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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2013年3月15日

今日は午前中は内科クリニック、午後は歯医者に行ってきた。

なかなか外に出られない中、内科はそろそろ薬が切れるので行かないと、と思っていたのだが、明日の土曜日は午前中に予定があり、月曜日はメンタルクリニックの通院日なので、行くとしたらなんとか今日に、と思っていた。しんどいながらも午前中から動けたのは、少し調子が上向いてきたのだろうか。

しかし、行けたのは良いが、結果は悪かった。先月に採血をしたのだが、その検査結果に問題あり。過去2~3ヶ月の血糖値の平均値であるHbA1cの値が、基準値の5.8を上回り、5.9になっていた。危険水域である。

自分は2009年の検査で、HbA1cが7.6といきなり超危険な値になり、即座に糖尿病と診断されて教育入院までした。その際、血糖値が上がるという副作用がある向精神薬を服用していたので、それを中止したところ、血糖値はみるみる下がっていって、結局その薬の副作用だったのね、ということで、それ以来HbA1cの値も基準値内で治まっていた。

しかし、今度は薬の副作用でも何でもない。まさに「生活習慣」に起因する。無理もない。ほとんど毎日動くことなく家にいて、そのくせ過食傾向で食べてばかりいる。せっかく少し減った体重も、この冬でまた増えてしまった。

そして血圧を今日測定したところ、その値も上がっていた。普通の人なら経過観察のところだが、再び糖尿病予備軍となってしまった自分にとっては、看過できない数値だという。あれもこれも数値が上がるなんて、これも全てアベノミクス効果なのか。

その結果、血圧を下げる薬が増えてしまった。今でもコレステロールを下げる薬、中性脂肪を下げる薬とともに、血圧を下げる薬は服用しているのだが、それとは別の薬が追加された。はあ、片方では減薬しているのに、こっちで薬が増えてしまった。

それに比べて歯はいたって健康。半年以上ほったらかしにしていたのだが、非常にきれいな状態とのこと。いつもどおり歯石除去だけで終わった。歯磨きは寝る前の1回だけ。全ての歯と歯の間、歯と歯茎の間、そして歯の表面と裏面を、10分間くらいかけて丁寧にブラッシングしてやれば、自分の場合はそれで大丈夫なようだ。しかし、この歳になると虫歯よりも歯周病のほうが怖い。油断は禁物。定期的に歯医者には行かなくては。

そう言えば、前回の視野検査から1年以上経っているので、眼科にも行かないといけない。めんどうだが、眼底検査で視神経乳頭陥凹大と診断されている私は、緑内障の危険性があるので、1年に1回くらいは視野検査をしてください、と言われている。失明してからでは遅いのだ。早期発見すれば、進行を遅らせることはできる。

今日で我が家の今月の医療費は、ちょうど2万円に達した。来週の月曜日にはメンタルクリニックへ通院なので、まだまだ増える。

金のかかる体だ・・・。

いつ頃だったろう。
自分の見えている世界が、他の人と違う、ということに気がついたのは。

どちらかの腕を伸ばして人差し指を1本立てる。その指は何本に見えるだろうか。普通の人は1本のようだ。

私は2本に見える。それも、ぶれて見えるとかいうレベルではなく、10cmくらい間隔が開いたように離れて見える。それどころか、100メートルくらい離れた信号機まで、2つにずれて見える。「複視」というらしい。

それはそれは不思議な世界である。片方の目で見えている光景を透明なアクリル板に写し、それを複写したものを10cmずらして重ねて透かしてみたような、ごちゃごちゃとして何が何だかわからないような世界である。

しかし、それでは日常生活ができない。だから、無意識のうちにその2つの像が一致するように調整している。人差し指も1本になるように見える。普段からピントを合わせようと目の周りの筋肉が頑張っている状態。そのせいか、目がとても疲れやすい。首や肩が凝りやすいのも、これが原因の一つだろう。

原因はいろいろあり、神経的なもので後天的にそうなることもあるらしいが、私の場合、幼少時からそう見えていたので、斜視の一種だという。他人から見ても私の眼球は普通に見えるので、なかなか気づきにくい。数年前に視野検査で眼科に行った時に、偶然わかった。それまで、ものがそう見えるのは不思議だと思っていなかったし、自分が左利きであるのと同じレベルのように、さほど珍しいことでもないのだろうと認識していた。

今では、特に目を使う必要がないときには、目の力を極力抜いている。目の前にずれたアクリル板がある状態。見えるのは相変わらずごちゃごちゃとしたわけのわからない世界。

自分では当たり前だと思っていたことが、実はそうでない、ということはたくさんあるんだろうなあ。