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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2019年6月

今日は7時半起床。7時の目覚ましで起きたのだが、やはりそこでスパッと起きれない。もう一度気を失ったりサナギのポーズになったりしながらやっと起きれた。ギリギリという感じだが、起きてからのろのろと動いているうちに少しずつ頭と体が起きてきた。それはそうと最近朝起きたときに、腰の右の部分が痛い。だんだん痛くなってきているような気がする。痛いのは朝だけで、しばらくすると痛みは取れる。しかし翌朝になるとまた痛い。なんだろう?

作業所に行って話をしていたら朗報。ちゃんとしたWi-Fiルーターを買って、みんながスマホでWi-Fiに繋げられるようにするという。これで作業所ではスマホ使い放題なのだ。でもそんなにみんなスマホ使ってるかなあ。私を含めた一部の人はけっこう使っているが、そんなに人数は多くないけど。まあそれはそれでいいのだ。

メンバーの女の子が「金曜日400円でカレー食べる~?」と聞いてきたのでなんじゃらほいと思って聞いたら、金曜日の午前中はカレーを作って、お昼に食べるらしい。なんだそりゃ?え?お仕事は?途中まで?う~ん、どうやらこの作業所ではときどきそういうことがあるらしい。平和である。

午前中は先週の金曜日の続きでA4の紙を2枚重ねてひたすら四つ折りにする。ずっとこれをやっているみたいで、全部で9,800部あるらしい。休憩時間に昨日救命講習に行ってきた話を職員とした。昨日の講習では近くにAEDがあることが前提となっていたが、まだまだAEDなんてどこにでもあるというわけではないのが現状。ここの作業所に消火器とかAEDとかあるかどうか聞いたら、消火器はあるがAEDはないとのこと。まあそうだろうなあ。お店や小さなオフィスなんかにも置いているのはごく一部だろう。大きな会社ではどんなもんだろう?昨日ブログに載せた講習修了証のカードを見せたら、「ふ~ん今はカード型になってるのね」と言っていた。昔はなんだったんだろう。賞状?

さっきの女の子から、今度は横浜ラポールという施設にみんなで行こうと誘われた。なんだそりゃ?と思って聞いてみたら、新横浜にある障害者向けのスポーツ施設らしい。そういうものがあるとは知らなかった。Webサイトを見てみたらいろいろな競技ができる施設があるようだ。卓球はできないのかな、と思ったら「サウンドテーブルテニス室」というのがあった。「視覚障害のある方のための卓球の部屋」らしく、

「サウンドテーブルテニス(STT)とは、音の出るボールとラバーの張っていないラケットを使用して、卓球台の上でボールを転がして打ち合うスポーツです。」

とのことだ。こういうものが世の中にはあるんだな~。他にもいろいろな施設があって、健常者も障害者も楽しめる。ボーリングルームもあるようだ。こっちは、

「視覚障害のある方のための音声誘導装置や点字得点表示装置を設置。取り外し可能な手すりなども用意しています。」

らしい。ボーリングなんてもう10年以上やってないので、久しぶりにやってみたいな。テニスコートもあるが、テニスラケットなんかとっくの昔に処分したよ。この施設の利用料は無料だがボーリングは1ゲーム200円。他にもトラックとかプールとかフィットネスルームとかいろいろある。これはちょっと行ってみたいかも。

今日のお昼ご飯。ローソンの「直火焼 豚チャーシューの冷し中華」。チャーシューがうまい。

冷し中華

午後の作業はみんなは午前中の続きで、私ともう1人は別の仕事。A3の厚いポスターを2枚重ね、2枚の台紙で挟んで大きなビニールの袋に入れ、袋の余った部分を縦横折り返すというこれも単純作業だが、紙が大きいのと台紙で挟んでしまうのでうっかり向きを間違えても途中で気が付かないのでちょっと注意が必要。という訳で、一応ここでは「できる人」に分類されている私が任されることになってしまった。最近知ったのだが、ここにいるのは精神障害者だけでなく、知的障害者も何人かいる。そういう人には簡単な仕事を割り振っているのだが、話をしてても知的障害者とは思わなかった。

15時に作業が終わって、火曜日だから掃除当番かと思いきや、今日は人が足りてるからいいと言われた。なので今日はそのまま帰ってきた。しかしセブンイレブンにつかまって、こんなものを買わされてしまった。いや、人のせいにしてはいけない。買ってしまった。

きなこもこ

これはかなりうまかった。リピートありだな。商品の入れ替わりは早いから、また近いうちにセブンイレブンに寄ってみよう。

帰ってきてからネットで腰につけるペットボトルホルダーを探して注文。私は喉がめちゃくちゃ渇くので作業中も水を飲みながらやっているのだが、その時はペットボトルをズボンのポケットに強引に突っ込んでいる。(水を飲む時は作業しているものが濡れないように後ろを向いて飲む。)それがちょっといまいちなので、ちょうどいいペットボトルホルダーってないかな、と思って探したらいくらでもある。100均にもあると書いてあるが、ちょっとちゃちいからしっかりしたものをAmazonで注文。ベルトに通してしっかりホールドできるホルダーである。

なんか今日はとりとめもなくあったことを全部書き連ねたという感じなってしまった(いつもそうか)。こういうときは何かしら「今日の動画」のネタがあるものだが今日はないな。しかたがない、この手を使うか。6月なので、スガシカオ「June」。ジューンブライドって言うけど、日本では6月はじめじめした季節であんまり結婚式には適してないような気がするなあ。

今日は6時50分起床。6時半に起きる予定だったが少し遅くなった。でもなんとか起きれた。今日は横浜市防火防災協会というところがやっている「救命講習」というものを受けるので早く起きる必要があったのだ。9時までに横浜防災センターに行かなくてはならない。5月に防災訓練で行ったところである。朝は作業所に行くよりも早い。しかもその近くへ行くバスは1時間に1本。寝坊したらアウト、というかタクシーである。

救命講習にはいくつか種類があって「普通救命Ⅰ」「普通救命Ⅲ」「上級救命」などがある。私が受けたのは「上級救命講習」である。それぞれの違いは、

普通救命講習Ⅰ(成人に対する心肺蘇生とAEDの使用方法を主体とした3時間の講習)
普通救命講習Ⅲ(小児、乳幼児、新生児に対する心肺蘇生とAEDの使用方法を主体とした3時間の講習)
上級救命講習(普通救命講習に加えて、傷病者の管理法、副子固定、熱傷の手当、搬送法を習得する8時間の講習)

ということで、普通救命講習がそれぞれ3時間で受講料が1,000円、上級救命講習は普通救命のⅠとⅢの内容プラスαで8時間で1,500円なので、上級を受けることにした。普通を受けたあとに受けないといけないというわけではない。講習を受けようと思ったきっかけは、実はよく覚えていない。昔々山登りをやっていた頃に、救命のトレーニングをしておいた方がいいと山岳会の仲間に言われ、こういう講習会をやっているからと案内されて普通救命Ⅰは受けたことがある。今回は、確か「AEDって使い方わからないな」と何かのきっかけで思って、この講習会のことを思い出して調べてみて受ける気になった。昔受けた時にはAEDというものはまだ存在していなかったのだ。

受講者はちゃんと数えたわけではないが40人から50人くらい、女性が2割くらいで30代から50代くらいが中心だった。最初にまずテキストを見ながら基礎知識のレクチャー。その後に実技トレーニング。

救急救命テキスト

まず最初に、仰向けに寝ている要救護者を横向きにする手順。これは嘔吐したときに喉に吐瀉物を詰まらせないようにするため。一時的にその場を離れる時はこれをやった方がいい。これはテキストに載ってなくて、実技の場で直接教えられて練習したが、手順が頭に入らない。意外に難しい。一番無駄のない方法なのだが、まあ最終的な形さえ覚えていたらどうやってもいいと。それはそうだろうが、意識のない人間を動かすのはけっこう大変なようだ。

その次は人形を相手に救急救命の実技トレーニング。倒れてる人を見つけたら、周囲の安全を確認し、両肩を叩いて「大丈夫ですか!」と声を掛ける。3回かけても応答がなかったらおなかが動いているかを10秒以内に確認。1,2,3とカウントしながら、6くらいで「動いてない」と判断したら「普段どおりの呼吸なし」と声に出して、周りの人に助けを求め、119番の依頼とAEDを持ってきてもらうようにお願いする。具体的に「あなた、119番通報をお願いします」「あなた、AEDを持ってきてください」と言わないといけない。「誰か」ではダメ。そして直ちに救急救命処置に入る。

これがかなり大変である。救急隊員が到着して交代するか、要救護者が嫌がる(意識を取り戻す)までひたすら胸骨圧迫(心臓マッサージ)30回と人工呼吸2回を繰り返す。かなりきつい。5分くらいやっただけでばてばてである。そしてAEDが来たらAEDをやってまたすぐに胸骨圧迫&人工呼吸。これは交代してくれる人がいなければ、10分でも15分でもやり続けなければならない。

AEDの使い方もYouTubeの動画を見てひととおり知っていたが、やはり実際にやってみるとぜんぜん違う。見るのと体で覚えるのとではかなり差があるだろう。一応AEDは使い方を知らなくてもガイダンスにしたがえば誰でもできるようになっている。とは言え「右胸のパッドは鎖骨の下、左わき腹のパッドは脇の下から指4本分下」などとそこまでその場で教えてくれはしない。アクセサリーとかあったら外す。体が濡れてたら拭く、湿布などを貼っていたらはがして拭く、心臓ペースメーカーが埋め込まれていたらその部分は避ける。あらかじめ教わってないと気がつかないところだろう。ところでAEDは機種によって微妙に操作手順が違うらしい。統一してくれたらいいのに。

今まで勘違いしていたが(私の他にも勘違いしている人が多いかもしれない)、AED と言うのは「止まってる心臓を動かす機械」ではない。心室細動を検知して除細動を行う機械である。心室細動というのは心臓がけいれんした状態で、この状態では心臓は正常に動作しない。それを電気ショックで止めてやるのがAEDで、けいれんを止めたからといって心臓がまた動き出すわけではないので、通電したらただちに心臓マッサージを再開する。AEDは2分おきに自動的にまだ心室細動が起きてるか検査し、細動が起きてても止まってても、とにかく心臓マッサージはやり続けなければならない。

AED

人工呼吸がこれまたけっこう大変。確実に顎を持ち上げて、鼻をぎゅっとつまんで、自分の腕にかみつくぐらいに口を大きく開けて相手の口を隙間なく覆う。そうしないと息が外に漏れてきちんと肺に入らない。うまく息が入ればちゃんと人形の胸が膨らむようにできてるので、ちゃんと胸を見ながら息を入れる。最初はうまくいかなかったが、やっているうちにこつがつかめてきた。やっぱり実技トレーニングをやらないとうまくできないものだな。ちなみに顎を持ち上げるのは気道を確保するためで、ピーナッツを放り投げて口でキャッチするのは開いた気道にピーナッツを放り込むようなものだから絶対にやめてくださいと言われた。

練習用の人形。本当はこれの胸をはだけてやるが、実技中は写真なんて撮ってる暇はないので、昼休み中に撮影。

練習用人形

倒れているのが女性(特に若い人)の場合、前をはだけるのに抵抗があることが少なくない。そういうときは他の人が上着をかけてあげるとかしてなんとかやってください、とにかく命がかかっているから、とのこと。全部はだける必要はないから、そういう手伝い方もあるのだ。この前Twitterで読んだが、周りの人が壁を作って目隠しになってあげるという手伝い方もある。

それから子どもの人形と乳児の人形を相手に心臓マッサージ&人工呼吸。子どもの場合、そして乳児の場合はそれぞれ大人とやり方が違う。

赤ちゃんの人形

救急救命の後は応急処置(ファーストエイド)の講習。三角巾で包帯を作ったり、頭の止血をしたり、腕を固定したりした。要救護者を道具なしで搬送する方法や、毛布で担架を作って運ぶ方法などを教わって実技トレーニング。大学生の時に泥酔して嘔吐して意識を失った友達を、毛布を使って6人くらいで他の友達の部屋に運び込んだことがあったが、あれはほぼ正しい方法だったようだ。あの方法を指示したのは医療技術短期大学の後輩だったな。さすが看護師の卵だ。あと、身の回りのものを使って簡易担架を作る方法なんかもやった。これは昔山岳会でやった。棒やストックを使い、自分たちが来てる上着を脱いで担架にするのだ。

最後はテキストにしたがって1時間くらい講義。けっこう盛りだくさんな内容だった。救命処置を行ったのに助けられなかった場合の救護者のメンタルケアにまで話は及んでいた。「助けようとしたのに死んじゃった」それで鬱に陥ってしまったりすることもあるらしい。切ない問題だなあ。

講習会の最後にはこういうものをくれた。ゴールドカードである。

救急救命講習受講者証

3年毎に受けてくれと書いてあるが、1年おきくらいにやらないと忘れてしまいそうだなあ(いやそれより前に忘れると思う)。

体力が最後までもつかが一番心配だったのだが、大丈夫だった。だいぶ調子があがってきたのかな。明日は作業所だが、疲れが遅れて出なければいいのだが。これを書いている今も自覚していない疲れが溜まっているかもしれない。今日は早く寝よう。

今日の動画。救命関連ということで、ドラマ「救命病棟24時」の主題歌、DREAMS COME TRUE「朝がまた来る」。

筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」読了。短いからすぐに読めてしまった。裏表紙には

「文学界の巨匠・筒井康隆が本気で挑む、これぞライトノベル。21世紀の”時をかける少女”の冒険が始まる!」

と書いてあり、ライトノベルのことはよく知らないけどとりあえず読んでみた。

少し読むと、ふむふむ、学園モノで美少女が出てきてエロくて、漫画とかアニメとかゲームとかの世界のような「都合のいい」話が続く。そういうのがラノベなのかな、と思っていたら、なんだか途中からわけがわからなくなってきた。話はどんどんおかしな方向へ転がっていき、いやまあとてもおもしろいのだが、う~んエロいのはいいがグロい、というかこんな残酷なのは「ライト」ではないし、SFはいいとして生命倫理的にはNGな、いや小説としてはありなんだろうが「ライト」ではないだろうし、そしてどんどん話はおかしくなってしまって、結局最後は筒井康隆ワールドになってしまった。なんじゃこりゃ~?確かに時はかけるけど、時をかける少女どころではない。

そして読み終わってから「あとがき」を読む。こんなことが書いてある。

この本にはふたつの読みかたがある。通常のラノベとして読むエンタメの読みかた、そしてメタラノベとして読む文学的読みかたである。

そうか~、つまり確信犯的に「筒井康隆が『ラノベ』を書くとこんなことになるぞ」という意図で書いた、清水義範の書くパスティーシュ的な小説だったんだろう。そしてこんなことも書いてある。

ラノベの読者は多いから、できればこの本を読んだ何分の一かの読者を、わが本来の作品に誘導したいだけなのである。

う~んそれで最後は筒井康隆ワールド全開だったわけね。やっぱ筒井康隆はおもしろい。

今日は9時起床。うう、遅い。目覚ましはかけてなかった。8時に目が覚めたとき、「おおもう8時か、起きなくては」と思った記憶があるのだが、その後の記憶がない。一瞬で寝落ちしてしまったようだ。もっと頑張って早く起きないとなあ。1日の時間を有効に使いたい。

朝から読書。昨日の夜から読んでいた高井信「ショートショートで日本語をあそぼう」読了。う~ん、ちょっと期待はずれかな。一時期はやった(らしい)「あなたの日本語間違ってませんか?」的な内容(例えば「気のおけない」とか「役不足」の意味は?とかその他諸々)を題材にして短い小説仕立てにしたのだが、話自体があまりおもしろくなかったし、作者がずいぶんと狭量で頭が固い。それくらいはもう許容範囲でしょ、と思うことにも「全くなってない」みたいな論調。木の枝は「しなる」でなくて「しなう」でしょう、とか。「言葉は生き物である」ということはわかっているが許容できないと言っている。そんなに言葉が変化していくのが嫌だったら、ひとりで「あをによし」とでも言っていればいいよ。やっぱり清水義範や金田一春彦と言った日本語のスペシャリストの方がおもしろいや。

昨日は一日雨降りだったけど、今日は天気もいいので図書館へ。3冊返して3冊借りてきた。予約している本のうち1冊しか用意できてなかったのだが、明日から図書館が4日間特別休館なので、予約リスト(借りる予定の本リスト)にあって貸出中でない本と、書架をぶらぶらして目に入った本を借りた。

借りた本

借りた本

羽田圭介「走ル」
芥川賞候補作と書いてあったのでなんとなく借りてみた。

筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」
書架の筒井康隆のところを見ていたら、一冊だけ妙に浮いている本があったので手にとって見た。これはマンガか?と一瞬思ったがそうではなく、裏表紙の解説によると「文学界の巨匠・筒井康隆が本気で挑む、これぞライトノベル。21世紀の”時をかける少女”の冒険が始まる!」とある。「時をかける少女」はジュブナイルだがライトノベルではないだろうと思いつつ、自分がライトノベルというものをよく知らないことに気がついた。多分読んだことはない。なんとなくのイメージしかないので、試しに借りてみた。

池井戸潤「不祥事」
ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作。池井戸潤は下町ロケットシリーズと半沢直樹シリーズしか読んだことはないが、いずれもおもしろかったので借りてみた。

図書館の次はバスに乗って横浜東口のそごうへ。そごう美術館で「水木しげる 魂の漫画展」をやっているので見に行った。前々から見たいと思っていたというわけではなく、昨日は一日中家にいたので今日はどこかへ出かけたいな、でも行く所あるかな、と思って横浜近辺で何かイベントをやってないかネットで調べて見つけた。そごうなら近いし美術館なら障害者手帳を見せれば無料で入れるし、気軽に見に行けるのだ。

水木しげる 魂の漫画展

日曜日とあってけっこう人がいた。美術館って混んでるとけっこうなストレスだな。さっさと次を見たいのに、小さな展示物の前でやけにじっくりと見てその場を動かない人がときどきいる。そこで渋滞しているのだ。もうそこは飛ばして追い抜きたいところだが、それだけじっくり見ているというのはやはり見る価値があるんだろうと思って、じれったく待っている。

私が今まで唯一全部見た朝ドラ「ゲゲゲの女房」で水木しげるのことはある程度知っているつもりだったのだが、ぜんぜんそんなことはなかった。小学生の頃から美術少年で、高等小学校(ということは中学生くらい?)のときに公民館で個展を開いたとか。その頃の作品も展示されているのだが、油絵や水彩画、スケッチといった何の変哲もない(と言うと失礼だが)静物画や風景画が並んでいた。水木しげるはもともとは画家志望だったのだ。戦争で徴兵され、左腕を失うところからは自分の知っている話(「ゲゲゲの女房」はそこから始まる)だったが、晩年の話となるとまたわからない。

漫画家となったらもちろんメインはゲゲゲの鬼太郎とはじめとする妖怪ものであるが、それ以外にもいろんな作品があった。少女漫画風タッチの漫画もあって少し驚く。戦記物や歴史人物伝などが多い。特に戦記物は、水木しげるの「戦争時代の体験を語り継がなくてはならない」という強い思いから、それこそ魂を込めて打ち込んでいたようだ。

思った以上のボリュームがあって、全部見て回るのに1時間以上かかった。会場の外にはお決まりのグッズコーナー。見てると欲しくなるのだ。

水木しげる 魂の漫画展

水木しげる 魂の漫画展

水木しげる 魂の漫画展

その後は遅めの昼ごはんを食べてから、途中買い物をしてバスで帰ってきた。今日はめっちゃ暑いので、思わずアイスに手が伸びてしまった。

チョコモナカジャンボ

涼しくなったり暑くなったり忙しいな。

今日の動画。今日は父の日らしいから。父親をヒーローとして応援する歌、FUNKY MONKEY BABYS 「ヒーロー」。見てわかるが主演は羽鳥アナ。実はわたしは父親と折り合いが悪く、嫌悪しているし軽蔑もしている。ただし向こうは自覚がない。自分がすべての人から好かれていて尊敬されていて、聖人君子のような立派な人間だと思い込んでいる。おそらく自己愛性人格障害。にもかかわらずこの曲は好きなのだ。それは、本当はこんなに「尊敬できる」父親がほしかったという願望でもあると同時に、多分こういう父親になりたかったのではないか、という自分の憧れがあるのだろうと思っている。うちは子どもを作るどころではなかったのでその夢は叶わなかっただけに、この曲に関しては願望と羨望が混じっていると思う。

今日は7時50分起床。休みの日だからこの時間でもいいや。昨日は作業所にマインドフルネス講座とはしごしたから疲れが残るかもと思ったが、どうやら大丈夫なようだ。昨日はアンケートラッシュで忙しかった。4つのサイトで大量にアンケートが来ていたのを、他のこともやりつつさばいてさばいて、22時くらいにやっと片付いたと思ったらまた新しいのが来て、22時半くらいにようやく終わった。ポイントはけっこう稼いだかな。

万城目学「鹿男あをによし」読了。これまた不思議な話でおもしろかった。最後はちょっとキュンとしたぞ。この人の書く物語は独特の世界観があるな。「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」とあわせて関西三部作だったかな。これ以外にどんな本があるのか調べてみよう。

今日は大雨だったので、1日中読書。続いて栗本薫「伊集院大輔の冒険」を読了。名探偵伊集院大輔シリーズの短編集だが、相変わらずいささか古めかしい。そして推理がちょっと強引、というかそれだけの材料でそこまで仔細に推理するのはちょっと無理があるでしょう、と謎解きの場面でいつも思う。話が名探偵の頭の中だけで進み、その過程がワープするかのようにすっ飛ばされて結論に至っているような気がする。よく考えたら私は金田一耕助とか明智小五郎とかシャーロック・ホームズとか、いわゆる「名探偵もの」ってあまり読んだことがない。昔の推理小説ってのはこういう感じなんだろうか。

そう言えば昨日作業所で、作業所内でスマホでWi-Fiを設定したいがよくわからないという話が出た。Wi-Fiルーターはあるらしい。ちょっと話を聞いたのだが、要するにSSIDとパスワードがわからないという。そんな物はWi-Fiルーターを買ったときの紙に書いてあるか、本体に書いてあるだろうと言ったが、そんなものあったっけな?という。WPSで繋げない?と聞くと、古い機種だからそんな機能はないと。う~ん、PCは今現在Wi-Fiに繋がってるのかな。繋がっていれば、私がルーターの管理画面にPCからアクセスして直接見ればわかるかもしれない。ルーターのIPアドレスや、管理画面のユーザ名、パスワードがわからないとアクセスできないから多少ハッキングの技術を使うことになるが、一度試させてもらおうかな。作業所でWi-Fiで接続できれば、今風に言うと「ギガが節約できる」のだが。それはそうと、スマホからWPSでつなぐ時にはどんな操作をしたらいいんだっけ、と思って設定画面をいじっていたが、おかしいな見つからない。あれ?と思ってググったら、なんとAndoroid9からWPSの機能は削除されたという。そうなの~?ボタン一つでネットにつなげてしまうというのはセキュリティ的によろしくないということで削除されたのだろうか。

今日の動画。う~んと、名探偵とだいぶかけ離れるが、ドラマ「潜入探偵トカゲ」の主題歌だった、SPYAIR「虹」。このドラマは観ていたのだが、主演の松田翔太がなんかおかしかったな。最後に「お前は誰だ」と聞かれて「潜入探偵だ」と言って終わる。潜入探偵なのに言っていいのか?