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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:お仕事

朝10時頃なんとか起きて、ようやく内科に行った。本当は先週の金曜日に行く予定だったのに、1周間も遅れてしまった。

4月の血液検査で、肝臓の値や、中性脂肪、コレステロールの値、血糖値などの値が軒並み「これは命にかかわる」というレベルの結果となり、必死に減量した。その後、2回検査があって結果は良好だった。今回は3回目の検査で、これで数値がまた下がっていたら薬を減らしてくれるかな、と思っていた矢先に5キロもリバウンドしてしまった。

全く先が思いやられる。毎日少しずつではあるが確実に体重は増えていっている。どこまでリバウンドするのか。おそらく今回の検査結果は思わしくないだろう。まだまだ薬を飲み続けなくてはいけない。

 

久しぶりに外に出て動けたので、銀行へ行って、横浜駅周辺に出て散髪して帰ってきた。散髪は3ヶ月に1回QBハウス。さっぱりしたが、この季節はちょっと寒い。

 

夜からは、クラウドソーシングでようやくまともな案件があったので、それを引き受けて今やっているところである。試しに100件やってみてください、とのことだったので、やってみたら割とスムーズにできた。残りを引き受けたので、あと4日で400件やればいい。100件に2時間半くらいかかるが、1日のうちにそれくらいはなんとか頭は働く。全くの単純作業でないところも楽しい。あまりややこしくても、頭が曇りがちの時にはちょっと難しい。「ちょうどいい」という案件はなかなかない。

 

160件くらい終わったから、あとちょっとだけやって寝るか。眠れるかなあ。

と言う人は、たいてい悪いことを思いついている。

などと、毎晩のように眠れない頭でぼんやりと考えている。今は3:45か。

今はまともなことを書いているつもりだが、眠れなくても眠剤は効いているので明日の朝になれば「なんだこりゃ」ということが多い。

だからこれくらいにしておこう。とにかく眠れない。

キーワードは「全てを逆手に取る」

明日になったら、自分でも意味が分からなくなったりして。

Webサイト制作は完全に凍結状態。そんな甘い世界ではなかった。どうしても次の点がネックになる。

1.体調が不安定

体調が不安定なのはどうしようもない。どうにかなっていたら、今頃どこかの会社で働いている。いつまで経ってもどうにもならないから、自分で仕事を始めようとしたのだ。しかし、ビジネスの世界とはそんなに甘い世界ではない。体調が不安定だと納期を守れる自信がない。1周間や2週間も寝込んでいては話にならない。クライアントに迷惑をかける可能性が高いのに仕事を引き受けるのは無責任。

「そんなに急がなくてもいいから、ゆっくりやってくれたらいい」

という人も中にはいるかもしれないが、そういう人をどうやって探せばいい?コンスタントに受注できる方法は?

 

2.デザインセンスがあまりにもなさすぎる

デザインセンスがこれほどにもひどいとは、自分でも呆れた。確かに美術の成績は芳しくなかった。それでもなんとか他のサイトを真似たりして、と思っていたのだが、どう真似をしてもしょぼくなる。いや、真似すらできないこともある。デザインやらレイアウト、配色などの勉強はしたものの、理屈だけわかってもしかたがない。

Webサイトの制作会社を検索できるサイトがあり、予算や他の条件で絞り込むことができるのだが、とてもかなわない。全体的なデザインももちろんそうだが、細かい部品などもきれいに作りこんである。自分で絵が描けない上に、Adobeのソフトも使えなくなったから、ツールもなくなった。他のアプリの体験版も試したが、ベクターグラフィックのいい物は正直ない。

「別にそんなに凝ったものでなくてはいいから」

という人も中にはいるかもしれないが、そういう人をどうやって探せばいい?コンスタントに受注できる方法は?

 

徹底的にマーケティング&リサーチをやったわけではないが、ちょっと調べただけで今の時代に求められているクオリティが自分の想定よりはるかに高いことがわかる。どこの世界だって競争が激しい。だからこそ他と「差別化」するための何かが必要なのだろうけど。

 

3.サーバの運用管理の問題

「ホームページを作ります」とサイトで宣伝したり営業をしたりしてお仕事をもらった場合、「で、そのサイトはどこに作るの?」という話になる。これは当初の計画では、自分がレンタルサーバを契約してドメイン取得も代行し、顧客から保守費をいただく予定だった。それはどこの業者も当たり前にやっていることで、サーバとドメインの管理費が月500円くらいなのに対し、2,000円くらいの保守費を取る、というのが相場のようだ。

そうすると、1件案件をやれば、保守費だけで月に1,500円の利益が出る。10件やれば15,000円、20件やれば30,000円、やればやるほど保守費だけで稼げてしまう。もちろん顧客のお店が潰れたり他の業者に乗り換えたりしたら減ってしまうが、基本的に儲かっていく仕組みである。

しかし、その域に辿り着くまでに仕事がなくなって生活に困り、自分がレンタルサーバの代金を払えなくなってしまったらどうする?生活費を工面しても捻出できなかったらどうなる?顧客のWebサイトが一斉に見られなくなってしまう。それだけは避けなければならない。

それを考えると、一切仕事を請け負うことができなくなる。

「サーバはうちで用意するから、中身だけ作ってよ」

そういう人も中にはいるかもしれないが、そういう人をどうやって探せばいい?

最初に手がけた案件は、そういうお客様だった。身内だったから仕事をふってくれたが、そういうつてがずっとあるわけではない。自分のサイトで宣伝したり営業したりして、「お手伝いはいたしますが、サーバはお客様自身でご用意していただきます」と言って「ああ、そうですか」という客がどれだけいることだろう。「やるんだったら全部やってくれよ」普通はそう言うだろうし、他の業者は全部やるのだ。

どこで自分は差別化すればいい?

 

付け焼き刃ではどうにもならない世界だった。まさかこれほど競争が激しいとは。自分が甘かった。業者が乱立しているからこそ、低価格で高クオリティが求められている。Webサイトが商業目的だったら(当然それを想定している)、SEO対策は必須だ。そのノウハウもまだ自分の中には十分ではない。レスポンシブ対応をするにも、検証に使える実機が少なすぎる。

 

何もかも手詰まり。

このビジネスモデルは最初から破綻していたのだ。

改めてクラウドソーシングについての評判をネットで調べてみたら、

・デザイナーやエンジニア、クリエイターなど、フリーランスにとってはコネに頼らずに仕事を受注するのに便利な手段で、単価は安いが経験は積むことができる。

・しかし、クライアント自体が相場をわからず、簡単な仕事だと思って引き受けたら「あれもこれも」とか言い出して揉める、という地雷も多々ある。(これは通常の仕事でもよくあるが)

という感じなのだが、いわゆる副業的な作業については、時給換算にして100円とかそういうレベル。とにかく、

 

「超ブラックな世界」

 

ということがあちこちに書いてある。

案件にもよるだろうが、そもそも発注者にとっては「安い労働力を手っ取り早く調達できる場所」なのだ。しかし、自分がやってしまった案件みたいに「違法すれすれ」なものもある。とりあえず自分は懲りた。案件の詳細は書かずに「Excelができる方」とか、そういう曖昧な書き方をしているところは要注意だ。中には、

「在宅ワーカー急募!前回の募集では途中で辞退する人が多かったので、責任持って最後まで仕事をしている方を募集しています」

なんて書いているのもある。「途中で辞退する人が多い」という時点でこれはアウトだろう。

「ライターが書いたブログ記事をWordPressにアップするだけです。当方のサイトはhttp://… 」

という案件があった。サイトを見たら、画像と記事があって、ところどころ文章を装飾していくるくらい。1件50円と他の案件に比べると割がいいのに、応募状況が思わしくないようだ。「これって、記事や画像をアップして適当に整形するだけのお仕事ですか?」と質問したら、回答は返ってこない。どうも怪しい。そういうのが山ほどあるようだ。

 

副業的な仕事では、単なる「作業」だけではなくいろいろな種類の案件がある。数としてはライティングがかなり多い。これは自分にハマればさくっと書けるのだが、経験がないと書けないものがほとんどだ。例えば以下の様なもの。

・全身脱毛の体験談記事の作成(1000字以上) 280円
・ブログ投稿用のゲームを話題にした記事の作成をお願いします(300文字以上)30円
・酵素ドリンクダイエット体験談募集。500文字以上 100円
・着物の処分, リサイクルに関しての記事依頼【1記事1000文字以上】108円
・【お金、マネー】に関する記事(3,000〜5,000文字程度)800円

プロのライターではないから単価は安いのはしかたがないが、それにしても安すぎる。

どうやらこういうのは「アフィリエイター」が募集しているものが多いらしい。アフィリエイトサイトで稼ごうとしたら、常に目新しい情報をアップして多くの人にサイトを訪問してもらわなければならない。自分でいろいろ調べて書くのは限界がある。そこで、こういう安い労働力で実際の体験談を募集しているケースが多いとか。(書くほうが実際に体験しているかどうかはわからないが)

アフィリエイトサイトで稼ぐ方法については以前にも調べたことがある。「こんな人目を引くような情報を常に発信し続けるのは無理!」と思ったのだが、こんな裏があったとは。

そんなにうまい話はない。地雷だらけである。

クラウドソーシングで先日「タスク形式」という形の仕事をやってみた。発注者と個別契約を結ぶわけではなく、「○○の作業をしてください」という案件にその場でとりかかり、すぐに終了し、発注者が確認して承認したら報酬が支払われる、というもの。

その結果はその時にアップしたが、単価が10円とか5円とかいうレベルで、しかもたくさんあるわけではないので1日やって100円にもなりゃしない。単価が安いからといって適当にやっていいわけではなく、間違えてはいけないのでそれなりに神経を使うし、めちゃくちゃ疲れた。

まとまった量を何か引き受けるとしたら、「プロジェクト形式」というものになる。その場合は「納期までに○○の仕事をやってください」というのが基本。しかしよく調べると「1件につき50円、マイルストーン払いします」というタスク形式の延長版みたいな案件もある。

マイルストーン払いというのは、例えば1000件の作業があるとして、100件ごとに支払ってくれる、ということらしい。大量の件数を大勢の人に割り振るので、プロジェクト形式で募集して契約は最初に一度だけ締結し、事実上出来高制にしているようだ。そこで1つやってみることにした。

「マニュアルに沿って作業していただきます。Windowsの基本操作とExcelができる方、インターネットで検索ができる方募集。1件50円」

という案件。発注者に質問ができるので、「ノルマはあるのですか?」と聞いてみたら、「とりあえず20件やっていただいて、様子を見ていただきます」と回答が返ってきたので応募してみた。

 

80ページ近いマニュアルが送られてきた。

 

読んでも読んでもよくわからん。頭が鈍っているからよけいにわからん。何回も読んで概要はわかったが、どう考えても1件につき15分から20分はかかる。単純作業ではなくかなり混みいった作業で、しかもその仕事内容が、

 

「インチキじゃねーか!」

 

というものだった。違法ではないが、違法スレスレのことをやらせようとしている。いや、違法なのかな?日本の法律が適用される範囲ではないのでそこはわからない。途中終了ということができるので、早々にキャンセルした。

 

次に「1件につき100円。簡単なお仕事です」というのがあったので、同じように質問したら、「まずは1件やっていただきます」と返事が来た。応募してみたら、今度は本当に簡単な作業だったので、あっという間に終わった。

しかし、その契約はその1件で終わり。「今後は○○なものを××という仕事があるのですが、いかがでしょうか」と連絡が来た。なんだそりゃ?とみんなが共同作業しているGoogleスプレッドシートを覗いてみたら、

 

「完全に違法じゃねーか!」

 

もう完全に無視!危うく犯罪の片棒を担がされるところだった。いや、担いでしまったのか?少なくとも自分がやった範囲までは違法ではないが、その先が違法なのだ。

 

何やってんだろう、自分・・・。方向を完全に見失っている。もう本当に何やっていいかわからない。