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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

月別アーカイブ: 2009年4月

今日は7時前に起床。気分はいい。よし!昨日頑張って仕事に行ってリフレッシュしたおかげで、体調もいい方に向かっているようだ。一日休んでしまったら、ちっともリフレッシュされずに何日も調子が悪い状態が続いて、引きこもり状態になってしまうのだろうか。

と昨日の朝に書いたっきり、続きを書かずに寝てしまった。昨日は仕事が忙しくて20時まで残業してしまった。最近また帰りが遅くなっている。疲れがはそんなに感じてないが、みっちりストレッチした。

そして今日は朝5時台に目が覚めた。それから眠れなくなったが、6時になるのを待って起きて、メールチェックのあと、またストレッチから一日を始めた。仕事では無理をしないように気をつけて、そして疲れを溜めない、残さないように、やれることはできるだけやろう。

てな感じで今日も一日は始まるのであった。

今日は7時半に起きた。しんどかった。昨日よりもしんどかった。今までならこの時点で「アウト」の宣告を自分にしてさっさとあきらめてしまっていたレベルのしんどさだった。

しかし、今日は頑張ってみた。会社に行く準備はほとんど昨日の晩のうちにしている。腕時計やらポケットに入れる物(家の鍵やら携帯やら)は一箇所にまとめてテーブルに置いてある。ひげも一昨日剃ってある。顔は3日前に洗ってある。あとは着替えるだけ。着替えて用意していたものを身につければ、そのまま外へ出ればいい。静止摩擦係数は動摩擦係数より大きいのだ。動き始めてしまえばなんとかなる。なんとかならなければ帰ってくればいい。とにかく最初の第一歩を踏み出すのだ。

そしてしんどいまま満員のバスと電車に揺られて人混みに流されて変わってゆく私をあなたはときどき遠くで見つめるように会社へ着いた。その時点でかなりしんどさは抜けていた。

仕事を始めたら、もう朝しんどかったことなんかどこかへ置き忘れてしまったかのように、普通に仕事を進められた。11時からの週例も14時からのミーティングもこなし、延び延びになっていたWebアプリのプログラムをリリースし、リリースした後にWeb上のあちこちの文言も一緒に修正しないといけないことを指摘されてえ〜ん早く帰りたいよう、と泣きながら20時まで仕事をして、無事帰ってきた。

帰ってきてもしんどさは感じない。感じてないだけで疲労は溜まっているかもしれない。入念にストレッチをして風呂に入ったところだ。今日はなんだか自信がついた。やればできる。明日からも、これからも。

週末はくたっていた。土日ともあんまり調子がよくなくて、一日中家で休んでいた。土曜日は夕方1時間か2時間くらい寝てしまったが、日曜日は午前も午後もずっと寝ていたような気がする。こんなんで大丈夫か?次の日からまた会社に行けるのか?不安が頭をよぎった。

ダイエット食にもだいぶ慣れてきて、今度は運動療法もはじめにゃならん、と思いつつ外へ行く元気がない。なので日曜の夜、テレビのバラエティ番組を覧ながらずっと足踏みしてみた。けっこう汗をかいた。何もやらないよりかはましだろう。

そして今日、確か6時半くらいに起きたっけ。早く起きたもののちょっとしんどい。でもなんとか支度をして、ああまだ会社に行くには時間が早い、でも家を出る時間を待っていたらまた寝てしまいそう、そう思ったから早いけど家を出て会社に行った。

家を出て歩き始めたら、気分はあがってきて調子がよくなった。やはり体を動かすことは精神衛生上よろしい。大事なのは最初の一歩を踏み出せるか。この一歩は人類にとっては小さな一歩かもしれないが、自分にとっては大きな一歩なのだ。

なにげに忙しい。

空腹にも少しずつ慣れてきた。徐々に胃が小さくなってきているのだろうか。ご飯をよ〜くかんでゆっくり食べるようにしたら、量は少なくても前より満腹感が少し上がったような気がする。RPGで経験値が少しあがったようだ。

ここのところ安定して会社に行けている。今週は遅刻もなくフルタイムで働けた。と言うか、なにげに忙しくて19時とか20時とかまで残業している。調子がいいからといって調子に乗らないように気をつけないといけないのは百も承知なのだが。

今日はメンタルクリニックへの通院日。これから毎週代わる代わる精神科と内科に通院しないといけない。糖尿病のことを話したら、薬が2つ減った。1つはリピトールというコレステロールを下げる薬で、もともとコレステロールが高いから精神科で処方してもらっていたのだが、糖尿病の治療のため内科系の薬はそちらの病院で出してもらうようにした。

そしてもう1つはジプレキサという向精神薬。本来は統合失調症の患者に処方する薬だが、鬱にも効果がある。昨年のはじめにかなり調子を崩していた頃、この薬が追加されて病状がかなり改善された。しかしこの薬は血糖値を上げる副作用があり、糖尿病の患者には使ってはいけないのだ。主治医はとても困っていた。代わりに処方する適当な薬がないのだ。結局今のところ調子も安定しているし、抜いてみて様子を見ましょう、ということになった。

薬が減るのはいいのだが、また調子が悪くならなければいいのだが。あっちを立てればこっちが立たず。デッドロックは解消できるのか?

相変わらず食事療法で食事を済ませた直後から空腹に耐えている毎日だ。

そんなことより、今日またショックなメールが来た。学生時代の友人が倒れ、一時は昏睡状態だったのだが、右小脳出血の開頭手術をはじめとして何回も手術を繰り返し、今ではやっと名前が言えたり手でグーチョキパーができる状態だと言う。アメリカの科学雑誌「サイエンス」にも論文が掲載された優秀な研究者で前途洋々だったのに。

これから彼はつらいリハビリに入るのかもしれない。私が糖尿病でおなかすいたとか言ってるレベルではない。一日も早く彼の回復を祈ることしか自分にはできない。

つい先日の同い年の知人の急死、先週の糖尿病の宣告、そして彼の病気。「病魔」と言う言葉があるが、本当に悪魔の仕業としか思えなくなってくる。