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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2015年5月

昨日も2回くらい目が覚めた。1回目は何時頃か忘れたが、2回目は2:00に目が覚め、そのまま30分眠れなかったのでレンドルミンを貰いに行った。「この時間に飲んで大丈夫ですか?」と看護師さんに聞かれたが、大丈夫なのだ。4:00に目が覚めた。90分しかもたない。その後朝までうとうとと眠れはしたものの、眠りは浅く、1日じゅうだるい。

 

連休中はプログラムがないのでみんな外泊。自分も睡眠障害の状態が良くなっていないのだが、不安ながら外泊。とりあえずの目標は、眠れなくてもいいから病院の生活と同じリズムを保つこと。そのために「高照度光照射療法」の照明器具を購入。

高照度光照射療法は冬になると鬱になる「季節性うつ病」の治療に用いられ、朝に太陽光と同じくらい明るい光を30分~1時間浴びることによってセロトニンの分泌を促進する。うつ病の治療としては国内ではほとんど行われていないが、海外では特に日照時間の短い北欧でさかんに行われている。

睡眠障害の治療としては体内時計をセットする効果がある。体内時計は視神経の先にある視交叉上核という部分にあり、目から入った光に反応して体温やホルモンバランスを調節する。朝に太陽光と同じくらい明るい光が目から入ることによって体内時計をセットし、約14時間後に睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌がピークとなる。夜はできるだけ光を暗くする方がよいが、体内時計は青い光の波長に特異的に反応するので、夜になるとブルーライトカットグラスをかけるのも効果的だとか。(昼にかけると逆効果)

蛍光灯を点灯させた室内が通常200~300ルクスなのに対し、この照明器具は5000~10000ルクスの光を発することができる。1枚目の写真は蛍光灯をつけた室内で、照明をつけずに撮影。2枚目はその状態で照明をつけて撮影。カメラが露出を自動的に調整しているので、周りがかなり暗く写っている。3枚目は電気を消した状態で撮影したもの。これでも一番弱い5000ルクス。

 

1~2日くらいの外泊ではリズムを崩すことはないかもしれないが、問題は退院した後だ。1回良くなっても、またリズムを崩すと意味が無い。この器具の効果は退院後に実証されることになるだろう。

高照度光照射療法

高照度光照射療法

高照度光照射療法

昨日は2回くらいしか目を覚まさずに4時頃までは眠れて、その後も断続的ではあるが、そこそこ眠れた。それにもかかわらず、朝からずっとだるい、疲れが取れてない。昼になってもだるい。頭に靄がかかっている。

 

それにしても暑い。この病院、空調を全体でコントロールしていてまだ冷房が入ってないのだ。南西向きの自分の部屋は日差しがきつくてうだるように暑い。なんとかならんものか。頭がぼ~っとしているのは、この暑さのせいでもあるだろう。

 

明日から2泊外泊するが、だんだん憂鬱になってきた。家に帰ってちゃんと眠れるだろうか。眠れなくても、とにかくリズムを乱さずにいられるだろうか。夜中に何か食べてしまわないだろうか。他にもなんだかいろいろ面倒になってきた。でもまあ、やるしかないのだが。

 

ちゃんと眠りたい・・・。

昨日の夜は、珍しくトイレが我慢できなくて起きた。やはり23:30だった。その後は追加眠剤なしで3:00まで眠れて、4:00に目が覚めてそれから眠れなくなった。頭はぼんやりしていて体はだるい。やはり眠りが浅い。

 

今日の午前中のプログラムは書道。これで2回目だが、相変わらず左利きの自分にとって右手で毛筆を持つのはやりにくい。でもこれを続けていると、いつもは使わない脳の部分を使うことによっていい刺激になるかもしれない。

 

夕方、主治医が来室。まだ夜中に目が覚めることや、朝もすっきりしないことを話した。ゴールデンウイーク明けになるが、昨日の採血の結果を見て薬を調整していくとのこと。どうやらリチウムの値がかなり低いらしく、リーマスの量を調整するようだ。他にも薬は調整すると思うが。

 

ゴールデンウイークは5連休の中3日、3日から5日まで2泊家に帰ることにした。今でもちゃんと眠れてないのに家で眠れる自信はないが、とりあえずの目標は「病院と同じリズムを崩さないこと」である。リズムを崩さないというのは退院してから、いやこれからずっと続く課題である。睡眠の勉強もしたし、医師にも質問したりして、そのための秘密兵器は用意している。さて、その威力は発揮されるのであろうか。今回の外泊で試してガッテン。