TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2013年4月16日

昨日はメンタルクリニックへの通院だった。ここ2週間は割と安定してきた、という話をしたあと、主治医に「治療に漢方を使う」ということについて意見をお伺いしたみた。

これまでこの日記で漢方については一切書いてこなかったが、話は去年の12月に遡る。

この日記でたびたび登場する友人Fが、うちに遊びに来てくれたときのことである。出版関係の仕事をされており、いろんなところにいろんなパイプを持っている彼女は、実にたくさんの有用な情報を提供してくれた。減薬を勧めてくれたのも彼女である。そして、もう一つ勧めてくれたものがある。それが「漢方による治療」なのだ。

実際に彼女の知人で、自分と同じように10年以上鬱に苦しみ、自分と同じように大量の薬を服用していて、自分と同じように副作用で苦しんでいた方がいたらしい。その方が、少しずつ減薬を行いつつ、漢方による治療を並行して試してみたら、かなりよくなった、という話である。

こういう病気を抱えていると、いろんな人がいろんなものを薦めてくる。サプリメントやら健康食品やらなんとか還元水とか怪しい宗教とか、そんなものいちいち試していたらキリがないので、全てお断りしている。

しかし、漢方というのは盲点であった。漢方は実際に医療現場で使われており、その有用性は広く社会的にも認められている。自分も「風邪かな」と思ったらまず飲むのは葛根湯だし、それでもよくならなかったら病院に行く。

漢方というのは、主に内科的な疾患に使われるだけと思っていたのだが、どうやらそれだけではないようだ。漢方を専門に使う病院で、精神科医がいる病院もある。彼女は、私の家から比較的近いところで、そういう病院を探してくれて、わざわざ病院に電話をかけて確かめてくれてもいたのだ。

彼女は減薬と漢方を同時に勧めてくれたのだが、どちらも主治医との相談が必要である。減薬に関しては、こんなにたくさんの薬を飲んでいるのに状態がよくならないので、少しずつ薬を減らしてほしい、と「交渉」しないといけない。一方、漢方に関しても、今の主治医にこっそり、というわけにもいかず、その先生が漢方も処方するか確認したり、今の薬と併用して服用しても問題ないか確認しないといけない。

どちらもちょっと切り出しにくい話である。今の病院に通院してからかなり長い。話はよく聞いてくれるいいお医者様だとは思っている。(薬はいっぱい出すけど。)なので、そこの信頼関係を壊さないように気を使わないといけない。減薬にしろ、漢方の併用にしろ、今の主治医の治療を完全に否定するというわけではないが、「今のやり方では不満です」ということを突きつけることになる。ご機嫌を損ねてもらっても困るのだ。減薬と漢方の相談を同時にするのはかなり気がひける。

また、今の自分を苦しめているものとして、「体がしんどい」「疲れやすい」というのがある。これは病気のせいだけでなく、薬の副作用の可能性もある。減薬と漢方を同時並行で行うと、状態が改善してもどちらが功を奏したのかわからなくなる。

そういうことから、まずは減薬だけからお願いするようにした。今は薬を一つ完全に抜いて、もう一種類、かなり量を減らした薬もある。しかし、減薬は慎重に時間をかけて行わないといけない。

だが、実際にやり始めたら、減薬には恐ろしく時間がかかると改めて実感した。服用している薬が多すぎるのだ。そこで、やはり同時並行でやらないといけない、と思い、漢方についての相談もしてみることにした。「漢方もやってみます」というのでなく、「友人から漢方でよくなったという話を聞いたのですが、漢方による治療について、先生のご意見を伺いたいのですが」という切り口で入ってみた。

で、主治医の見解だが、

漢方薬そのもので鬱を治すことはできません。しかし、鬱に伴う身体症状をやわらげるという効果は認めています。自分としては漢方を使うことに対して、完全に否定するという立場は取っていません。

とのこと。

まあ、一部の有効性は認めており、やりたければ勝手にやってもいいよ、と解釈できる。

そういうことで、今朝さっそく漢方専門の病院に電話し、予約を入れた。ちゃんと健康保険の使える病院である。そうでないと、高額でとても手が出せない。3割負担でもいくらかかるのかは未知数だが。とりあえずは相談してみないことには始まらない。

また一歩、新たな可能性に踏み込むことになる。長い目で見なければ。