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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2019年3月

今日は8時半起床。いつもより早いが、これはトイレを我慢できなかったからだ。切羽詰まれば起きれることは起きれるが、もの凄くつらい。これくらい切羽詰まらなくては起きれないということか。

5つのサイトにアンケートがいっぱい来ている。回答していったらけっこう時間を食ってしまった。今日一日丸ごとかけてある記録をしていかないといけないアンケートがあって、ちょいとめんどくさい。それとは別にこれから2ヶ月くらい毎日答えていかないといけないやつにもエントリーした。これ、そう言えば以前にも楽天リサーチでやったことあったな。昔もアンケートやってたんだった。記録によると2013年だ。6年前か、すっかり忘れてた。

お昼に妻がローソンに行くというので今日もついて行った。今日は寒かった。寒の戻りというやつか。天気予報では昨日から最高気温が10℃も低いらしく、久々にダウンを着ていった。ローソン店内でLINEを立ち上げたら引けるくじが引けなかった。1日1回なのだが、昨日行ってから24時間経ってないからダメだった。ローソンばっかり行ってるな。LINE Payで払ったからそっちのくじは引けた。10円当たった。

今日の昼食。日清だからうまいかと思ったが、いまいちだった。

カップ麺

その後もずっと本を読んでいた。夕方に池井戸潤「オレたち花のバブル組」読了。ドラマ「半沢直樹」の後半の原作。読みながら登場人物リストを作成していった。これをやらないと池井戸潤の小説は読み進められないのだ。ちょい役も含めて、人物リストは35人に及んだ。いやあ、これもまたスカッとする話だった。半沢直樹がずばずばと言いたいことを言い放って悪を斬る、銀行を舞台とした勧善懲悪なストーリー。正義は勝つ、てな感じだ。今回は「やられたら倍返し」というセリフが何度か出てきた。ただ、最後はなんかモヤモヤが残る。そう言えばドラマも最終回はちゃんと見たが、「え?こんな終わり方?」てな感じだった。このまま次回作に続くのかな。次は「ロスジェネの逆襲」だ。これも借りてこよう。

今日の動画。バブルにちなんで、登美丘高校ダンス部「バブリーダンス」。話題になったけど、ちゃんと見たことはなかった。こんなに面白かったのね。これは本当に傑作だと思う。これがみんな女子高生とは、改めて驚き。私は就職したときには既にバブルがはじけていたので、バブルの恩恵は受けなかった。残念。

今日は9時半起床。6時半頃目が覚めたときに起きようとしたが、動けなかった。午前中はずっと本を読んでいたが、今日はちょっと体がだるい。行きたいところがあったがやめておいた。

生協の配達があって、お知らせを見ると「牛乳・乳製品の値上げについて」と書かれていた。いろいろな物が値上げされて、ボディーブローのように効いてくる。

乳製品値上げ

昼過ぎに妻がローソンに行くというのでついて行った。ローソンの店内でLINEを開くとお茶とかLINEポイントが当たるキャンペーンをやってるので、くじをやってみたら1ポイント当たった。最近この手の話題が多い。

ローソンLINEキャンペーン

ローソンLINEキャンペーン

疲れ気味だからローソンへ行ってそのまま帰ろうかと思ったが、ちょっと戻ったところで少し歩きたいと思ったので、いつもは行かない方向へ歩いていった。広大な墓地があってお寺がたくさんあるエリア。その辺りを少しぶらぶら歩いて帰ってきた。もっと遠くまで行こうと思ったが、やはり体が少しだるいので途中でやめた。歩いたらすっきりするかと思ったのに。

栗本薫「絃の聖域」読了。最初はボーイズラブかと思った。いやまあその要素はあるのだが、ちょっと古めかしい匂いのする推理小説である。「ミステリー」というより「推理小説」と呼ぶほうがしっくりくる。1982年刊行だからちょっと昔だな。私が中学1年生のときだ。文体が少し古めかしい。いや、これがこの人の文体なのか。栗本薫は初めて読むからわからない。

絡み合う愛憎劇が読んでて脳の中にまとわりつくような感じがする。ドロドロしてるなあ。伊集院大介という家庭教師が探偵役なのだが、たまに出てきては少しずつ情報を集めて考え込んで、そのまましばらく出てこない、と言った感じで話は進む。なんともじれったいが、最後に一気に謎解き、という探偵ものではお決まりのパターン。しかしなんだか都合が良すぎな気もする。死んでいった人間の考えていたことや思惑を子細に解説しているが、それは想像に過ぎないのでは?と思ってしまう。死人に口なしだし。それにしても、真相に気づいてたのなら最後の殺人は防げたのでは。なんでみんな死んでから謎解きを披露するのだろう。

今日の動画。「絃の聖域」の「絃」は「いと」と読む。ということでクリープハイプ「イト」。菅田将暉主演の映画「帝一の國」主題歌。途中茶番が入る。

今日は9時起床。明日は8時台に起きたい。午前中は読書。昨日から栗本薫の「絃の聖域」を読んでるのだが、文庫本で字が小さくてちょっとつらい。

昼過ぎに妻と商店街までお買い物。大きな買い物をするわけでもないので、本を読みふけっている自分はいつもなら「行ってらっしゃい」てなところだが、LINE Payのキャンペーンをやっているのでついて行った。3月31日までは自分がLINE Payで払えば20%還元だし、くじが引ける。このキャンペーンが終わればすぐにまた別のキャンペーンが始まるかもしれないけど。まいばすけっととドラッグストアの2店舗で買い物したが、くじは2回とも外れた。やっぱり最初だけ当たるようになってるのかなあ。今日も昨日に続いて暖かかったが、風がかなり強く吹いていた。春の嵐か。

その後もずっと読書。今日はゆっくり過ごす日であった。

今日の妻のおやつ。LOOKチョコの「平成流行スイーツ4」とな。

平成流行スイーツ

私はスイーツには興味が無いからティラミスしかわからんかった。クリームブリュレ、マンゴープリン、生キャラメルと言われても名前しか知らない。「平成最後の○○」と言う言葉があちこちで聞かれたが、それもあと1ヶ月ちょいなのか。もうすぐ新元号が発表される。巷では色々なところで予想をやっているが、ネットでは「構想〇年」「苦節〇年」「賞味期限〇年」といった大喜利で大いに盛り上がっているらしい。

今日の動画はsumika「春風」。外は風が強かった。

昔のメールを読み返していたら懐かしいメールを発見した。今から18年前、2001年3月21日のメールである。その話を書いてみよう。

昨年末から過去の恋愛エピソードをいくつか書いたが、もう一つ笑い話(?)がある。夫婦ふたりともプロポーズの言葉を覚えていないという「プロポーズの話」は先日書いたが、実は私は他の女性にプロポーズしたことがある。しかもメールで、である。当然お断りされたのだが、付き合ってもいないのにいきなりプロポーズしたのだ。何を血迷っていたのだろう、などと我ながら思う。

あれは確か31歳の時だったか。私は2回目の休職中だった。1回目は3ヶ月休んだら回復してばりばり働いていたのに、半年でぶり返してまた休職し、今度はぜんぜん良くならずにとても落ち込んでいて、そしてとても焦っていた。自分はいつまでこんなところでくすぶっていなければいけないんだろう。周りの友達はどんどん結婚していくのに、自分はこんな訳のわからない病気を抱えて結婚できるんだろうか、そんなことを考えていた。

その頃はまだ私は自分の病気をカミングアウトしていなくて、ごく一部の友達だけに打ち明けていた。そのうちの一人の女の子が私のことをとても気にかけてくれて、頻繁にメールをくれたり、とてもいい音を出すバイオリニストがいるからとコンサートに誘ってくれたりした。一度誘われて、その時は都合がつかずに断ったのだが、その2ヶ月後くらいにもまた誘ってくれて一緒に行った。

そんな彼女の心遣いが嬉しかった。素直に嬉しかった。そして、こんなに優しくしてくれるなんて、ひょっとしたら自分と結婚してくれるんじゃないかと思い込んでしまった。ちょっと思い込みが激しすぎたが、それだけ追い込まれていた。そして冒頭に書いたようにいきなり「結婚してください」とメールしてしまったのだ。実際にはもうちょっと色々書いたけど、なんで直接でなくメールでだったんだろうとか、今となっては自分でも不思議である。友達としてはとても仲がよかったが、付き合いは長いものの別にお付き合いしているわけでもないのに、完全におかしくなっていた。好きだったというわけではなかったと思う(この辺自分でもよく覚えてない)。あくまでも友達だったのだが、お互いのことはよく知っているし、彼女となら結婚してうまくやれるんじゃないか、なんて勝手に思ってしまった。恋愛と結婚は別だと前々から思っていたのだが、それにしても相手の気持とかぜんぜん考えてなかった。よっぽど頭がおかしくなっていたんだろう。

彼女はとてもびっくりしたらしい(そりゃそうだ)。そして、気持ちは嬉しいけど自分はお付き合いしている人がいるので、と丁寧に返事をくれた。そんなことも知らずにプロポーズしてしまった。彼女は翌年その人と結婚して、今も幸せに暮らしている。自分と結婚していたらたいそう苦労させるところだった。

彼女はその後も私のことを気遣ってくれて、メールをくれたりした。結婚式にも出席してほしいと言われたのだが、式を関西でやるというので、申し訳なかったが辞退させてもらった。休職中の私はちょうどその結婚式の頃に職場復帰を目論んでいて、その時期に横浜と関西を往復するという負担を自分にかけたくなかったのだ。結局それまでの間にまた体調を崩したので職場復帰は叶わなかった。無理してでも結婚式に出席して彼女の晴れ姿を見ればよかた。

東京にいたその子は関西に嫁いでいってしまい、最近はほとんど連絡を取ってないが、今でも貴重な友達である。親交が断絶してしまわなくてよかった。ずっと友達でいてくれることに感謝である。

Sugar「ウェディングベル」。私が小学生の頃の曲かな。Sugarというユニット名は「しおらしくない」から来ているらしい。これは片思いの人の結婚式に出たという曲なのか、それとも「元カレ」なのだろうか。後者だとよけい酷かもなあ。今日書いた話以外に、私は昔ふられた女の子の結婚式に出席して、新郎新婦を交えてカルテットで歌を披露して、さらに2次会ではスピーチもしたという経験がある。もちろんその子とも今も仲良しである。

「脳はなぜ「心」を作ったのか」という本を読んでいたが、半分くらい読んだところでやめた。難しいとか頭がまだ回らないので何を書いているかわからないとかそういうのではない。単純につまらん。読んでてもさっぱり面白くない。期待はずれだった。

著者は東工大出身で、キヤノンで勤務してからアメリカの大学に渡り、触覚センサやロボットなどの研究をしているというバリバリ理系の人。2004年刊行なので15年前か。理系の人が書いた本としてはちょっと古いかな。文学や哲学、心理学と言ったジャンルの学問は10年や20年でそんなにドラスティックには変化しないが、サイエンスの世界はそれくらいのスパンでガラリと変わったりする。さてどんなもんだろうと思って読み始めたのだが・・・。

最初はちょっと論理が稚拙かな、という印象。我田引水的な展開が多い。そもそも第一章で説明される、この本で中心となる用語の定義が意味不明である。「私」と<私>という用語を本文中で使い分け、その違いを説明しているのだが、何を書いているかさっぱりわからん。理系が書いた文章とは思えん。まあ読んでいくと大体のニュアンスで、「ああこういうことが言いたいんだな」というのはわかるが、読んでて「それがどうした」という感じだ。

もう少し科学的な観点から脳の働きを読み解いていくのかと思ったが、そうでもないし、かと言って哲学というわけでもない。なんのエビデンスもなくニューロンの働きを都合よく解釈している。まあそれがその人の立てた仮説であり、それを解説しているのがこの本なのだが、その内容が自分にとってはつまらんからどうしようもない。大学の一般教養の科目だと、試験に出るから著者が何を言いたいか必死に読むかもしれないが、別にそんなものではないし、買った本なら「元を取らなければ」とか思って意地でも読むかもしれないが、借りてきた本である。つまらなかったら読まなければいい。

それにしてもなかなかタカピーな著者だ。ある実験の解説をしていて、

「さて、読者の皆さんはどちらが先だとお思いだろうか。(中略)この順番に決まっている。こうだとお思いだろうか。そう思うのが(私を含めて)凡人の常識だろう。」

なかなか挑戦的だ。「私」を含めればエクスキューズになると思っているのだろうか。