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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今まではそうめんや蕎麦を茹でても、調理用のボールに入れてそのまま食べていた。小洒落ていなくてもいいから、せめて「食器」に入れて食べたいな。サラダボールがあったらいいな、と妻と話していた。

前のアパートが超狭かったので、食器は必要最低限のものしか持ってなかった。いや、使ってなかったという方が正しいか。結婚式の引出物で頂いた食器はいろいろ持っていたのだが、置くところがなくてずっとダンボールの中だった。新しい食器棚も買って、それらもようやく陽の目を浴びることになったのだが、皿とカップばかりと偏っていた。あまり物は増やしたくないが、生活していて不便を感じたら新しい食器も少しずつ買いたいところである。
 
と思っていたところ、今日の新聞にニトリのチラシが入っていて、よさげなサラダボールが安く売っているのを妻が発見。天気もいいしおでかけ日和。妻と一緒にニトリまで行った。実は私、ニトリに行くのははじめてなのだ。
 
お目当てのボールはイメージしたものとちょっと違って、結局別のサラダボールを購入した。一方私は枕コーナーに目が奪われてしまった。もう10年くらい使っている低反発まくらが、今ではせんべいみたいになっていて全く反発しない。妻から「新しいの買ったら?」と言われていたところである。ちょうどいい、ここで買ってしまおう。
 
いろんな枕を押したり引いたり回したりして慎重に選んだ。なんせ毎日一夜をともにする相棒である。実際に1つずつ床に置いて寝てみたかったが、店員さんに怒られそうだからすんでのところで思いとどまった。低反発シリーズで置いてあるのはニトリオリジナルの商品ばかりで、「低反発まくら」「低反発チップまくら」「ポリエステル+低反発まくら」の3種類があって、それぞれ柔らかさや弾力が違う。悩んだ末、「低反発チップ枕」を選択。
 
そしてそれぞれに「たかい」「ふつう」「ひくい」の3種類があった。「たかい」が1,490円、「ふつう」が990円、「ひくい」が690円。値段の高い低いではなくて、枕の高さのことである。これも寝てみないとどれが一番自分に合うかわからないが、そうはいかないので「ふつう」を選んだ。枕なんて滅多に買わないから、高いのか安いのかわからんが、宣伝通りだと「お値段以上」のはずなので、きっとそうなのであろう。
 
店の中にいるときに妻の携帯にメールが入った。妻の母親からで、今からうちに来ていいか、ということだった。前のアパートも妻の実家に近かったが、今の団地はさらに近くなった。せっかくお客様をお招きできるくらいになったので、一度義母に来てもらおうと連絡していたのだ。
 
しかし、今はニトリにいるのですぐには来てもらえない。自分たちが戻ってからか、あるいは明日以降にしてもらわないといけない。妻が電話してそう話すと、帰りに妻の実家に寄って、そのままうちに来ることになったのだが、そのときに、
 
「ついでにアイロン台買ってきて」
 
と頼まれた。
 
ついでに?
アイロン台?
 
そんなものついでに頼まれたのは生まれてはじめてである。???と思いつつ、アイロン台を一緒に買って妻の実家へ。
 
実は自分たちが買っていったそのアイロン台、それも今日のニトリのチラシに載っていたのだ。それを義母が見て、ニトリに買いに行こうかと思っていたところだったらしい。本当に「ついでに」だったのだ。私はニトリに来るのは始めてで、妻も2回目だというのに、何たる偶然。でもそういうことだったのね。でも偶然って怖いな。
 
妻の実家におじゃまして少しお話したあとに、義母と姪と一緒にうちへ。初めてのお客様である。前のアパートと違って空間に余裕があるし、風通しもいいし、日当たりもいいし、義母も姪もリラックスしてくれたようだ。これで安心してお客様も呼べる。まあ、親族以外のお客様なんて来やしないだろうけど。

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