精神科に入院(1回目)
2ヶ月くらい心身ともに悲鳴を上げながら仕事をする状態が続き、ついに自分が全く動けなくなってしまった。医者からまた長期の休みをとるように言われた。しかし、家族内でちょっと問題があって、実家にいても落ち着けない、実家には帰りたくなかった。かと言ってもう寮も出て独身で一人暮らしの身である以上、誰かが生活をサポートしてくれる環境ではないので、もう入院するしかない、と言われ、入院病棟のある別の病院を紹介してもらって、ついに入院することになって。
まさか自分が精神科に入院するなんて思ってもいなかったので、人生終わった、そう思っていた。2001年8月のことだった。
入院中の生活
精神科の病棟は怖いこところだと思っていたが、そうでもなかった。「この人はどこが悪いんだろう」そういう人が多かった。自分は最初はずっと寝てばかりいたが、だんだん回復してきて、いろんな人と話すようになってきた。いろいろな疾患の人がいたが、自分と同じ鬱の人も多く、話をすると誰にもわかってもらえなかった悩みを分かち合えた。皆同じような経験をし、同じように苦しんできた。
一般の入院病棟と違って精神科の病棟は特殊だった。
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