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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2013年9月

先の日記で、この団地では所得制限があり、社会的弱者の集まりである、と書いた。この「所得制限」についてちょっと触れておこう。具体的な金額を記述してるが、「県営住宅 募集のしおり」や県のWebサイトにも書いてあるので差し支えないだろう。

所得制限の基準となるのは「月収」の金額で、この金額は世帯全員の所得から控除額を引き、それを12で割って算出する。所得税の計算に似ているが、基礎控除や社会保険料の控除、生命保険料等の控除がないので、税金の計算よりもシビアである。うちは扶養者控除1人分と2人分の障害者控除があるが、この障害者控除が大きいので助かっている。

具体的な所得制限の金額だが、普通の世帯では上記の月収の上限が158,000円、高齢者世帯や障害者世帯(うちはこれ)の場合は少し緩和されて214,000円となっている。共働きで子ども1人の普通の世帯で年収を逆算すると、税引き前の年収は2,656,000円が上限となり、そこから所得税などが引かれるので手取りはもっと少なくなる。なかなかシビアだ。

そして毎年必ず前年の収入調査があり、3年続けて収入超過があれば退去を命ぜられる。1年だけではないのは、たまたま会社が儲かって去年だけボーナスが多かった、というようなケースもあるので、継続的に収入額が上がったかどうか判断するためだろう。

そういうわけで、うちの場合は収入が低いのは「ワケあり」なわけだが、ずっとこの団地に住んでいる人たちは、やはり「ワケあり」の人が多いようだ。ざっと辺りを見渡したところ、シングルマザーが3人、独居老人が2人いる。団地全体での高齢者率はかなり高く、その他の世帯でも何らかの事情を抱えているところは少なくないかもしれない。

夫婦揃って精神障害者、というのは少しレアケースかもしれない。うちの「ワケ」は、そのうち理解してもらえるのだろうか。

昨日の日記で、「病気なのに病気に見えない」「まだ若いのに仕事もせずに昼間からぶらぶらと、と思われる」ということを気にしている、と書いたのだが、どうしてそれを気にするのか、その背景を書いておこう。 

最近では、同じマンションにやアパートに住んでいても、隣の人や、さらにその隣の人がどんな人で、何をしているかよく知らない、ということが多いかと思う。必要以上に周りの住人に干渉することもなく、逆に干渉されることもない。

しかし、この団地ではコミュニティが密であり、干渉されまくりである。否応なしに自治会組織に組み込まれ、回覧板が回ってきたり、自治会費の集金当番が順番に回ってきたり、自治会の常任委員が順番に回ってきたり(今年はうちとお隣さん)する。夏祭りには露店もやった。ご近所との付き合いが深いので、だからこそ「どう見られてるか」がいろいろと気になる。

 

入居したての頃に、ちょっと驚いたことがある。うちの棟の掲示板に「4月の清掃は29日(日)7:30からです」と貼ってあったので、詳細は何も聞いてなかったが、とりあえず汚れてもいい格好をして7時半に団地の前に出てみた。

何人か先に出ている人がいて、そのうち人が集まってきたのだが、「○○さん、出てきてないわね」とみんなが話していた。そりゃそうだろう。自分も子どもの頃は自治会で公園の草むしりとかやったが、みんながみんな出てくるわけでもない。そう思っていたら、

「まだ寝てるのかな?」
「起こしましょうよ」

という会話があって、1階に住んでいるその人のドアをドンドンドンと叩き、

「○○さ~ん、朝ですよ~、お掃除ですよ~」

と起こしに行ったのだ。

「この団地では、他の住人に起こされるのか」

と正直びっくりした。

 

後からわかったのだが、原則として清掃は各世帯から1人は参加しないといけないが、やむなく欠席した場合は「清掃欠席代」として後から1,000円徴収される。毎月このペナルティを払ってでも出ない人もいるのだ。先ほどの起こされた人は、毎月ちゃんと出ているのに来ないので、起こしに行ったらしい。

また、この団地は低所得者向けの県営住宅で、当然ながら所得制限がある。みんな生活に余裕がない人ばかりで、社会的弱者の集まりと言ってもいいだろう。弱者の集まりだからこそ、みんなで助けあうわけだが、その代わりに同じ弱者に対しても厳しい。夜勤の人で、どうしても毎月の清掃には出られない人がいる。そういう人は事情が事情なので免除、というわけではなく、どんな事情があれ、清掃欠席代は容赦なく徴収する。そういう世界である。

こういうご近所との関係は、優しくもあり厳しくもある。そんな環境で生活するのは子どもの頃以来で、昭和にタイムスリップした気分だ。

今朝、妻がゴミ出しに行ったときにお隣の旦那さんと階段ですれ違ったらしい。そのときに、

「奥さんは仕事してるの?」

と聞かれたので、

「今はしてないんです」

と答えたら、今度は、

「じゃあ旦那さんは今は働いてるんだ」

と言われ、嘘をついてもしかたがないので、

「いえ、2人とも具合が悪いので・・・」

と答えると、

「そりゃあ大変だね」

と言われたらしい。

引っ越し当初は、「お仕事は何を?」「えっと、今はちょっと働いてなくて」と言うことは話している。その時は当然ながらお隣さんは何の事情も知らない。

去年、自分がODをして救急車で運ばれた時、真っ昼間だったのでちらほら見物人がいて、うちの近所の人も何人か自分が運ばれていくのを目撃している。お隣の奥さんも見ていたそうだ。その人達には「喘息の大きな発作が出て、病院へ運ばれたら肺炎を併発をしていた」と説明してある。なので自分のことは「重度の喘息の人」と認識されている。

先月の夏祭りの時に、妻がお隣の奥さんから「旦那さん、喘息はどう?」と聞かれたので、あまり嘘を重ねてもしかたがなく、「実はうつ病で・・・」という話はしたらしい。どうせそのうちわかってしまうことだ。

妻の方はメンタルな病気のことは明かしていないが、下痢型IBS(過敏性腸症候群)のことは話している。しかし、働いていない理由はもちろんそれではない。本当の理由は、今の段階では公言できない。しかし、事情がわからないと「なんで働いてないんだろう」と訝しげに思うだろう。

2人とも外に出ている時は、比較的調子がいいときである。どこも悪そうに見えない。だから他人から見たら「あんなに元気そうなのに」と思われるのはしかたがないし、自分自身「鬱には見えない」と友だちに言われたことがある。そりゃそうだろう。本当にしんどいときは引きこもっているから。

ここに自分たちのジレンマがある。なんせ障害者手帳まで持っているのに「病気に見えない」のだ。なので、周りから見たら、「まだ若いのに仕事もせずに昼間からぶらぶらと」と思われてもしかたがない。いかにも病気に見えたほうがいいのだろうか。外にいるときにはわざとしんどそうに振る舞うとか。それはそれで本末転倒であり、ある意味仮病である。

「鬱」という病気が本当に理解されるのは難しい。うつ病だからといっても毎日一日中寝ているわけではない。調子がいいときは健康な人と同じように外に出かけられるし、仕事だってできる。しかし、その状態には波がある。明日調子がいいか悪いか、その日にならないとわからない。コンスタントに出勤したり、決まった日の決まった時間に仕事に行くことを確約できる状態ではない。コンビニのバイトさえ無理な話だ。

コミュニティの密なこの団地において、少しずつ自分たちの事情をわかっていってもらう必要はあると思っているが、なかなか難しい。もっと時間が必要だろう。

ここ2、3日調子が悪い。特に朝がしんどくて、一昨日は起きたら11時前、昨日と今日も10時頃まで寝ていた。起きてからもしばらくはしんどい。

全国各地で大きな自然災害が起こっている。それと関係しているのだろうか?何でもかんでも疑いたくなる。何かのせいにしたがっているのかもしれない。まあ、体調は天候の影響を受けるのは事実だが。

それにしても、早い梅雨明けから続いた長い猛暑、渇水、その間にも発生した局地的な豪雨。そしてここ数日の竜巻やら風水害。「ちょうどいい」季節はもはや存在しないのか。

自分は横浜市の防災情報Eメールに登録している。横浜市に何らかの注意報や警報が発令されたときに、携帯にメールで通知がくるのだが、この夏は頻繁にメールが来ていた。

真夏には、

> ■光化学スモッグ情報
> 12日14時20分発表
>
> 光化学スモッグ注意報が発令されました。
>
> 詳細は
> http://www.bousai-mail.jp/yokohama/rireki/saigai/smog.html
> ▼災害情報TOPへ
> http://www.bousai-mail.jp/yokohama/

が毎日のように来ていて、たまに、

> ■気象警報注意報情報
> 2013年08月23日 16時08分発表
> 横浜市:
>  大雨、洪水注意報(発表)
>  雷、強風注意報(継続)
>  大雨、洪水警報(解除)
>
> 【コメント】
> 東部では、土砂災害や高波に注意してください。神奈川県では、低い土地の浸水や河川の増水、強風、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
> 詳細は
> http://www.bousai-mail.jp/yokohama/rireki/saigai/140000.html
> をご覧ください。
>
> ▼災害情報TOPへ
> http://www.bousai-mail.jp/yokohama/

が来ていた。雨が降るかと思えば豪雨で、「普通の雨」はほとんど降らなかった。

そして今朝は、

> ■土砂災害警戒情報
> 05日09時20分発表
>
> 【警戒対象地域(新規)】
>  横浜市南部
> 【警戒対象地域(継続)】
>  横浜市北部
>
> ※横浜市北部:鶴見,神奈川,旭,港北,緑,青葉,都筑,泉,瀬谷の各区
>  横浜市南部:西,中,南,港南,保土ケ谷,磯子,金沢,栄,戸塚の各区
>
> 【詳細情報】
> http://www.bousai-mail.jp/yokohama/rireki/saigai/6-10115.html
>
> ▼横浜市防災情報
> http://www.bousai-mail.jp/yokohama/
>
> ▼横浜市携帯サイト
> http://m.city.yokohama.lg.jp/
>

が来ていた。ちなみに昨日の朝に地震があったが、その時には

> ■地震情報
> 2013年09月04日 09:19に神奈川県で震度4の地震がありました。
>
> 詳細は、
> http://www.bousai-mail.jp/yokohama/rireki/saigai/1-9918.html をご覧下さい。
>
> ▼災害情報TOPへ
> http://www.bousai-mail.jp/yokohama/
>

というのも来ていた。

こんなメール、極力来ないほうがいいのだがなあ。

今朝、皮膚科に行ってきた。アトピーの飲み薬が今週いっぱいで切れるところだったので、ちょうどよかった。

顔にできた発疹は、やっぱりニキビだった。乾燥肌なのになんでニキビがこんなにたくさんできるのか。ニキビができやすい食べ物とかありますか?と皮膚科医に質問したところ、あれやこれや挙げられたのだが、心当たりがありまくりだった。

めんどくさいことに、皮膚科で処方されている保湿剤のローションはニキビには塗らないでください、と言われた。今は普通に両手で顔面に塗っているのだが、ニキビの部分は綿棒でちょんちょんとニキビ用のクリームを塗り、それ以外の場所に保湿剤を塗ってください、とのこと。軟膏だったらそれ以外の場所に塗るのは難しくないが、ローションはちょっとめんどうだなあ。汗をかかない季節になると、保湿剤はローションでなくワセリンに変わるのだが、それにはまだ早い。

 

そして、「今まで痒くなったことのない、ちょっとデリケートな部位」を見せたところ、「白癬菌の可能性がある」と言われたので、サンプルを採取して調べたところ、

検査結果

とセーフであった。へぇ、こんな紙くれるんだ。とりあえず普通の湿疹のようなので、いつもの炎症を抑える軟膏を塗っていればいいらしい。

昨日の日記で「ここには書けないデリケートな部位」という書き方をしたので、股間かと思った人がいたかと思うが、あくまでも「おしり」である。股間なんぞしょっちゅう痒くなっている。しかし、「おしり」と書いてあるが、実際の部位としては「会陰」である。なので股間といえば股間である。いや、まさに正真正銘の「股間」である。

 

それにしてもかゆい。