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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:引越し

昨日の睡眠の状況は記録していない。夜中に目が覚めたときに、いちいちメモっていたりすると次にまた眠れなくなる原因になっているかもしれない、と思って昨夜はメモらなかったのだ。が、夜中に10回くらい目が覚めただろうか。目が覚めるたびに「まだ朝じゃない」と思ってもう一度寝なおす。それで眠れるのだが、また目を覚ます。結局5時に起きたが、頭はぼんやりしている。久しぶりに夢をたくさん見たような気がする。眠りが浅い証拠だ。なぜよく眠れなかったのだろうか。今日からの外泊で、マンションの見学とか楽しみなことが詰まっているので興奮していたのだろうか。追加眠剤はもらわずに寝ようと思っていたのもらわなかったが、おとなしくもらって飲んでおけばよかったかもしれない。朝から首が凝って痛い。朝から凝ってるなんて、寝ているときにも体が緊張していた証拠だ。交感神経が優位に立っていたのだろうか。まあ、興奮して眠れないなんて誰にでもあることだから、あまり気にしないことにしよう。

朝食後、手首で脈をはかってみる。やはりまた不整脈が出ている。脈が不規則な変拍子を刻んでいる。心配になったので看護婦に話してみた。主治医に話してくれると言う。内科の医師への診察依頼も出してくれるそうだ。5年くらい前にも不整脈が出たことがあったが、なぜなのだろうか。あまり気にする必要はないと看護婦は言うが、エアロバイクのセンサがちゃんと脈拍を読みとってくれないのは困る。心拍数に応じて自動的に負荷を調節してくれるのに。

散歩に行って猫と遊ぶ。空はどんよりと曇っている。天気予報では曇りだったが、なんだか雨が落ちてきそうだ。今日から外泊なのに、雨が降るとちょっと嫌だなあ。明日は合唱団Pのチラシを500枚持って川口まで行かないといけない。明日雨が降るともっと困るのだが、明日の天気はやばそうだ。あいかわらず首の凝りは取れない。一度凝ったらなかなか元に戻らないのだろうか。リラックスをこころがけているのに。

やはり睡眠が足りなかったのだろうか、散歩の後、ベッドで寝てしまった。いや、眠っていたのではなくぼ〜っとしていただけかもしれない。その辺の記憶はない。あ、そうだ、自律訓練法をやっているうちに時間が経っていたのだった。気がつくと9時半。いつもなら9時過ぎからストレッチをして作業棟へ行くが、今日はストレッチを省略して直接作業棟へ。。

体力テストをやったが、やはり不整脈のせいで表示される心拍数の値がおかしく、負荷がどんどん上がっていく。結果は「6段階中の6。非常に優れている」と出ていたが、これは嘘だろう。心拍数が正確に検知されないのでは、心拍数に応じて自動的に負荷がコントロールされる一般トレーニングをやるのは無理だ。マニュアルモードにして、自分で負荷をコントロールすることにした。ペダルを漕ぎながら、自分が体感するしんどさを元に自分で負荷を上げ下げする。よく考えたら、これは日常自分でやらないとけないことだ。日常生活では自分の体にかかっている負荷や自分の体の状態(心拍数)を、エアロバイクのように数字で表してはもらえない。自分の体の感覚を頼りに、自分で自分にかかる負荷をコントロールする必要があるのだ。それにしても、いつの間にか頭はすっきりしている。やはり自律訓練法は自分にとって有効なようだ。

エアロバイクを漕ぎ終わってデイケアへ行く。今日は卓球のトーナメント戦を10人でやった。私は素人相手だとどうしても本気を出すことができなくて、相手の打ちやすい球をひたすら返して相手がミスするのを待つ。それでもやった試合は全勝だった。まあ、今日は強い人が来ていなかったので当然だが。残念ながら時間切れでトーナメント戦は途中で打ち切られた。

病棟に戻ると、実家から電話があったとの伝言があった。昼食後、実家に電話してみると母親が出て「明日から外泊だって聞いてたので、誕生日プレゼントを送ってもいい?」と言う。テレホンカードの残り度数が少ないこともあって焦っていた私はついつっけんどんに「もうすぐ引っ越しするから荷物どんどん整理してるし、引っ越してからにして」と言ってしまった。それで電話は終わってしまったが、母親について突き放したようなしゃべり方をする癖がまだ抜けてない自分を反省した。せっかく親心でプレゼントを送ってくれるというのに、なんてひどい言い方をしてしまったんだろう。もう一度電話して、「さっきはつっけんどんな言い方をしてごめん。大きなものじゃなかったら送って」と話した。どうやらTシャツのようだ。もう一度電話してみて自分でもほっとした。今までさんざん親不孝してきたから、これから少しずつでも親孝行しなくては。昔の自分を払拭するのだ。

外泊する準備をしてもうすぐ行こうかというときに主治医に呼ばれた。面接の希望は出してなかったが「最近どうですか?」と聞いてきた。調子はいいこと、睡眠は中途覚醒があるものの、一応眠れていて日中も体が動くということを話す。これから外泊でいろいろ予定があるので、それが終わって帰ってきたらまた報告します、と言うと、あまり無理して詰め込みすぎないように、と言われた。それは自分でもわかっている。今回の外泊では特に詰め込んでいるというほどの用事はない。今日の夕方にマンションの見学をして、土曜日は友人の合唱団の演奏会にチラシをはさみに行き、日曜日はお昼から彼女と指輪を見に行って、そのあと横浜で彼女のお母さんと話をすることになっている。月曜日の予定は何もなし。空いている時間で、私が管理しているHPの更新だとか部屋の整理だとか、ちょこちょことやっていこうと思っているくらいである。自分のペースを考えながらやろう。

病院を出て、途中で昨日ゆがんだ眼鏡を直し、横浜で買い物をして帰ってきた。ネットでの「ハウツー部屋探し」というページで下見をするときのポイントなどをチェックする。そして、「賃貸契約を結ぶとき」のページに「入居する人の住民票を用意する」と言うのを読んで、さっそく区役所へ行ってきた。契約は7月中にする予定だが7月いっぱいは退院できない。今日は平日の昼間に動ける数少ないチャンスなので、行ける時に行っておこうと思ったのだ。マンションを見学する17時までは時間の余裕があるし、体もそんなに疲れてない。区役所は歩いて10分ほど。行って帰ってきて30分もかからなかった。ついでに婚姻届の用紙ももらってきた。

そのあとまだ時間があるので、またザックに本を詰めて駅前の古本屋に売りに行く。やっとこれでダンボール2箱分が片付いた。まだ1箱残っている。でも今日はこれくらいにしておこう。

16時過ぎに彼女に電話し、家に来てもらう。しばらく時間をつぶした後、不動産屋との約束である17時前に家を出て不動産屋へ。新しい物件がもう1つ出てきたらしい。一応間取り図を見せてもらう。目星をつけているところとほぼ同じ広さながら3LDK。正直言って3LDKもいらないし、間取り図を見る限り収納スペースなんかがちょっと苦しそうだ。でも近くなので、一応そこも見せてもらうことにする。

まず最初に目星をつけていた方のマンションへ行く。間取り図を見て気に入っていたのだが、実物を見てもっと気に入った。使いやすそうな収納スペース、私の書斎にできそうな洋室の出窓、広くて使いやすそうなシステムキッチン、洗面所やお風呂もきれいで問題ない。そしてもう一つの物件へ足を運ぶ。リビングはわりと広いが、他の部屋は窮屈そうで、間取り図どおり収納スペースも苦しい。内装はきれいにクリーニングしてあるようだが、古いので外見はぼろっちい。風呂も狭苦しいし、なぜかトイレがとても臭い。クリーニングしてもこれではちょっといただけない。それに風呂の追い焚きができない。家賃はちょっと安いがここは見送ろう。ということで、一応帰って検討します、ということにしたが、検討するまでもなく最初の物件を早く押さえてしまおう、という結論に至った。明日の午前中にもさっそく不動産屋に足を運んで賃貸契約申込書を出してこよう。

ちょっと遅くなったので夕飯はコンビニでお弁当を買ってすます。その後久しぶりに彼女とゆっくりテレビを見たり、今後のことについて話をした。彼女の母親が、一緒に住むのはいいけど籍を入れることには難色を示しだしたそうだ。私がちゃんと復職してからでもいいんじゃない、ということだ。彼女の母親の言うことはもちろんわかる。私も当初はそのつもりだったのだから。だが、彼女のほうは籍を入れたいというし、自分も一緒に住むんだったらちゃんとしたい、というのがあったので、二人の間では籍を入れようということになっていた。あさって彼女の母親と話をすることになっているが、はてさてどういう展開になるのやら。

夜になって、ちょっと疲れを感じてきた。一度はとれた首の凝りがまた復活してきた。彼女にも言われたが、やはり少しオーバーワーク気味のようだ。そうならないように自分では気をつけているつもりなのだが、まだまだ甘いようだ。まあ、すぐに完璧になんでもできるようになるわけではない。これから少しずつ自分をコントロールできるようにしていけばいいのだ。自律訓練法をやって寝ることにしよう。

昨日の睡眠の状況
 21:00 就寝
 00:48 中途覚醒
 02:06 中途覚醒
 02:50 中途覚醒
 03:00 中途覚醒 喫煙所で一服
 04:16 中途覚醒
 04:36 中途覚醒
 04:40 起床
前の日は5時間連続で寝られたから、昨日も眠れるかな、あんなに運動して疲れたし、と思っていたが、また中途覚醒の嵐。とは言え、細かい時間感覚で目が覚めることが多く、大きな睡眠はある程度確保している。4時40分に起きたときは、実はその4分前にも目が覚めているのだが、まだ眠たいのに眠れない状態になったのだ。3時に起きたときもそうで、いったんホールに出て一服していたのだが、タバコを吸っているうちにまた眠気が来たので戻って寝た。それにしても眠たいのに眠れない、眠ってもすぐに目が覚めるというのはどういうことだろう。

今日の午前中は病棟の体育館レクだが、私は外出して皮膚科へ行った。アトピーの薬が切れてきたのでもらいに行ったのだ。前に入院していたときにも病院から通っていた駅前の皮膚科にバスで行く。9時診察開始、8時半受付開始だが、8時半に着いた時点ですでに10人くらい先客がいた。その後も次から次へと患者が殺到し、待合室は超満杯。どうして皮膚科はどこも混んでいるのだろうか。

45分くらい待たされてやっと診察。と言っても薬をもらうだけなので、すぐに終わった。待っている間に、来週月曜日の夕方に予定しているにマンションの見学を、金曜日の夕方にできないか、と思いついた。土曜日から外泊する予定だったが、金曜日の午後からもう病院を出てしまって、その日のうちに見れるかもしれない。とにかくはやく実物を見て、さっさと契約してしまいたいのだ。他の誰かに取られないうちに。

診察が終わって会計を済ませ、隣の薬局で処方箋を出して薬をもらう。バスが出るまでけっこう時間があるので、彼女に電話して予定を確かめ、不動産屋に電話して金曜日の夕方に見学がOKか聞いてみる。鍵を準備する必要があるが、多分大丈夫です、ということだった。念のため明日の朝に確認の電話をすることになった。やった、これで明日物件が見れるぞ。楽しみだな〜。

昼休み、作業棟にエアロバイクを漕ぎに行った。だがおかしい。いつもより心拍数がずっと少ない。そして負荷がどんどん上がっていく。なんだろう。自分の手首で脈を確かめてみたら、不整脈だった。これではセンサも性格に検知できない。もう久しく不整脈は出てなかったのに、なぜ今出てきたのだろう。何かの危険信号なのだろうか。負荷がどんどん上がって苦しくなったので、10分で中止した。

午後からのデイケアに出る。15時まではゲームをやった。チームに分かれて「これってなんでだろう?」という疑問を考えて、それの答えをみんなが考える。一番おもしろい答えを言った人に点数が入る、というゲームだった。こういうゲームでは必ず内輪ネタが出てきておもしろい。私もネタは3つ考えたが、1つ内輪ネタが入っており、同じグループの人にそれがいんじゃない、と言われたのでそれを発表することになった。没になったネタも紙に書いておいたのだが、後からスタッフが読んでおもしろいと言ってくれたので発表してくれた。あと2つのネタとは「漫画の主人公が第1話で転校してくるのはなんでだろう」というのと、「デビルマンが変身するときに服が破れるのに、元に戻るとちゃんと服を着てるのなんでだろう」というものだった。

15時からはバレーボール。昨日のテニスで「リラックス、リラックス」というのを忘れていたので、今日はスポーツをしながらもリラックスをこころがけよう、と考えながらやっていた。が、やはりいつの間にか頭からそんなこと吹っ飛んでいた。うむ、まだまだだ。常に冷静沈着でなくては。毎日が修行なのだ。

ところでバレーの途中で人とぶつかって眼鏡がゆがんでしまった。この間なおしてもらったばかりなのに。明日から外泊するから、家に帰るついでに眼鏡屋によってこよう。スポーツをするならやはりコンタクトの方がいいのだろうか。しかし私はアレルギーもあって、コンタクトにしようと思ったことはない。一回くらい作って試してみようか。

昨日の睡眠の状況
 22:30 就寝
 03:33 起床
なんと、5時間連続で眠れた。3時半に起きたときはやけに目がぱっちり開いて頭が冴えていた。5時間しか寝てないが、中途覚醒はなし。体は動く。朝からせっせと部屋の片付け。いらなくなったものをどんどんゴミ袋に放り込んでいく。昔の低速CD-Rドライブも捨て捨て。昔の2GBのHDDは、いったんSCSIカードで接続して今のHDDに中身をコピーしてから捨て捨て。買ったソフトの箱もマニュアルも、必要なものだけ残してどんどん捨てていく。そして売れそうにないから捨てようと思っていたたくさんの本たちも捨ててしまう。今日はちょうどゴミの日だ。全部まとめて出してしまえ。そんなこんなしているうちに5時になってしまった。

散歩がてら、朝食を買って、昨日の夜も見てきた物件を見に行く。うん、明るいところで見てもきれいだ。早く中が見たいぞ。

帰ってまたまた部屋の整理を始める。いらないフロッピーなんかをどんどん捨てていく。うん、捨てるというのは気持ちいいことだ。最近はフロッピーなんかめったに使わなくなったから、ブランクディスクが数枚残っていればいいだろう。とっておきたいファイルだけをHDDに移し、5枚くらいのフロッピーを残してあとは捨てた。

やっと6時半になった。いつも病院でやっている通りにラジオ体操をする。これでますます気分爽快。テレビで天気予報を見る。今日は曇りのようだ。ソフトボールができるな、よし。あちゃ〜、土曜日は雨か。土曜日は知人の入っている合唱団に合唱団Pのチラシを挟み込みにいかないといけないのだ。しかたがないけど、何とか濡れないようにして持っていかなくてはならない。今年は梅雨明けが遅そうだ。家を出るまで時間があったので以前に入院していたときの日記を読み返していた。ずっと同じことをぐるぐる悩んでいたような気がする。今と同じようなことを書いていても、表面上しかわかってなくて実感として理解できていなかったこともある。それだけ前に進んだということか。

8時を過ぎたので家を出て病院へ戻る。午前中のデイケアはソフトボール。人数は少な目だったが試合をやった。準備体操の後、亡くなったメンバーを冥福を祈って黙祷した。いつもピッチャーをやっていた彼の代わりに今日は私がピッチャーをやった。13−5で快勝し、勝利投手となった。打つ方も6打数5安打とよく打てた。特に、私が左バッターボックスに立ったら内野も外野もみんな右に寄って左ががら空きになったので、左方向をねらって打ったらちょうどレフト線いっぱいの当たりが外野に飛んだ。狙い通りに決まって気持ちよかった。

午後のプログラムは、今日はまずゲーム。クイズ番組「クイズ・ヘキサゴン」のパクリをやった。1人3問ずつ、メンバーの半分くらいが知ってそうな問題、という微妙な問題を考えて紙に書き、それをシャッフルする。そして2人1組になって、1組ずつ順番に親になり、親はランダムに問題を選んで読み上げ、残りの組が紙に答えを書く。そして、親は間違った答えを書いた組を当てる、というゲームだ。全員が正解だと思う場合は親は「セーブ」と言って誰も指名しないことができるが、それで誰か間違えていたら親に×がつく。超簡単な問題で解答者がセーブ崩しをやって来たり、まるで番組でやっているように盛り上がった。とてもおもしろかったのでまたやろう、と言うことになって集めた問題の紙は使い回せるようにとっておくことになった。

その後はテニス。今日は人数が少なめだったので練習もちゃんとできたし、試合も2試合できた。私は元卓球部なので、どうも打ち方に卓球の癖がついている。テイクバックがないのだ。先週それを指摘されたので、今日はそれを意識してやってみたが、なかなか思うようにいかない。スイートスポットになかなか当たらない。そう言えば病院の中でも「リラックス、リラックス」を心掛けようと思っていたのにすっかり忘れていた。スポーツもリラックスが大事だ。もっと力を抜いて軽く振り抜けばいいのかもしれない。何かにかかりきりになると、どうも「リラックス、リラックス」というのを忘れてしまうようだ。これがストレスを発散するようなスポーツだったからいいようなものの、ストレスをため込むような仕事にかかりっきりになってリラックスを忘れてしまうと、また悪い状態になってしまうだろう。今のうちから、常に自分をリラックスさせるように、無意識下に刷り込むのだ。

病棟に帰ってきてお風呂に入ろうとしたら、なんともう湯が抜かれていた。がちょーん、である。入浴の時間は13時からで、みんなが入り終わるとだいたい15時半くらいに終わる。だが作業所や、私のようにデイケアに通っている人は帰ってきてから入る。看護婦は誰が風呂に入ったかをちゃんとチェックしていて、最後の人には「お湯、抜いておいてください」と言うときもある。今日は誰かが間違って勝手に抜いてしまったのだろうか。仕方がないのでシャワーで済ませ、あがってから看護婦に言った。みんなもう夕食を食べているところだったが、「お風呂の栓抜いたの誰〜」看護婦が尋ねた。誰も答えない。私が自分の箸とコップを取りにいったん病室に戻ったときに別の看護婦がやってきて「ごめん、私が間違えて抜いちゃった」おいおいおい。

それにしても今日は疲れた。ただ疲れた、と言うよりばてた、という感じだ。やはり暑くなってきたからだろうか。テニスを体育館でやったとき、蒸し風呂のような状態だった。やはり私は暑さに弱いようだ。

昨日の睡眠の状況
 21:00 就寝
 01:16 中途覚醒
 01:57 中途覚醒
 03:15 中途覚醒
 03:28 起床
昨日はショックが大きくて、自分でも夜ちゃんと眠れるかどうか心配だったが、無事寝付けたようだ。3時半と早くに起きたが6時間半寝てるからいいだろう。中途覚醒も3回だが、1時台と3時台に細かく目が覚めている。大きな睡眠は割と取れている感じがする。

明日からバスの時刻表が変わる。昨日、バスの乗り継ぎの時間がけっこうあったので、時刻表を写してきた。それをExcel互換ソフトにせっせと入力していった。暇なときはこういう作業がうってつけだ。

朝食後、散歩に行く。今度は病院前のバス停の時刻表をせっせとメモ帳に写す。これも入力しよう。散歩の後、お通夜に出席するために外泊届けを出す。

午前中の活動はいつも通り。作業棟に行ってエアロバイクを漕ぎ、デイケアに行って今日は園芸をやる。今日はなすとピーマンを収穫し、とうもろこしの茎が風で倒れないように棒で支え、草刈りをした。お天気は曇りでそんなに暑くもなく、快適に農作業ができた。調子は今日はいい方だろう。

昼食を食べ終えてから外泊届けと薬を出してもらい、病院を出る。家に帰ってきて、お通夜に行くために乗る電車をネットで調べる。2時間ほど余裕があったので、またまた先日の続きで大量の本をザックに詰めて駅前の古本屋に売りに行く。3回往復してもまだ残っている。あとちょっとだが、あまり無理しないように今日はそれだけでやめておいた。

3回目に古本屋に行った帰り、今のマンションを借りるときにもお世話になった不動産屋の前を通りかかった。ふと、そうそう2人で住むところ探さなきゃなあ、と思っていたのでちょっと窓にべたべた貼っている賃貸広告を眺めてみた。だいたい条件は絞れている。まず、今の住居の近くであること。今は彼女の実家まで歩いて3分、会社までも歩いて20分、駅までも歩いて5分、商店街のど真ん中でスーパーは歩いて1分という超便利なところだ。

便利なところを探そうとすると当然家賃は高くなってくるが、何を隠そう、彼女は車の免許を持ってないどころか自転車すら乗れない。あまりにも便利なところに住んでいる上に内向的な子だったので、自転車に乗る、という機会がなかったし、そもそも家にも自転車がない。ぼ〜っとした子なので、今から自転車に乗る練習をさせるのも車の免許を取らせるのも怖い。多分向いてないだろう。だから、便利なところでないと困るのである。

そして彼女は姪の面倒をときどき見たりしないといけないのでちょこちょこ実家にも行く必要がある。私も会社から近いほうが、調子が悪いときでも行きやすいので、やはりこの辺がいい。だがこの辺は横浜駅へ歩いて行ける距離で、ちょっと相場は高めだ。2LDKに住みたかったが、月々の家賃の予算を考えるとこの辺りだと2DKがせいぜいかな、と思っていた。

が、掘り出し物の物件があったのである。駅から徒歩3分、彼女の実家までも5分くらい、私の会社までは多分今のところより近いだろう。そういう2LDKの物件が手ごろな家賃であったのだ。即不動産屋に飛び込んで話を聞く。こういう賃貸マンションなんかは足が速いという。タイミングが重要だ。とにかく話を聞いてみて、今日はお通夜があって時間がないので、私と彼女の都合のあう来週の月曜日の夕方に現地に見に行くことになった。

いやはや、間取り図を見てとても気に入った。真中にLD約9.2帖、その両端に和室と洋室が6帖、そして全部の部屋が窓に面している。洋室には出窓があり、LDと和室はバルコニーに面している。私も彼女もこの間取り図を見て非常に気に入って、来週見に行って文句がなければすぐに契約しよう、ということになった。私はあと2、3回外泊したら退院できると主治医が昨日言っていた。あと3回外泊し、戻ってきた週の金曜日に退院したとして8月8日。確定ではないが私の中で予定している退院日である。よし、7月中に契約して8月から借りて、今のところは8月いっぱいで出ることにしよう。幸い平日にも動ける身だ。平日の午後にでも引っ越して安く済ませよう。

そしてデイケアのメンバーのお通夜へ向かう。斎場にはたくさんの人だった。やっと彼の死を自分の中で受け止めることができるようになってきた。スポーツが得意で、明るかった彼。まだ21歳で、病気がかなりよくなってきたので通信制の大学を受けたいと言っていた彼。まだまだこれからだったのに、なぜ彼が死ななくてはならないのか。先週まで一緒にスポーツやレクリエーションをやっていた彼が今はもういない。人はなんと簡単に死んでしまうものなのか。本当に人の運命はわからないものだ。今回彼が死んではじめて思った。「命は大切にしよう」

嬉しがったり悲しがったり忙しい1日であったが、お通夜の帰り、実際に物件を見に行く。おお、けっこうきれいなマンションではないか。窓はどうやら東を向いているようだ。いいんではないか?早く現地が見たいものだ。

昨日の睡眠の状況
 23:30 就寝
 02:21 中途覚醒
 02:56 中途覚醒
 04:22 中途覚醒
 04:42 いったん起床
これ以降は一服してメールチェックしたりネットしたり、20分ほど起きていたが、もう一度寝ることにチャレンジし、浅い眠りを断続的に繰り返しながら7時半頃まで寝ていた。やはり昨日と同じでなんとなくぼんやりする。追加眠剤を飲まないと質の高い睡眠を確保することはまだ無理なのか。

朝食のコーンフレークを食べて、散歩に行こうとしたら、雨が降っている。そうか、今日は雨かぁ。合唱団Pの練習に行くのもおっくうになりそうだ。天気によっても気分は左右される。ま、病気でない人でもそんなことは当たり前にあるが。

日記を書いたり、引越しに向けて住所変更を知らせるべき先をピックアップしたり、新しく買わないといけないものをピックアップしたり。朝はそんなことをしていた。少しぼんやりしているが、昨日の疲れが残っているということはないようだ。

今日の練習は昼から。ネットで調べたらちょうど12時の電車に乗ればいいようだ。それまで部屋の片付けなどをする。そう、今日もリラックス、リラックスをこころがけて。そうそう、入院でばたばたしていて実は衣替えをまだしていなかった。冬物と夏物を入れ替え、洗濯が必要なものを洗濯する。洗濯機が回っている間、ネットで賃貸情報を検索するが、ネットで調べられるものは数が非常に少ない。やはり定石どおり地元の不動産屋を地道に足でまわった方がよいだろう。ま、退院してからだな。なんだかんだしているうちに頭がすっきりしてきた。

ちょっと動いて少し横になったら、ちょっとうとうとしてしまったようだ。まだ家を出るまでには時間がある。もうちょっとゆっくりしよう。いつの間にか雨はあがっているし、今週は練習に行けそうだ。

家を出るまでまだ時間があるので、ネットで調べものをする。結婚式は挙げないが、写真くらいは撮りたい、と彼女が言っていたのでその情報を調べてみる。要は衣装を借りてきてどこかのフォトスタジオで撮ってもらえばいいのだろう。それだけがセットになったサービスをやっているところはないかなあ、とまず調べてみたが、ちょっとなさそうだ。普通、写真を撮るんだったら、その衣装は結婚式で使うものだから別に借りてくるのが当たり前だから、やっぱそういうのはないのか。

フォトスタジオを調べてみたら、まあこれは近くて適当なところがあった。ヘアドレスがセットになったところもある。式の当日は忙しいから、写真は他の日に、という人も多いのだろう。衣装は借りてきたものを持ってきても、髪は何日も当日用そのままというわけにはいくまい。

そして今度は衣装について調べてみる。う〜ん、びっくりした。ウェディングドレスのレンタルが安くても20万円、男性のモーニングやタキシードでも15万円くらいする。ちょっと記念だけ、というには高すぎるなあ。どうしようか。まあ彼女と相談だな。将来私がちゃんと職場復帰できて安定したら、改めて式を挙げるという考えもあるのだが、写真もそのときにしようか。彼女の母親も「そんなにするんだったら撮らなくていいんじゃないの」と言いそうだ。

彼女が二人で暮らしたい、ということを母親に言ったとき、反対はしなかったが「今のところに二人で住めないの?」と言ったらしい。やはり私の状態が心配で、できるだけ貯金を崩すのはやめた方がいい、引越にお金をかけずにすますことはできないか、ということらしい。いくらなんでも今のワンルームマンションに二人で住むのは無理だ。今でも自分のものだけで溢れかえっていて、引越に向けてどんどんものを捨てていこうと思っているくらいだから。

時間が来たので家を出る。いったんあがっていた雨はまた少しぱらついている。今日の練習場所ははじめて行くが、いつもより少し遠い。渋谷で乗り換えないといけない。またできるだけリラックス、リラックスを心掛ける。全身の力を抜くというより、肩の力を抜いて。ときどき首をまわしたり肩を上げ下げしたりして、できるだけよけいな力が入らないように注意する。電車の中でもリラックス、リラックス。渋谷の人混みでもリラックス、リラックス。

やはり効果はあったようで、あまり疲れずに練習場所についた。練習中もリラックス、リラックス。これは大きな効果があった。私は歌を歌っていると、つい力が入りすぎる癖がある。それを、昨日からずっとリラックスを意識しているので、練習中もあまり力が入りすぎずにリラックスして歌えた。変な歌い方をした後は喉が痛くなることがあるが、今日は練習が終わっても大丈夫。これはいろんな面で効果を出しそうだ。これからも極力意識しよう。リラックス、リラックス。

それにしても本番指揮者のK先生には感服する。指揮者が変わるだけでこんなにも合唱団が変わることか。休団する前に合唱団Pにいたときも思ったが、やはりK先生はすごい。自然と音楽が自分たちから引き出されるような気がする。どういう音楽を作りたいか、非常に明確に感じられる。合唱団Pのメンバーも、先生とのつきあいが長いということもあるだろうが、反応がいい。これはぜひとも本番に乗らなくてはもったいない。今日はブラームスを全曲やったのだが、これがまたいい曲なのである。歌っていて泣けてくる。

私の日記を読んでくれているのかどうかわからないが、私の事情を察して幹事長が「今回のステージの負担は免除にするよ」と言ってくれた。他のみんなには申し訳ないが、これは非常にありがたい。でも自分のノルマ分のチケットももらってしまっているし、友人に宣伝もしているし、チケットが売れた分のお金は団に入れることにしよう。合宿も、ちゃんと通常練習と先生の練習に出ていれば、行かなくてもなんとかなりそうだ。金を節約しつつ、なんとか自分のやりたいことはできる範囲でなんとかする。これからの生活でもいろんな面で課題となりそうだ。そのときそのときで、いろいろな選択肢を考えてベストなものを選んでいくことにしよう。

練習は予定よりも早く30分早く終わった。帰るときもリラックス、リラックス。渋谷の駅は昼よりもさらに混雑していたが、やはりリラックス、リラックス。あまり疲れずに家に帰ってきた。彼女は買い物に行っていて、私が帰ってからしばらくして家に来た。夕飯の支度をしてもらい、二人で食べる。いつもなら彼女は22時までうちにいるが、今日は風邪気味だということで20時に帰っていった。彼女が帰った後、ヨガの体操をやって自律訓練法をやる。日ごろから当たり前のようにやる習慣をつけるのじゃ。

やはり家は落ち着く。その家にいながら、なぜ入院前はあれだけ調子が悪かったのだろう。家にいながらリラックスしていなかったのか。なぜなんだろう。今回の外泊訓練で、やっと光が見えてきた。しかし、まだまだ油断はできない。また調子が悪くなったら、悪循環に陥ったら、今はわかっているつもりのことでも、そのときになればすっかり頭から抜け落ちているかもしれない。それを防ぐための対策も考えて、そして実行できるように身につけておかなくては。とりあえず、今回の外泊訓練はまだ終わってないが、明日の朝にちゃんと病院に戻って、そして疲れが残っていなくてデイケアにきちんと参加できたら、まあ成功だったと言えるだろう。