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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2011年7月

三連休の初日。三連休と言っても、祝日というのは私のように時給制で働く人間にとっては、一日分の給料を稼ぎ損ねる日でしかないので、あまり喜べない。外出してもお金を使うだけだし、一日家にこもって、溢れている資料の整理をしていた。けっこう時間がかかって、それだけで疲れた。

 

もう必要でないであろう昔のクレジット明細やら病院の領収書、解約したプロバイダの資料。とっくに期限切れの保証書など、出てくる出てくる。これらほとんど個人情報だからシュレッダー行きだが、大変なのでちょっとずつやっていくことにしよう。会社に持って行って機密文書廃棄ボックスに放りこむという手もあるが、さすがにそれはやめておこう。

 

18時半からフジテレビの番組で、先日世界文化遺産に指定された平泉を巡っていた。平泉といえば、去年の5月に高校時代の部活の仲間たち10人で、25周年記念の旅行で訪れた場所である。見事な毛越寺の庭園は私も「これは美しい」と思って何枚もデジカメのシャッターを切った。中尊寺の金色堂は撮影禁止だったので写真は残ってないが、その美しさと神秘さは私の記憶にはっきりと残っている。最近、その姿がテレビで繰り返し放送されている。たった1年ちょっと前のことなのに、ずいぶん昔のことのような気がする。

 

19時半から今度はNHKで、京都は祇園祭の宵山の様子を生中継。それをしばらく見ていたが、これもまた懐かしい。京都市内の大学に通っていた頃に、当時つきあっていた女の子とはじめて行った祇園祭の宵山。圧倒されたものすごい人の群れ、伝統を感じさせる鉾の数々、祭りの盛り上がったムード、彼女の艷やかな浴衣姿。こちらは20年くらい前のことなのに、昨日のことのように記憶がよみがえる。

 

その頃はカメラも持ってなかったし、インスタントカメラを買ってデートで写真を撮るなんてこともしてなかったから、当時の写真は殆ど残ってないが、記憶にはしっかり刻まれている。今日私が家の中でせっせと仕分けたように記録は消すことができるが、記憶は消えているようで消えていない。都合のいい記憶だけ残ってくれればいいのだがなあ。

 

なんだかんだ言って、学生時代とは懐かしいものだ。あの頃は20年後の自分がこんな生活をしているとは夢にも思っていなかったが、だからと言って学生時代に戻りたいとは思わない。今の自分を受け止めて、前を向いて歩いて行く。その中で、また新しい記憶が作られることだろう。

 

それにしても、京都に下宿していたのは3回生から4回生の2年間だけだったが、エアコンもないボロアパートで、よくもまあ高温多湿の京都の夏を我慢できていたなあ。今の自分にはとっても無理である。もっとも、今ほど温暖化は進んでなかったけどね。

今日は暑かったなあ~。関東地方でも、都心や内陸部に比べて1℃~2℃気温の低い横浜でも、今日はさすがにまいった。

yokohama34c.jpg

こんな日に限って通院。予約は12時。真っ昼間に病院に行き、診察が終われば調剤薬局まで3分くらい歩き、昼食を食べて会社に行った。上の写真はその移動中に撮ったのだが、今年一番の暑さだったような気がする。

梅雨明けは早かったが、この暑さがやわらぐのはいつ頃になるのだろうか。酷暑だった去年は、9月の終わりくらいになっても異常に暑く、秋を通り越していきなり寒くなった記憶がある。ああ、日本から四季が消えていく。

診察でここ数日眠剤を飲んでもなかなか寝つけないことを話したら、予想通り眠剤が増えた。一度は抜いたハルシオン復活。超速効型の眠剤なので、これで眠れないとおじさん困っちゃうなあ。

それはそうと、仕事にも少しずつ慣れていき、プレッシャーもだんだん薄らいできて、なんとか業務をこなしている。ここ2週間は休まずに行くことができているし、累積の出勤率は36日/40日で90%。まずまずである。いや、上出来である、というべきか。

高圧的な発言で辞任した松本元復興大臣は、軽い躁状態だったと新聞で読んだ。
少し前から不眠や疲労を訴えていたとか。今は入院しているらしい。

躁状態だったとすれば、一連の発言は理解できる。ものすごく自分が偉くなった気分がするのだ。しかし、本人に自覚はない。

この報道を見て、「躁状態ってなんだよ。なんか病気のせいにして入院しやがって、まったく政治家は卑怯だ」と思う人も多いかもしれない。しかし、躁状態になって人に迷惑をかけまくった経験がある自分にとっては人ごとではない。「病気のせいなのにかわいそうに」と同情を覚える。

鬱はメジャーになって社会に浸透したが、まだまだ正しくは理解されていないような気がする。躁にいたっては、ほとんど理解されないのが現状だろう。しかし、周囲の人にとっては躁状態の方が迷惑なのだ。

というわけで(どういうわけだ?)これから病院である。

眠れずに1時間経って扇風機のタイマーが切れた。しかたなく起きてきた。
しゃーない、明日の診察で眠剤を増やしてもらうか。

今日の日記は手抜きなり。

眠れずに1時間経って扇風機のタイマーが切れた。しかたなく起きてきた。
しゃーない、金曜日の診察で眠剤を増やしてもらうか。