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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

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ひっきーと言っても某アーティストのことではない。某掲示板で「ひきこもり」を意味する言葉だ。

今日は診察に行けなかった。朝起きても動けなかった。動けなかったのか?動かなかったのではないか?動きたくなかったのでは?

今、自分で自分の状態がわからない。鬱ではなくてひきこもりになっているような気がする。鬱とひきこもりは違うのだ。不安が強くなっておかしくなってしまっているような気がする。

夢を見ていた。病院に予約のキャンセルの電話をしていた。「明日でも先生は診てくれますよ」電話越しに看護婦さんがそう言ってくれて安心した。でも本当は火曜日しか私の主治医の外来はない。本屋でひきこもりの本を探している夢も見た。だめだめな自分である。

結局11時頃起きて、本当にキャンセルの電話を入れた。キャンセルしたはいいが、薬が切れるから予約外で明日にでも病院に行かなければならない。行けるのだろうか。

今日は診察の日だった。

...行けなかった。

朝は目は覚めたものの動けなかった。最近はあきらめがよくなってきているので、「こりゃだめだ」と思ったらじたばたせずに寝ることにしている。(むしろその方が、よけいなプレッシャーがとれてひょいっと動けたりすることもある)

11時くらいまで寝ていた。予約の時間は11時なのだ。せめてキャンセルの電話だけでもしないといけない。起きる直前、夢の中で必死にキャンセルの電話をしていた。「診察に行けないのだったら、キャンセルの電話をしなくくては」やっぱりプレッシャーを感じていたよ。

というわけで、明日は朝早くに病院に行って予約外で薬のみもらってこなければ。起きれるかなあ。でももう薬がない。明日行けないとやばいのだ。

今日も調子が悪かった。朝は8時前に起きたが、鬱が入っている。今日水曜日のデイケアのプログラムは、午前がソフトボールで午後がゲーム。昨日帰ってきてから割と調子がよいと思ったので、次の日もデイケアに行けたら行こう、と思っていたのだが、どうも具合が悪い。昨日みたいに診察があったら、何とかがんばって行けそうな感じではあるが、今日はちょっとそこまでモチベーションがあがらず、結局また横になってしまった。

昼過ぎからまた寝てしまった。18時くらいまで寝ていただろうか。昼寝をすると、決まっていつも夢を見る。浅い眠りがずっと続くのだ。そして今回も郷愁にひたるような、そんな内容の夢だったような気がする。中学や高校時代の友達が出てきた。目が覚めたときは懐かしさで胸いっぱいになり、なかなか現実世界に戻れない。自分の深層心理では、自分の成長はそれくらいの年齢で止まっているのだろうか。そこに留まりたいと思っているのか。その頃に帰りたい、と思っているのだろうか。目が覚めると、いつも対峙しないといけない現実とのギャップに苦しむ。

今日はあまり調子がよろしくない。鬱ぎみだ。朝から頭の中は曇っている。それでもなんとか起きていて、OKWebで答えられる質問に回答したりしていた。

昼過ぎからソファに横になってしまい、うとうとしていた。15時過ぎには布団に潜り込んで眠ってしまった。鬱のときは過眠気味になる。

昼寝中に夢を見た。途中起きたときにどんな夢だったか覚えておこうと思ったのに、それまでに見た夢を忘れてしまたった。それからまた寝てしまって、また夢を見た。昔のことを思い出した夢。本当の「昔のこと」ではなく、夢の中の虚構の「昔のこと」を思い出して懐かしんでいる夢なのだ。なんだか最近「郷愁にふける」夢が多いような気がする。そして一度夢を見たらそこからなかなか脱出できない。起きるのをさまたげているかのようだ。起きてもなかなか現実世界に戻って来れない。リアルな今の世界の方が虚構のようだ。

夜、カップ麺とシーチキンを食べて夕食にする。昼食もカップ麺だった。今日は一度も外に出ていない。ああ、悪い傾向だ。鬱になると何もできなくなる。普段は「ハムスターみたい」と言われるくらいちょこまか動き回っているのに。

明日は所属している山岳会の総会がある。もう3年くらい活動に参加していない。集会も2年半くらい顔を出していない。浦島太郎状態だ。今の自分は、いつ体が動かなくなるかわからない状態なので、怖くて山には行けない。ぶくぶく太ったのでロッククライミングもできないだろう。ただ裏で会員向けのHPを管理しているだけになってしまっている。本当は活動に参加するか、もしくは自分の仕事を誰かに引き継いですっぱりやめてしまうか、どちらかにしたいのだが、なかなか難しい。

今日は退院してから初めての診察の日。予約は10時だった。

しかし、朝起きてみると完全な鬱状態で動けない。しかたがないから寝る。夢の中に、必死に病院に行こうとする自分がいた。

10時過ぎになってようやく動けるようになった。病院へ電話して、今から行っても診察してもらえるか尋ねた。先生に確認するので10分くらいしてもう一度電話をください、と言われたのでそのようにしたら、「できるだけ早く来てください」とのこと。何時までなら診てくれるか、と再度確認したが、何時まで、とは言わずにできるだけ早く、とだけ言ったそうだ。これはどういうことか。何時になったら「はい終了」ということはせず、がんばって何とか行けば、先生は待っててくれるのか。前の主治医は午後も診察していたが、今の主治医は基本的に午前中だけなのだ。とにかく考える余地はない。すぐに家を出た。幸い電車もバスもベストな乗り継ぎで、最短の時間で病院に着いた11時40分くらいだったろうか。まだ全員の診察は終わってなく、2人くらい、時間にして30分くらい待たされた。

診察では先週鬱が再発したことを告げ、抗鬱剤が1つ追加された。復職に関しては、また様子を見る必要がある、という認識で一致した。復職にあたって会社側から提示されている条件が「完全に回復した、という医師の診断が必要」ということを話すと、「非常に厳しい」との見解。やはりそうなのだ。いきなりフルタイムで働くことなんて無理なのだ。

診察が終わってからデイケアに顔を出す。今日はみんなで映画を観ていた。なんと「アイアムサム」だ。去年もデイケアで観たぞ、これ。私は映画館でも観たから3回目だった。でもまた泣いてしまった。いい映画は何度でも泣ける。

家に帰ってきてから会社の人事部に電話し、医師から「厳しい」と言われたことを告げ、相談する。実は私が何年も会社を休んでいる間に、健康管理室に新しく心療内科の産業医が来るようになっているらしい。その産業医と相談したい、と申し出ると、自分で連絡を取って会ってくれ、と言うので連絡先を聞いて健康管理室に電話してみた。医者は今日は来ていないが、看護婦がいて私の話をよく聞いてくれた。「人事部の人は、完全に治って週5日、1日7時間半働けることが前提だ、と言ってるのですが」と言うと「そんなの無理に決まってるわよ、最初は週1日とか、そういうのから徐々にリハビリしていくものなのよ」と力強いお言葉。「最初はそのような勤務から始めさせてもらえるようにお医者様から人事部の方に助言していただけるでしょうか」という質問には「もちろん」というこれまた頼もしいお言葉。どうやら健康管理室は私の味方になってくれそうだ。どうなることかと思っていたが、少し光が見えてきた。