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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2004年8月17日

今日はようやく診察を受けることができた。3週間ぶりだ。

朝は最近にしては珍しく8時過ぎに起きることができた。(起こされて起きたのだが)
なんとか家を出て病院に向かう。10時半頃病院に着いたが、予約は12時なので、久しぶりにデイケアに顔を出す。

診察では、やはり不調が続いていることを話した。しかし、それが鬱なんだかわからない。鬱というよりも引きこもり、という感じがする。そういうことを話したら、「いや、それはやっぱり鬱ですよ」と言われた。鬱と言ってもいろいろな形で症状は現れるし、本に載っているような典型的な症状だけが現れるわけではない、とのこと。それは自分でもわかっているつもりなのだが、自分のことになるとわかっていない。今の主治医は4月から私を担当しているのだが、入院中に私が一晩で躁転し、そのあとしばらく躁状態が続いた経緯を見て、間違いなく私は躁鬱病であるという診断をくだしている。そういう経過を見ると、やはり大きな鬱ではないけど、鬱状態であることには違いないそうだ。

今までも調子悪い状態が続いて、結局それで再入院をしたりして、そういう繰り返しだったのだが、前の主治医は入院の前に電気ショックを勧めてきた。私はかたくなに拒んでいたのだが、薬がうまく効いてくれないでこの状態がずるずると続くのであれば、覚悟を決めて一度電気ショックを試してみようか、という気にもなっている。その電気ショック療法(正式には修正ECTというのだが)について主治医に意見を求めてみた。今の主治医は、「それを勧める医者もいます」という感じで、自分は使わないようなニュアンスだった。電気ショックをやったからといって、鬱から躁に変わるものでもない、とも言っていた。

薬についての話で、「今までリタリンを使ったことはありますか?」と聞かれた。リタリン。それは禁じ手だと私は思っている。少なくとも自分が読んだ本やネットでの情報、そして実際に使用した人の情報を総合すると、「限りなく覚醒剤に近い合法な薬」という感じなのだ。強制的に気分を持ち上げるというか覚醒させるというか、薬の本を見ても「ナルコレプシーの治療薬」と書いてある。「今でもリタリンを鬱の治療に使うんですか?」と尋ねたら、「使います」という答えだった。しかしそれは怖い。電気ショックより怖い。

結局、抗鬱剤がまた変わった。リタリンではない。この先生はどんどん薬を変えてくるので、自分に合う薬が見つかるまでしばらく様子を見よう。

ところで、5月のはじめくらいから今まで、ずっと下痢が続いているのだ。それで今日は内科にもかかった。今でも割と強力な下痢止めと整腸剤が出ているのだが、それにプラスして下痢止めを4つ飲むことになった。これで私が一日の飲む薬の種類は15種類となってしまった。抗鬱剤、安定剤、喘息の薬、下痢止めの薬、眠剤である。

診察が終わって家へ帰ってくる。夕食後の薬は錠剤が10個、散剤が2袋。飲むのが大変だ。