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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2007年3月20日

昨日は23時頃就寝。寝つきはよかった。朝方に一瞬目が覚めたが、すぐに寝てしまった。8時の目覚ましが鳴っても、なかなか動けなかった。今日はまた寝てしまう、というわけではなかったが、どうしても動けず、布団の中でもがいていた。8時半を過ぎた頃、ようやく起きることが出来た。今日は失業認定日。定刻までにハローワークへ行かなければならない。

しかし、なんだかんだ支度をして家を出たのは9時過ぎ、今から行けばぎりぎり間に合うかと思ってバス停に行ったら、バスは出たばかり。しかも次は15分後。いかん、間に合わん。しかたがないのでタクシーを拾ってハローワークへ。失業認定を終えた後、障害者窓口であるみどりのコーナーへ。一番頼りになるお姉様(と一応書いておこう)はいらっしゃらなかった。なかなかつかまらないなあ。

他の職員の人といろいろ話してみた。先日の新聞の求人広告に載っていた、私が以前働いていた会社の関連会社の「障害者募集」に応募してみようか迷っているが、こういうのは書類で落とされることが多いですかねえ、と尋ねてみた。新聞に載っていて、しかも大手の企業(確かにその会社は業界最大手なのだ)で、障害者特集でもないのに障害者募集の広告が載ると、それこそ何百と応募があるらしい。採用する側もいちいち細かく履歴書を見てられないらしい。

それで、どういうところをチェックしているか、ちょうどその職員が先日ある会社の人から聞いたらしいのだが「印鑑が少しでも歪んでいたら×」「いかにもスピード写真で撮ったような写真は×。きちんとした写真館で撮ったようなきれいなものでないとだめ」とか、「なんじゃそりゃ〜」と突っ込みたくなるような、そんなところでばっさり落とされていくらしい。それはあくまでもその人の場合で、人によってポイントは違うだろうが、とにかくそういう応募者が殺到するような求人では、履歴書も斜め読みされるということだ。「うつ病」と言う文字を見た瞬間に捨てられるかもしれない。

まあ、求人広告に載っていた会社は9時半からの勤務で、今は毎日その時間に出勤できるほど体調は安定していないので、結局応募は見送ることにした。それから、先日折り込み広告の求人に載っていた、午後からの事務系の求人に応募して面接を受けたが、病気のことを何にも聞かれず、もうはなっから採る気はなさそうだったことを話した。やっぱり一般の求人にオープンで応募するというのは難しいようだ。

もちろん障害者が一般の求人にオープンで応募してはいけないということはない。理解のある会社もあるが、障害者枠の求人でない場合、あまり期待できないことがほとんどだということだ。特に「精神障害」という言葉が出た時点でアウト、というか拒否反応を示されることも多いという。まだまだ世間はそうなのだ。そう言えば、障害者枠の求人に応募したときでも、職員がまず電話で担当者に「精神障害者ですけど、応募できますか」と確認していた。障害者枠での求人でも、精神障害者は想定外の会社が多いのも事実。一般の求人では到底無理なのが現実だろう。

なんとか働いて生活していきたいのだが、お金がなくなって生活できなくなったらどうしたらいいのかなあ、などと半分世間話のような話をしていた。最後はセーフティーネットで生活保護という制度があるが、それには頼りたくない。私の場合、親兄弟にも頼ることはできない。同じように頼るところのない精神障害者の人はどうやって暮らしているのかなあ、と話したら、職員も「どうやって暮らしてるんでしょうねえ」とのこと。知らんのかい。「親と同居の人もいますが、いい年の人もいるし、ときたまふらっと現れて、ああ生きていたのか、と思うこともあります」などとしゃれにならないことを仰る。

まあ、けっこう長い時間話したが、あまり実りのある話はなく、そのまま家に帰ってきた。本当は横浜へ出て散髪したかったのだが、朝無理やり起きて、ちょっとしんどかったのでやめておいた。無理は禁物だ。今日はそのまま家でゆっくり過ごした。