TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2019年2月

今日は9時起床。なんか後味の悪い夢を見ていた気がする。内容は全く覚えてないが、後味の悪さだけが残っていて気持ち悪い。

朝から道尾秀介「ソロモンの犬」を読み始めた。けっこう面白い。特に主人公の妄想癖が自分とかぶる。この作家も当たりだな。いろいろ賞をもらっているみたいだから、受賞作を借りてみよう。

昼過ぎまで本を読み進め、その後はメンタルクリニックに通院。今回はそんなに話すことがなかった。先々週は割と調子が良かったけど、先週の日曜日に散歩に行って、海の近くで冷たい風が吹いている中で路上ライブをずっと聴いていたら、その後3日間くらい風邪ではないと思うけどなんだかしんどかった、という話だけだった。「冷えたんでしょうねえ」と言われて、「冷えたんだと思います」と当たり前の返事をした。今日は暖かかったけど、気温の変化に注意してくださいと言われた。あとはちょっとお腹の調子を聞かれたくらいで終わった。

そして今日もカレーを食べて帰ってきたのであった。これが楽しみなのである。

今日の動画は適当に選ぼう。一応「犬」つながりで、Thinking Dogs「言えなかったこと」。映画『あの頃、君を追いかけた』映画バージョン。

「宮辻薬東宮」読了。先の日記に「ホラーというのは宮部みゆきから渡されたバトン」と書いたが、最初から各作家にテーマとして与えられていたらしい。4話目まではぞくっとさせられたが、5話目だけはよくわからなかった。

その5話目はプログラミングの話で、MSXとかBASICとか機械語とかスプライトとかZ80とか、懐かしい言葉が並んでて楽しかった。私も小学生から中学生にかけて、これらに関する技術を習得してプログラミングにのめり込んでいき、大学では情報工学科に進んだ。そして就職してもソフトウェア開発の道に進んだのであった。

話の中でソフト開発における「2割8割の法則」というのが出てきた。技術者のうち2割の人が成果の大部分をあげ、残りを8割の人が補っているというもので、ではその8割をリストラして2割の人員だけを残したらどうなるかというと、残ったメンバーの中で2割と8割に分かれるという話だ。

これはもっと一般化して「働きアリの法則」と呼ばれている。概要をWikipediaからそのまま引用すると、

  • 働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
  • 働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
  • よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
  • よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
  • よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
  • サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。

ということである。2:6:2に別れた3つの群れをそれぞれ1軍、2軍、3軍とすると、自分の人生は1軍から2軍、そして3軍へ落ちていったなあと感じるのだ。サボっているわけではなくとも、アウトプットの量が少ない、という意味でそうなっていった。

一応難関大と言われる大学に入るまでは1軍だったと思う。大学の中はそれまで1軍だった人の集まりだった。そして入ってから特に成績が優秀なわけでもなかった私は2軍になった。しかしいつの間にかサボりぐせがついて3軍に落ち、留年してしまった。浪人した時はそんなにショックではなかったが(クラスの半分以上は浪人してたし、そんなもんだと思っていた)、留年した時は絶望感満載だった。

就職してからは巻き返した。即戦力としてソフトウェア開発の腕を買われ、アウトプットを出していた最初は1軍だったと思う。しかしそれから行き詰まってしまい、技術者としては凡庸な2軍に落ちた。2軍のままならまだ良かった。しかし、そこからメンタルをやられ、自分の生産性は極端に落ちてしまい、もうそこからはずっと3軍の人生のような気がする。頑張っても報われない。頑張っても裏目に出る。なんかそういう街道を歩いているような気がする。

だからどうしたと言うわけではないが、自分の人生はこのまま続いていくのかな、と寂しく思う。1軍は無理だとしても、何かの2軍くらいには上がれないものか。4軍がないことを祈る。

今日も今日とて9時半起床。眠い~。メールチェックすると図書館からメールが。予約した本が用意できたとのお知らせ。うわ、また4冊受け取り可になっている。これは大変!と思って昼前に図書館に行って借りてきた。いや大変でもないのだが。

途中でいつもの公園を抜けていったら、ビニールシートを広げてピクニックをしている家族が何組かいた。そっか、今日は日曜日だ。天気もいいしけっこう暖かいのでピクニック日和かもしれない。お花見とか小学校の遠足とか山登りを思い出した。外で食べるご飯は不思議においしい。私は登山は山小屋泊ではなく山岳会の仲間とテント泊だったので、ご飯は自分たちで作って食べたのだが、それがとてもおいしく感じた。テント泊ではテント以外に食料、調理道具、食器、寝袋、マットなどを背負って登らないといけないのでけっこう大変だが、それだけに達成感は大きかった。

帰りに妻に頼まれたお買い物をするために寄ったローソンで目にしてしまった。

恵方巻き

恵方巻きである。そうか今日は2月3日か。今までうちはそういう流通業界が仕掛けた罠にははまるまい、とか思っていたのだが、見ていたら純粋に巻き寿司が食べたくなってしまい、割高だと思いつつ妻に電話して相談して買ってしまった。自分が買うことによって1つでも廃棄ロスが減るように、という考えはミジンコもない。

今日借りた本。宮部みゆき他「宮辻薬東宮」、宮部みゆき「名もなき毒」、原田宗典「家族それはヘンテコなもの」、道尾秀介「ソロモンの犬」。

本2冊

本2冊

「宮辻薬東宮」は図書館のサイトで検索して宮部みゆきの本だと思って借りたら、その他辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介との共著書で、「ミステリー短編バトンつなぎ」なアンソロジーだった。講談社のサイトによると「宮部みゆきさん書き下ろし短編を辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、書き下ろし・・・」といったことらしい。本のタイトルは何か意味があるのか最初考えてしまったが、各作家の頭文字をつなぎあわせたものだった。道尾秀介は初めて読む。テレビ番組の「今夜はナゾトレ」にレギュラー出演しているミステリー作家で、この番組で初めて知った。

「宮辻薬東宮」から読み始めた。おもしろい。3話目まで読んでしまったが、ホラーテイストで一貫している。これは宮部みゆきから渡されたバトンの1つだろう。そして前の話から何らかの要素をバトンとして受け取って話を組み立てている。どの話もおもしろい。宮部みゆき以外の作家の本も今度借りてこようかな。

夕食に恵方巻きをいただく。

恵方巻き

登山用のシルバコンパスを出してきて、ちゃんと東北東を向いて2人揃って無言で食べました。なんかシュールだった。

シルバコンパス

でもあとから「なんか変だな?」と思ってスマホにコンパスアプリをインストールしてみた。

コンパスアプリ

すると、ぜんぜん方角が違ったことが判明。なんと、10年以上使ってなかったシルバコンパスの磁気がめちゃくちゃに狂っていたのだ。ぜんぜんあさっての方角を向いて食べてしまった。まあいいや。狂ったシルバコンパスを持って山に行かなくてよかった。

今週はちょっとしんどいながらもなんとか乗り切った。明日からちょっと忙しい。月曜日はメンタルクリニック、火曜日は歯医者、水曜日は皮膚科、木曜日は朝イチで内科クリニックで特定健診、午後からは福祉施設で朗読の会。4日連続で予定があるので、無理のないように乗り切らなくては。

今日の動画。節分の動画は・・・ないな。登山の話が出てきたから「山へ行こう」という歌詞で始まるDREAMS COME TRUE「晴れたらいいね」。

今日は9時40分起床。いくらでも寝られる気がする。

朝食を食べながらスマホをいじろうとしたら、ネットに繋がらない。Wi-Fiのマークはついているけど右下にバツ印がついている。はて、なんでだろう。ふと電話台の下を見ると、VDSLモデムのランプが点滅している。やばい、外部との接続自体が切れてるではないか。PCを起動してネットワークの疎通確認。やはりつながらない。とりあえずモデムを再起動。しかし状況は変わらず。

これは困った。ネットがないと何もできないではないか。このサーバにも外から接続できない。スマホからNTTのフレッツ光の故障受付の電話番号を検索し、固定電話から電話しようとしたら、電話も使えない。うちはひかり電話だからネット回線をやられると電話も死ぬのだ。しかたがないのでスマホから電話。世の中に携帯電話があって助かった。

NTTに問い合わせたところ、NTT側からこちらの回線状況を調べるので5分から10分ほどお待ち下さいと言われ、電話を切ってしばし待つ。もう一度スマホに電話がかかってきて、回線が通じてないという。つまりうちのモデムにも到達していないということだ。建物の共同設備の問題の可能性が高いと言われ、調査に来てもらうことになった。今日は故障対応が多くてすぐに来ることはできないが、17時頃までには来るとのこと。たいていの場合はその場で対応して解決するらしい。お金はかからない。

普段は1日じゅうPCに向かってネットで何かやっているので、やることがなくなってしまった。1冊だけまだ読んでない本、清水義範の「日本語の乱れ」があったのでとりあえずそれを読む。なんと読んだことある本だった。またやってしまった。でもしかたがないのでそれを読む。暇だしいい天気だし今日は体調も割といいのでどこかに行きたかったが、いやいやNTTが調査に来るのだ。どこに行ってもいかん。はあ、もっと本を借りてくればよかった。

ネットに接続できなくなったら、なんだか自分も社会から切り離されてスタンドアロンになってしまったような気がする。なんか心細いなあ。うちのサーバにも外部からアクセスできないので、私のブログを見に来た人もつながらないだろうし、Googleなどの検索エンジンのクローラもエラーになるので何かペナルティがあるかもしれない。

LAN内での通信はできるので、サーバにSSHでログインしてApacheのログを見る。Webサーバへのアクセスは夜中の1:58が最後だ。2時くらいに回線が切れたのか。もっと早起きしていたら朝イチで電話して、もっと早く対応してもらえたかもしれなかった。うう、「早起きは三文の徳」という古代ローマ帝国の言い伝えは本当だった。

固定電話も使えなくなっているが、この電話にかけたらどうなるんだろうと思ってスマホからかけてみた。すると、

「現在おかけになった地域ではネットワーク設備が故障している、または相手の機器の電源が入ってないか、故障していると思われます」

というアナウンスが流れた。うわあ、初めて聞いたよこんなの。もしうちにかけてきた人がいたら、「へ?」と思うところだろうな。固定電話になんてめったにかかってこないけど。

テレビを見ながら待っていたら、15時半くらいにNTTから電話。これから2時間くらいかかるという。待っていたら、16時20分にスマホにお知らせが入った。見てみると、おりょ?自宅サーバ経由で取得しているインターネットのメールが来た。と言うことはサーバがネットに繋がった?VDSLモデムを見たらランプは点滅していない。PCからネットにアクセスしたら無事疎通。と思っていたらNTTからまた電話。「終わりましたので~確認してください~」とのこと。無事復旧してよかった。やっぱりネットがないと不便である。ライフラインだなあ。

NTT屋さんがうちに来て改めて報告してくれた。共用設備の部品が故障していたので交換したとのこと。こんなことは初めてだが、形あるものは壊れるというのは世の常。迅速に対応してくれたからよかった。「おたく1軒だけでした。光にしてくれるといいんですが」と言われた。この8世帯(または棟全体で19世帯?)でフレッツ光はうちだけかい。他の家はなにでネット接続してるんだろう。ケーブルテレビ?未だにADSL?いや、ネット接続してないうちが多いような気がする。PCを持ってるかどうかも怪しい。そういう人たちが多い。なんにせよ直ってよかった。これで思う存分ネットをするのだ。

Every Little Thing「fragile」。「fragile」には「壊れやすい」という意味があるので今日の動画はこれ。

起きたら10時前だった。遅すぎる。朝からしんどい。昨日の天気予報では夜中に雪になると言っていて、19時のニュースでは新宿ですでに雪が降っていた。しかし横浜は降ったのか降らなかったのか、妻が朝ゴミを出しに行ったときには雪はなかったらしい。

「中島らも短編小説コレクション」読了。いろんなテイストの話があったが、「お父さんのバックドロップ」が良かった。中島らも自身がバンドをやっていたこともあり、ロックやらバンドに関するマニアックな話もよく出てくる。ほんとマルチな人だったんだな。最後の編者解説を読むと、中島らもは実に多くの著作を残しているので選ぶのが大変だったと書いている。他の本もまた借りてこよう。

続いて宮部みゆき「ここはボツコニアン1」を読み始めた。RPGのゲーム世界を舞台にしたファンタジーっぽい小説だ。いや、純粋なファンタジーではなく、パロディというか、とにかくゲームの世界であり「ボツネタ」で構成されたできそこないの世界の話。主人公は12歳の誕生日に再会した、正反対の特異な性質を持つ生き別れになっていた男女の双子。ひょんなきっかけで冒険の旅に出る。お姉さんは勇ましく、弟はちょっと頼りないけどやるときはやる。ベタな設定である。そこが売りなのだ。挿絵は少年ジャンプで執筆している漫画家によるものらしい。うーん、おもしろいんだけどゲーム好きだったら「あるある感」をもっと楽しめたんだろうな。私はRPGはほとんどやったことがないのだ。

ボツコニアン

昼過ぎ、なんとか着替えて外へ。外へ出れたはいいが、それまで「めんどくさい感」が強かった。これが強いということはまだ調子が悪いということか。いつもの公園へ行って、ローソンに寄って帰ってきた。本当はそこからドラッグストアに行ってコーラを買いに行きたかったのだが、風が吹いて寒かったし、心が折れてしまったのでやめておいた。先週のこともあるし、体を冷やしてはいかん。そう思った。

ところで、最近騒音がすごい。これはうちの団地の屋上で防水改修工事をやっているからなのだが、ポスティングされていたお知らせによると、

「騒音・振動が出ます。最上階の住民の方は特に騒音・振動が非常にあります。」

とのことだ。最上階のうちは直撃である。防水工事をちゃんとしてくれるというのは県に感謝だが、工事は3月いっぱいまでの予定という。2ヶ月我慢しなくては・・・。騒音だけでなく粉塵もあるから嫌なんだよなあ。

防水工事

妻が折り紙教室で作ってきた作品。2月らしい。おかめは優しそうだが鬼は弱そう。黒い色紙ってあるんだな。

折り紙のおかめと鬼

そしてまた実家でいろいろもらってきた。ハート型のケーキからいただく。これはお姉さんから。いろいろもらってくる家族なので、おこぼれもたくさん来る。ありがたいことだ。

ハート型のケーキ

今日の動画。SEKAI NO OWARI「RPG」。ファンタジーの世界である。