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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2014年4月

しんどい。

相変わらずしんどい。

このしんどさはいつまで続くのか。

いつまでもいつまでも続くのか。

もううんざりだ。

ずっと調子が悪かったが、今日は特に悪かった。なんせ昨日との気温差が10℃以上あったのだ。そして外は冷たい雨。朝起きた時から疲労困憊。一日中横になっていたのに、夜になってもまだしんどい。普通の人でも体調を崩しやすいのに、自分のように打たれ弱くなっている身にとっては拷問である。

今日は午前中に、妻の術後6ヶ月の検査と診察についていくつもりだったのだが、そんな状態なので、当然一人でお留守番。ただひたすら眠れればよかったのだが、そうは問屋が卸してくれなかった。幾度もの悪夢に続き、幻聴、幻触、そして金縛り。

幻触とは幻覚の一種で、実際にはどこも触られてないのに、触られている、という感覚があることである。

では幻覚とは何か、というと、

「対象なき知覚、即ち実際には外界からの入力がない感覚を体験してしまう症状」
(by Wikipedia)

のことであり、「幻聴」「幻視」「幻嗅」「幻味」「幻触」の5つがある。要は五感それぞれに対応する幻覚がある。よく「実際にはないものが見える」ことを幻覚というが、正確にはそれは「幻視」である。

自分の場合、金縛りと幻覚はセットである。まず寝ながら何か予兆のようなものを感じる。「来る」というのがなんとなくわかるのだ。そしてウィ~ンという唸るような音が聞こえ始める。そして、今日はいきなり後ろから両方の手首を誰かに「ガッ」と掴まれた。仰向けに寝ているのに、後ろからである。むちゃむちゃびっくりした。

そして幻触と同時に金縛りが始まり、それが長い時間続く。自分はそれを振りほどこうと必死である。最近ではうなされている自分に気がついて、妻が起こしてくれることもあるのだが、今日は妻はいない。多分けっこう長い間うなされていたのではないだろうか。あるいは、ほんの数分のことかもしれない。その時間の感覚は自分ではわからないのだ。

今までは、足の裏をくすぐられたり、耳元にフッと息を吹きかけられたり、という幻触を体験したことがある。幻触のない金縛りもたくさんあるが、幻触があるときは、ひときわ金縛りが強い。それだけ恐怖心も強い。ただただとてつもなく怖いのだ。

今日も寝るのが怖い。

しんどくて、朝も昼も寝てばかりいる。なんとか通院はできているが、それだけでかなり消耗してしまう。

机の上の書類2枚をファイルにしまう、たったそれだけのことがとてつもなく億劫に感じて、ずっとそのままになっていた。本当の無気力とはそんなものである。

もう元の自分には戻らないのか。完全に元に戻るのは無理なのは承知している。せめて、ほそぼそと働けるくらいまで回復してほしいのだが、それさえも叶わないのか。

この先、どうやって生きていけばいいのだろうか。

ちょっと調子がよくなったと思ったら、また落ちた。何もやる気が起きない。

妻も調子が悪く、ふたりでずっと寝ている。食事を作ることもできなくて、とにかくご飯をいっぱい炊いて、おかかご飯かふりかけで食べている。そんな状態が続いている。

これから自分たちはどうなるのか、考えれば考えるほど不安になる。

今日は41日。

ちょうど20年前の今日、自分は新社会人としての1歩を歩みだした。

入ったばかりの会社の寮の前で、初出勤の朝に、同期のみんなで写真を撮ったのが、まるで昨日のようだ。

あの頃は、希望と不安とが入り混じりながら、これからの自分の未来にワクワクしていた。

まさか20年後、こんな境遇に陥るとはゆめゆめ思わずに。

こんな未来が待っているとは、いったい誰が予想しただろう。

現実は残酷だ。