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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日は夕食後に寝てしまったからか、なかなか寝付けなかった。時計を見たら22:00過ぎで、あぁ1時間たってしまった、と思った。が、寝付いた後は夜中に目を覚ました記憶はない。次に目を覚まして時計を見たらら5:00過ぎだった。まだ早いのでまた寝た。6:00の起床のアナウンス。まだ眠いのでずっと寝る。6:30近くなって起きてきた。喉が痛い。咳が出る。痰も出る。喉がひゅーひゅーいってる。

今週は風邪を治すためにじっくり休む週にしよう。エアロバイクもお預けだ。朝食後はずっと音楽を聴いて横になっていたが、今日が入院124日目ということを思い出して、生保の書類を確認し、保険金請求書を記入する。入院証明書は主治医に書いてもらわなきゃ。

合唱団のYさんに喘息のことで相談メールを書いた。最近ひどくなったことを書いて、この地域でいい呼吸器系の医者がいたら紹介してほしい、と書いた。

9:00過ぎに生保のおばちゃんに電話したら、まだ出社してないという。折り返し電話してもらうようにお願いしておいた。

今日はおとなしくしておこうと思ってぶらぶらしていると、S看護婦が「作業棟行かないの?」と聞いてきた。「風邪ひいてるのでやめときます」と言うと「自転車漕ぎじゃなくても、行って何かしていたら?」と言う。そうだな、とりあえず行くだけ行ってピアノでも弾いていようか、そう思って作業棟に行ってみる。外に出ると寒い。ピアノはT君が弾いていた。革細工にS美さんが来ていた。月水金と来ているそうだ。なんだかだるくなって、熱っぽさも感じてきたので早々に引き上げて戻ってきた。

生保のおばちゃんから電話があった。入院して124日経ったので保険金受け取りの申請をしたいが、どこへ送ればいいか聞いた。おばちゃんは「退院してから」と言ったが、約款を読んだら124日目から請求できると書いてありましたけど、と言うと「あらそう」と言って、必要な書類は医者に書いてもらう入院証明書(診断書)と保険金申請書だけでいいから彼女宛に送ればいいと教えてくれた。長年保険の外交員をしていて、入院特約の保険金が「退院してから」と言うのはなぜだろう。124日目を過ぎれば請求できることは知らないはずないのだが、しらばっくれてるのだろうか。「どこが悪いの?」と聞くので「うつ病というのになってしまったんですよ。もっと早く退院できると思ったのに、こんなに長くかかるとは思いませんでした」と答える。

「図解雑学精神分析」を読み始める。今年の11月に出たばかりの本だ。帯に「フロイトの精神分析理論をやさしく図解」と書いているが、確かにわかりやすい。今日はカウンセリングだ。それまでちょっと読んでみよう。

「図解雑学精神分析」を読んでいる間に入浴の機会を逃してしまった。「15:00からカウンセリングなんで、帰ってきてからでいいですか」とI看護婦に聞いたら、「これからは女性が先のときには一番はじめに入らせてくださいって言ってね」と言われた。前まではそうしていたので、これからはそうしよう。今日は外出から戻ってくるMさんと一緒に入ることになった。

15:00からカウンセリング。今日は「自分は何がしたいのか」というのが焦点だった。自分の話は「これこれこういうことが『望ましい』と思ったからそうしてきた」というのが多いが、「望ましい」と「~したい」は別でしょう、ということだ。「~したい」というのは純粋に自分の欲求なのだが、「望ましい」というのはすごく第三者的な見方である、とカウンセラーは言う。そうなんだろうな。自分は「~したい」というのを抑えてきたのだろう。これからはできるだけ「私は」というのを主語にしてお話してください、カウンセラーは最後にそう言った。自分は何をしたいのか。無意識を抑圧してきた自分にとって、それがわからなくなっている。「それは結局自我が未成熟で、自分のことを超自我で語っていることなんですよね」と聞くと「まあ、そういうことですね」ということだ。自分は何をしたいのか。これからどうしたいのか。自分はいったい何を考えているのか。今日話した自分の「プライド」「名誉欲」というのは、それはそれで一つの欲求だが、人間の欲求の中で最も高次元なものであり、その下に本能的な欲求があるという。それは一番下位では「食欲」「睡眠欲」「性欲」という本能的なものだ。その間にいろんな社会的欲求があるのだが、その中で自分が抑圧しているものがあるのか。どこかに歪みが生じているのか。

カウンセリングから戻ってきて、少ししてから主治医に呼ばれて面談する。今回の外泊では精神的な面ではとても調子がよく、翌朝に鬱の兆候がでることもなかったことを話す。これから週に一回のペースで外泊してみるが、2泊というのをしてみた方がいいか、というのを聞いてみた。「自信があれば」というような答えだったが、そんなことはわからない。まあ、しばらくは1泊で様子を見よう。風邪は治ったと思ったらぶり返して、先週末も治ったと思ったのに外泊から帰ってきて今朝起きるとまた風邪気味だったことも話す。外泊して精神的な疲れというのがやっぱりあって、それが関係しているんですかねぇと尋ねると、まあ関係はしているでしょう、との答えだった。今週は無理をせずに風邪を治すモードでゆっくり休みます、と言っておいた。最後に生命保険の入院証明書を書いてもらうようにお願いした。「保険に入ったのはいつですか?」と聞かれたので「98年です」と答える。「じゃあ、その前のことは書かないようにしますね」とはじめから援護射撃をしてくれるような発言だ。「病院にかかったのがそもそも99年なので」と話すと、じゃあ問題はないですね、と言われた。この辺を細工してもらう人は結構いるのだろうか。

夕食後にお風呂に入った。その後にKさんと喫煙所でしばらく話をする。「自分っていったい誰?」「自分は何をどうしたいのか」「理屈だけじゃないんだよね。自分の感情なんだよね。そこがわからないんだよね」そういう話をする。しばらくその手の話をした。「恋をしたら自分の感情がよくわかるよ。理屈じゃないんだって。苦しいけどね」Kさんはそう言う。

その後はずっとCDを聴きながら横になる。途中で一服しただけで、ずっと寝ていた。気持ちを落ち着けてじっと音楽に聴き入る。最初は山下達郎の「On the street corner I」を、その次は大英博物館のサウンドトラック。このメロディーは本当に好きだ。これは本当の自分の感情だろう。うん、このメロディーが好きだ。それに気づいただけでも今日はよかったかもしれない。途中、「心のメッセージを聴く」を読みかけたが、あまり本を読む気もしなかったのですぐに閉じた。

聴き終えると20:10。就寝準備をしようかな。

昨晩は割と寝付きはよかった。夜中目が覚めて、また2:00くらいかと思ったら、まだ0:00過ぎだった。その後一回くらい目を覚ましたような気がするが、よく覚えてない。そうそう、寒いから暖房をつけた記憶がある。6:15に目が覚めて起きてきた。

家を出る。昼飯を食った後、電車に乗ろうとする前、駅のホームでポケットに携帯がないのに気づいた。焦りかけたが、落ち着いてどう対処するか考えた。とりあえず今は病院に帰ろう。病院ではダミーの携帯をとりあえず返そう。家に忘れただけかもしれないが、どこかに落としたのかもしれない。落とすとしたら、さっきのお店しか考えられない。財布を見ると、レシートはあって電話番号が書いてあった。とりあえずお店に忘れたかどうか確認しよう。なかったら、悪用されるのを防ぐために番号を止めよう。DoCoMoの連絡先がわからないが、誰かに聞こう。そうだTちゃんに聞こう。よし、いったん病院に帰った後、まずお店に電話して、それでだめならTちゃんに電話だ。

病院に着いて、とりあえず公衆電話からさっきのお店に電話する。が、そういう忘れ物はないという。続いてTちゃんの自宅に電話するが留守。まあ忙しいからそうだろう。ここで看護婦が近くにいることに気づいたので、ここでの電話は避けようと思い、夕薬を飲んだ後に自販機へペットボトルを買いに行ったついでにTちゃんの携帯に電話する。留守電になったので、急用があって電話したけど、メールをしておくので、と言い残す。

病棟に戻ってTちゃんの自宅と携帯にメールを書く。落ち着け落ち着けと考えているうちに「はて、携帯今日使ったかな?」ということに気がついた。Tちゃんのメールには「途中で使ったから家に忘れたのではない」と書いたが、よく考えると使ったけ?

17:30頃だったか、メールチェックすると、Tちゃんの携帯に送ったメールがエラーになって帰ってきている。Tちゃんの携帯のメールアドレスは変更されていたようだ。過去のメールを検索して変更したアドレスを再登録する。加えてさっき送ったメールに自己レスして「途中で使ったと思ったのは勘違いかもしれない。けどなくしたか忘れたかわからないのでよろしく」と書いて出す。

夕食後、ちょっとしんどくなってきた。どうも風邪がまたぶり返しているような気がするし、体も乾燥してかゆい。しばらく横になる。途中で布団に潜り込む。19:30まで眠ってしまった。起きて日記の続きを書いている。メールチェックしたが、Tちゃんからは来てない。私のHPを見たという知らない女性からメールが来ているが、少し怪しげなものを感じる。「テレパシー」とか出てきて気持ち悪い。もう一通、合唱団のMLにYさんが出している。シグニチャを見ると「○○病院呼吸器内科」とある。そうだ、Yさんがいた。彼に喘息のことを相談してみよう。

ヴォーカルアンサンブルの連中に、毎週外泊OKになったので12月の練習に2回とも出られる旨のメールを送ったと同時にTちゃんからのDoCoMoのサービスセンターの番号を書いたメールを受信する。ありがたい、明日の朝にでも電話しよう。

今日は焦った。もう20:20を過ぎた。就寝準備をしよう。

寝付きは久々によかった方だろうか。途中で目が覚めて「2:00頃かな」と思ったら本当に2:00だった。次に目が覚めたときに「5:00頃かな」と思ったら、今度は5:10だった。その後も寝たが、浅い眠りで夢をずっと見ていた。周りがざわざわしてきて目が覚め、起床のアナウンスが入って少ししてから起きた。

朝食後、今日のライブ会場へのアクセスを「駅探」で調べる。いったん家へ戻る暇はある。読み終えた本を置いてこよう。

8:00にいったん病室に戻り、外出準備をする。テレビでは今録画した「北条時宗」をみんな見ているが、S君が昨晩にテレビ東京でやっていた「最新アトピー治療」を録画してくれたそうなので、それを後から見せてもらおう。外出までに間に合うかな?

アトピーの番組を見た。特に目新しい情報はなく、ステロイド剤を上手に使ってうまくコントロールしていきましょう、という内容だった。ステロイドバッシングやわけのわからない民間療法の紹介ではなかった。プロトピックも紹介されていた。「紫外線治療法」というのが紹介されていたが、これは知らなかった。が、そういう装置がある病院なんて数えるほどなんじゃないかな。

いったん家へ戻ろうかどうか迷っている。本屋にも寄りたいし昼飯も食わないといけない、と考えると時間の余裕はない。家へ戻らず途中でぶらぶらしようかな。

バスに乗り、電車に乗り換える。巨大な本屋に入り、「心理」のコーナーに行く。Sさんが勧めてくれたアダルト・チルドレンの本を探してうろうろするが、「心の病」のコーナーの本の充実ぶりには驚かされる。こんなにも「心の病」関係の本があったのか。「恋愛依存症」「ラブ・アディクション」がタイトルに入っている本も何冊かある。普通の本屋じゃまずお目にかかれないな。うつ病の本に至っては数え切れない。アダルト・チルドレンの本もたくさんあって、病院の売店にあった本も置いてある。私が読んだ本の続編もある。買おうかどうか迷ったが、今日は目的の本だけにしようと思って、手に取ってぱらぱらとは見てみたが戻した。が、目的の本が見つからない。著者の「斉藤学」の書いた他の本ならあるのだが。店員に聞いて調べてもらったが、単行本は在庫がないが、文庫ならあると言う。Sさんは単行本だから高いよ、と言っていたので単行本しかないと思っていたが、文庫本があるならそっちの方が安いし小さいのでいい。文庫本コーナーへ行って探すが、ここも広いのでどこにあるのかわからない。店員に「斉藤学という人の『アダルト・チルドレンと家族』という本を探しているんですが」と聞くと、まっすぐにその本を置いているところに行って教えてくれた。う~ん、すごい。そんなに売れてるのか、この本は。「あのベストセラーが文庫化」なんて書いてあり、つい最近文庫化されたようだ。しかも結構売れた本らしい。病院に戻ってじっくり読むとしよう。他にフロイト関係の本を買おうと思って文庫を探したが見あたらず、新書のコーナーへ行って探すが、やはり見あたらない。代わりに「心のメッセージを聴く」という本を買った。

再び電車に乗り、ライブ会場へ行く。料金を払って会場に入ると、けっこう狭いスペースに大勢の人がぎっしり立ち見状態。すでに別のグループが歌っている。メンバーのメールでは確か13:00からと書いてあったのだが、実際は12:30からで、友だちのグループの出番が13:00かららしい。壁際に立っている友だちの女の子を見つけた。声をかけようかどうか迷ったが、向こうがこっちに気がついた。「Mさんもいるよ」とそばにいたMさんを突っつく。Mさんは私を見てもすぐに誰かはわからなかったようだ。「お久しぶり~」と再会を喜ぶ。「やせたんじゃない?」そう言われた。やはり目に見えて前よりやせたようだ。他にもMさんと同じグループの人が何人か来ていた。

友だちのグループの演奏はとてもおもしろかった。徹底的にジャズで攻めてきた。う~ん、うまい。テクニックもさることながら、音楽性の高さに舌を巻く。久々に聴いたが、やはりすごい。彼らはマイクなしでも十分通用するが、オンマイクでも相当おもしろい。

その演奏の後、そのまま次のグループも含めて最後まで聴くつもりだった。が、Mさんたちはこの後練習があるというので引き上げるらしい。私は「このまま聴いていく」と言ったが、狭苦しい中にものすごい人混みで立ちんぼうはつらいし、久しぶりだから友だちと話をしたいと思い、「やっぱり帰ることにする」と言って連中についていく。途中でお茶した。

電車で帰途につく。途中乗換駅で本屋へ行き、フロイトの本を探す。精神医学や心理学のコーナーにあったが、難解な本や、逆に大雑把すぎる本が多くて適当なのがなかなか見つからない。探しているうちに「図解雑学精神分析」というちょうどよさげな本があったのでそれを買った。

その後、久々にリフレクソロジーの店へ行って足裏マッサージをやった。無駄遣いはいけないが、ひどく首と肩が凝っているし、たまにはいいかな、と無理矢理自分を納得させる。は~、気持ちよかった。

終わったらちょうど17:00。むむむ、今度はすぐ近くの回転寿司に行きたくなってきた。高いけどうまい。うまいけど高い。夕飯はまたもや牛丼あたりで安くすませようと思っていたが、結局誘惑に負けて入ってしまった。

帰りにはじめて豆をひいてもらったコーヒー屋に寄って、ちょうど今朝なくなったフィルターと、オリジナルブレンドの豆をひいてもらって真空パックにしてもらう。結局けっこうお金を使ってしまった。手数料がかかるがATMで1万円おろした。

電車に乗って帰ってくる。あまり疲れは感じない。なんだかんだやっていて、22:00頃に寝た。

昨日も喘息が出た。2:00か3:00頃だった。苦しくて目が覚め、しばらく寝付けなかった。もう一度目が覚めたらその1時間後くらいだった。6:00少し前に洗面所で騒ぐ声で目が覚め、うるさいなあと思っているとそのうち起床のアナウンスが入った。「目覚めのヨーガ」をやって起きる。

なんだか熱っぽくてだるいぞ~。朝食後もずっと横になる。ずっと寝ていたが、9:00前になって家賃を払いに行くために起きる。マスクをして外出届をもらい、バスに乗る。家賃を振り込み、通帳記入をする。その後に買い物でもしようかと思ったが、店が開くまで30分近くある。風邪がひどくなるといけないのでさっさと帰ってきた。

どうやらMYさんが急に退院が決まったそうだ。FWさんによると、病院にいるとどんどん状態が悪化するので、ということらしい。再入院してきたときは「家の事情があって」と言っていたのだが、家に帰って大丈夫なのだろうか。

入浴後は日経コンピュータを読み、少し休憩しにホールへ行った。KNさんがいすに座り、テーブルの上で腕に頭を乗せて寝ていたので、後ろから両手で頭を覆うようにして「気」を送ってみた。が、気がつかないようだ。気配で察したのか、頭を上げて、しばらく「気」の話をする。私の持っている「目覚めのヨーガ」と「気功の基礎入門」を持ってきて見せる。7つのチャクラがどうのこうのとKNさんが話していて、それはヨガの本に載っていた。

病室に戻って日経コンピュータを読んでいたが、疲れてきたのでCDを聴きながら横になっていると、いつの間にか眠っていた。16:00の服薬のアナウンスで目が覚める。ダルいが起きて薬を飲みに行く。戻ってきてしばらくまた横になっていたが、RさんとS君が野球の話で盛り上がっていてうるさい。のでまたCDをかけて横になる。

夜、またCDを聴きながら横になる。18:00頃コーヒーをいれて一服。KNさんとKGさんが「卓球の相手してもらえますか」と言うので快諾し、マイラケットを取りに行っている間にS君とKさんに台を取られてしまった。KNさんとKGさんによると、S君は「素人相手にはやる気がしない」と、口では言わないがやっているときに顔に出ているそうだ。つまらなさそうにやっているのだろう。KGさんには「5球でいいでしょ」なんて言ったそうだ。

洗面所で歯を磨いていると、顔を洗っていたSちゃんが「私、男性恐怖症なんですよ」と言い出す。「そんな風には見えないけど」と私が言うと「夜になると、男の人が怖くなるんです」と言う。「かっこいい男の人が怖いんです」そう言う。私が卓球をやったりオカリナを吹いたりするのを「かっこいい」と言ってくれ、それは照れるが、なんで怖いのか聞いてみたら「お兄ちゃんが」と言う。「ああ、そうなんだ」と私はそれ以上聞かない。やはり長年の染みついてきた恐怖が心の底に眠っているのだろうか。

さて、20:30をまわったので、今日はもう終わりにしよう。明日は友人のアカペラグループが出るライブを聴きに行く。彼らの演奏を聴くのは楽しみだ。

昨日は寝付くのには若干時間がかかっただろうか。夜は確か3:00前と5:00前に目が覚めて時計を見たと思う。その後まもなく巡視のY看護婦が来て暖房をつけていった。その後ぜんぜん眠れなくなったので5:30に起きてきた。

朝食後、いつものようにドリッパーでコーヒーをいれる。その後、ラジオ体操の後にまわしていた洗濯機が終わっていたので洗濯物を干しに行って戻ってくる。風邪の症状は治まっているが、用心した方がいいかなぁ、体育館レクはどうしようか迷う。窓を開けると空気が冷たい。とりあえず散歩はやめておこう。CDを聴きながら横になる。

少し眠ってしまったようだ。起きると9:00。ホールに行って一服し、FさんやKNさんとお話する。そのうち9:30になったが、まだ体育館レクのアナウンスがない。朝の申し送りが長引いているようだ。

やっとナースが出てきたので体育館へ。行こうかどうか迷っていたが、結局行った。前半はドッヂボール、後半はミニバレー。やはり体を動かすとすっきりする。病棟に戻ってうがいと手洗いをし、汗を拭いてシャツを取り替える。ここで油断をしない方がいいだろう。暖かくしてじっとしておこう。

昼からも暇だ。CDを聴いた後、散歩がてら家賃を振り込みに行こうと思って外来玄関前の銀行ATMへ行く。が、そのATMからは振り込みができなかった。しかたがない、月を越してしまうが週末の外泊時に振り込もう。

が、明日ならまだ30日だから家賃の振り込みが間に合う、と気がついた。明日の外出届は出してないが、ナース室に行って事情を説明して、外出届をその場で書いた。明日の午前中に行って来よう。週末に備えてエアロバイクも控えておこうと思っていたところだ。ついでに買い物して来よう。

14:30過ぎからクラブ活動。先週は園芸だったが、今日はクリスマスツリーの飾り付けをやった。こういうことをやるのは何年ぶりだろうか。幼い頃のかすかな記憶しかない。11月なのにもうクリスマスかよ、と思うが、世間ではもうクリスマス商戦真っ盛りだ。やっているうちに15:00を過ぎてしまった。まあ、今日はまだ風邪が治りきってないかもしれないし、湯のはってない浴室はとても寒いのでシャワーはなしでいいや。

15:30。まだ時間はあるのでオカリナを吹きに行った。広場の丸太のベンチで吹いたら日陰で寒かったので、丸太でできた見晴らし台の登り口にもたれながら吹く。いつの間にか人影が近くにいると思ったら、NちゃんとSちゃんの17歳コンビだった。しばらく私が吹くのを聴いていた。「Voice of Time」を吹いているときに、Nちゃんが「あ、この曲だ」と言った。どうやら彼女がこの間聞いたのはこれだったらしい。「オカリナってトトロが吹いてるやつだよね」と言うが、私は宮崎駿の映画の中でトトロだけは見てない。今度ビデオを借りて見よう。その後は思いつくままに宮崎駿シリーズを吹いた。彼女たちは元気にスキップしたりシーソーの上を歩いたり、しまいには芝生の上に大の字に寝っ転がって「生きててよかったね」「生まれてよかったね」なんて話している。前向きで元気な娘たちだ。

病棟に戻って夕薬を飲み、その後S君が昨日録画しておいた「力のかぎりゴーゴーゴー」の「ハモネプ」を観る。今回は関西大会だった。なかなかレベルが高いじゃないか。ヒップホップ系が出てきたりしたが、こんなんもあり?てな感じだった。

夕食後は日経コンピュータを読み、19:00になったらコーヒーをいれてクイズミリオネアを見る。畳のところでKGさんがKNさんにマッサージをやっている。と思ったら今度はKNさんがKGさんの頭の両側に手をかざして何かやっている。「何をやっているんですか?」と聞くと「手のひらからパワーが出ているんですよ」と言う。気功の一つだろうか。2人のやりあいっこが終わったので、私も「すごく肩が凝るんでやってもらえませんか?」とお願いしてみた。KGさんはマッサージをやってくれた。けっこううまい。「すごく凝っている」といつものことを言われた。KNさんに「気」を送ってもらうと、手をかざしてもらったところが温かく感じる。背中に気を送ってもらっているとき、「この辺が冷たく感じる」と言われた。リラックス体操をやっているときにいつもじんじんくるところだ。私はその辺が悪いのだろうが、それがわかるというのはすごい。「誰にでもできますよ」と言う。私も試してみよう。ヴォーカルアンサンブルのOさんが両手で球を作るような仕草をして「気を練っているんです」と言っていたのを思い出す。しばらくは私もそれを真似していたっけ。

20:00になったので終了し、病室に引き上げてくる。なんだか廊下がものすごく臭い。トイレからにおいが漏れてきているようだが、強烈だ。思わず病室の扉をS君に閉めてもらった。もう今日は就寝準備をして、日経コンピュータでも読むか。