私に何の断りもなく!こっちは2002年からこのタイトルで日記書いてるんだぞ〜。てか、「鬱るんです」で検索したらいっぱい出てくるんだな、同じ名前のサイトが。おんなじこと思いつく人はいっぱいいるんだなあ。どこの本屋に行っても品切れだったので、アマゾンで注文して今日届いた。

体調だが、どうやらようやく切り替わったらしい。朝は何時か忘れたが、けっこう早く起きたような気がする。そして横浜駅へ今日も徒歩でとほほのほ。昨日の日記で書いたマジクールの威力はすごい。別に首がずっと冷え冷えな感じがする、というわけではないのだが、いつもみたいに体中から汗が噴き出したりしないし、横浜駅に着くまでにペットボトルの水を軽く1本飲み干すところが、余裕くしゃくしゃで余っていた。

今日は半日は引っ越しで潰れた。引っ越しと言っても、体制変更による座席のレイアウト変更があったので、席を移動しただけなのだが、これがけっこう大変だった。なんせPCが5台もあるのだ。机の奥でフィジカルスパゲッティになっているミステリアスな謎を紐解き、えっちらおっちら運んでは配線をする。そしてようやく書類やら荷物やら引っ越して、昼過ぎに完了。

どこの会社でもこういうレイアウト変更にともなう引っ越しはあるだろうが、普通は「何月何日の何時から、いっせーのーで」で全員同時に動いたりして、玉突き状態になったりデッドロックになったりしたものだった。しかし、今回の引っ越しは「最近は円周率を100桁くらいまでしか覚えてない」というY先輩の考えた方式で、一人ずつできるのだ。1番目の人が今まで空席だったところに移る。その後2番目の人が1番目の人がいた席に移る。3番目の人が2番目の人がいた席に…、という具合で、一人ずつゆっくり引っ越ししていけばいいのだ。う〜ん、よく考えたものだ。

てなわけで、新しい席で違和感を感じつつ、久々に仕事を進めるのであった。