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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2010年11月16日

松平健の奥さんが亡くなった。首を吊っての自殺と聞いて、「もしかして」と思ったら案の定、うつ状態だったらしい。

自分も希死念慮に駆られた経験は一度や二度ではない。なんとかして止めることはできなかったのか、こういうニュースを聞くたびに歯がゆく思う。

「フリーター、家を買う」というドラマを観ているが、主人公のお母さん(浅野温子)がうつ病という設定。その演技にリアリティがあり過ぎて怖い。あれを見て「うつ病患者って怖い、気持ち悪い」と思う人もたくさんいそうだが、あれは現実なのだ。調子がとても悪い時、家の中では私はあれに近い状態になる。精神科医による的確な演技指導が行われていると思われる。

「患者を責めるようなことを言ったり、決断を求めることはやめてください」とか、「薬と一緒にアルコールを飲むと危険」だとか、医学的に的確なことを言っているので、うつ病に対する理解を、うつ病患者への接し方を、こういう「普通のドラマ」を通じて広く認知されることを期待したいが、果たしてうつ病や患者と無縁に過ごしてきた人はどのように受け止めるのだろうか。
(「普通のドラマ」というのは、「うつ病自体をメインテーマにしたドラマ」ではないという意味)