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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年10月26日

時計を見たのは3:30だったろうか。眠りは深かったのか浅かったのか、なんか何度も目を覚ましたような気がするが、あまり覚えてない。寝付きはまた悪く、1時間くらいはかかっている。夜明け頃に廊下を歩く人のスリッパがうるさいなあとか、洗面所で誰か話している、またうるさいなあとかぼんやり思った記憶がある。起床の放送が入ったときは眠っていた。「目覚めのヨーガ」をやって起きる。

これを書いていると看護婦が「脈を計りますよ」と言うので処置質へ行って計ると85だった。看護婦は「別に高くない」と言うが、自分としては起きたばかりで80を超えているというのはやはり高いように感じる。ジムに通ってた頃は、ストレッチをしてからさあエアロバイクを漕ぐぞ、という時点でそれくらいだったから。

メールチェックすると山岳会のKちゃんからメールが来ている。アトピーの友達がいるとか、10の2乗をパソコンで書くにはどうやればいいとか、いろいろメールのやり取りをしているので返事を書く。今回はまた話題が変わってうちの病院の食事の話になっている。

裏技を使って洗濯を早く済ませて干してから、8:10頃からいつものごとくオカリナを吹きに行く。今日は音楽堂で吹いたが、誰にも会わなかった。吹いているときはそれだけで心が癒やされているような気がして気持ちがいい。

病棟に戻ってきて作業棟に行く準備をし、ホールの畳のところでストレッチしていると、テレビで気になる話題を取り上げているので、ストレッチしながら見ていた。アトピー性皮膚炎が元でいじめられ、不登校を起こしてそのまま引きこもりになった少年の父親がその手記を本にして出版していたらしいが、その父親がその子供を殺して自分も自殺した、という事件があったそうだ。アトピー性皮膚炎への偏見、ひきこもり、その子供が親に言ったという「俺がこうなったのはお前たちのせいだ。土下座しろ」という自分の弟とそっくりの言葉、見ていてひとごとではない。うちの家族もまだ問題だらけで一向に解決に向かわない。その大きな原因は両親にあると思っているが、うちの両親はいまだに自覚もなければどうすればいいのかわかってないようだ。

作業棟へ行っていつもの通り基礎データを計る。やはり脈拍は100を超えている。Wさんが壊れていない方のマシンを使うだろうと思って、液晶表示が壊れている方のエアロバイクで体力テストを行い、終わった後にプリントしようとしたら、ボタンを押してもプリントされない。おかしいな、と思って作業療法士に聞いたら「多分エラーが出たんでしょう。エラーが出ると液晶にしか表示されなくて、プリントされないんですよ。エラーの原因も液晶に出るんですが、この機械だとそれがわからないんです」と言う。ありゃ、そうなのか。私が体力テストを終わるまでWさんは来なかったので正常なマシンでやればよかったが、後からそんなことを考えてもしかたがない。もう一回やる気もないので、まあアップのつもりでやったことにしよう。一日くらいデータがとれなくてもいいや。

その後はいつもの通り30分を2セット。インターバルは10分で、腹筋を挟む。今日は漕ぎながら呼吸に注意してみた。声楽をやるときのように、鼻から背中に息を入れて、斜腹筋で吐き出す。それをやっているうちに、胴まわり全体に意識が移ってきた。この辺りを意識しながら漕ぐと、体脂肪の燃え方も変わってくるだろうか。消費カロリーは一回目は前回と全く同じ数値が出た。

インターバルの間に、Nさんが「体脂肪測定器の使い方を教えてください」と言うので、教えてあげて彼が計ったら36.7%。「うわ~、太り過ぎですね~」自分で笑っていた。その後I君も計りたいというので同じように教えてあげて計ったら7.0%。それは痩せすぎだろう。これはちょっとやばいんじゃないか?I君は最初は対人恐怖症で入ってきてほとんど姿を見せなかったが、最近はよくホールに出てきて他の人とも交流しているし、作業療法にも来るようになった。が、どうも摂食障害が出てきてしまい、つい最近まで拒食モードに入っていた。最近ではおかゆ食でなんとか全部食べられるようになったという。何か一つの心の病が回復すると思ったら、今度は別の形で現れるという人は多い。心の病は複雑なものだ。

午後から入浴を挟んでずっと日経オープンシステムを読み続ける。まだまだバックナンバーが溜まっている。6月号の特集記事「Linuxを基幹系に使えるか」や「検証&調査 11Mbps無線LANの威力」「活用と選択 負荷分散装置」など、とてもおもしろかった。やっぱり日経オープンシステムが読んでいて一番おもしろい。自分の興味の対象に一番マッチする。

16:00からいつものリラックス体操&自律訓練法。自己催眠状態になったところでいろんな自己暗示をかけているが、効果はあるのだろうか。

日経オープンシステムの6月号を読み終えた。木曜日に皮膚科に行ったときにデイパックに入れていた日経コンピュータが出てきた。読みかけの記事があったので、今度はそっちを読む。連絡会まで読んだ後、その後はずっと卓球をしたり喫煙所で歓談したりして、そのうち20:00になった。今日はそこそこ肉体的にも疲労したし、よく眠れるかな?これを書いてる今はまだ体が火照ってるが、冷めたらスウェットを着て就寝準備をし、また日経コンピュータの続きを読むことにする。