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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2006年9月15日

昨日は22時半に就寝。昨日も早く寝つけた。そして6時半起床。あいかわらずちょいと寒い。まだ鼻水が出るし、のどがちょっと痛い。葛根湯を飲んで暖かい格好をする。

今日はいよいよ就職希望の会社の面接。最初に履歴などについて形式的な確認をした後、本題の前に質問された。履歴書に同封した送付状に「うつ病を患い、現在は寛解状態で…」と書いたのだが、「寛解状態というのはどういう意味ですか?」と聞かれたのだ。特例子会社の人事担当者が「寛解」という言葉を知らないんだなあ。精神障害を世間に理解してもらうには、まだまだ道のりは遠い。

そして話は本題に入る。「事務職を希望と言うことですが、具体的にどんな業務を想定していますか」との話から始まって、話題は健康面のことに移り、それがメインとなった。「スキル的には問題はないと思いますが、果たしてフルタイムでの勤務を続けられるか、というところが会社としては一番気になります」とのこと。そりゃまあそうだろう。

しかし自分としては、「それは絶対大丈夫です、と申し上げることは残念ながらできません。今は比較的安定しているとは言え、この病気は波がありますし、お医者様も『これで大丈夫』と言うことはありませんから」と答えるしかなかった。面接官は「まあ、それはそうかもしれませんが、去年退職されてから今まで働いてないので、今の状態で働けた、という実績がなく、そこが不安材料ですね。1年どこかで働いて大丈夫だった、という実績があれば安心材料となるのですが」と仰る。求職活動を始めて1番目の会社でそんなこと言われてもなあ。どこへ行っても1番目は1番目なんだよ。

その他、まあいろいろ話をして、私が「細く長く」続けていきたい、そのためには○○な仕事はできても、××な仕事ができるかどうかは、自分に対するリスクを考えると不安だ、という話などをした。××な仕事、てのは要するに私が元SEだから、その経験とスキルを活かしてシステム部門に踏み込んで行く、ということだ。しかし、それをやったら前の会社ほどではないだろうが、負荷が比較的低い事務職よりも大きな負荷を自分にかけることになる。

ただ、SEをやっていたというキャリアはかなり有効なようだ。この会社はある大手企業の特例子会社なのだが、その仕事はその企業の事務の仕事をサポートする、ということだった。しかし、最近ではちょこちょこと仕事を振る、というものから、ある程度まとまった業務をアウトソーシングする、ということもあるという。単なるサポート業務なら言われたことを指示通りにやればいいが、まとまった仕事を請け負うとなると、ある程度自分で段取りを組み立てて仕事を進めていかなければならない。

だが、そういうことができる人がこの会社にはあまりいないのが現状だという。SEというのは非定形な仕事で、段取りから何から自分で決めてミーティングやら何やらセッティングしてタスクを洗い出してスケジュールをひいて必要なリソース(人・物・金)をアサインする必要がある。そして開発やテストを進めながら進捗状況や問題点を管理したり、調整を重ねていく。SEは自分で仕事を組み立てなければいけない。そういう面でSE経験者と言うのはコンピュータのスキルとは別にセールスポイントになったようだ。

面接の最後に、私の方から質問はないか聞かれたので、休暇の制度や昇給の制度などについて尋ねた。特例子会社だけあって非常にフレキシブルで、まず「定期通院休暇」というのがあった。私の場合はその会社から近くの病院に通院しており、しかも夜までやっているので会社帰りにも通院できる。しかし、別の病気や障害で、大きな病院まで行って何時間も待たされて、という人も当然いるわけで、そういう人は通院だけで1日がかりとなってしまう。そういう場合は、障害者として定期的に通院が必要なのは当然なので、通院した日を年次有給休暇とは別に休める、ということらしい。当然その分の給料は払われる。

それから「フレックス休暇」というのがあり、これがまたユニークな制度である。1日の所定労働時間は7時間半で、それを超えると残業となる。しかし残業が溜まって7時間半を超えると、その分を休暇に充当できるのだ。もちろん残業代はつかなくなるが、これはまたフレキシブルな制度だ。障害者にとっては大変いい労働環境と言えよう。

そして最後にいきなりペーパーテスト。と言っても難しい問題ではなく、最近はやりの「大人のドリル」みたいなやつである。それを3種類、それぞれ3分ずつの時間制限でやったのだが、ううううう、頭が鈍ってるよう。2桁+2桁+3桁なんて暗算でちゃちゃっとできなくなっている。「普通は半分くらいできればいいです」と最初に言われたので、「ようし全部やっちゃる」と思ったのだが、やっぱ半分くらいしかできなかった。「まあ、これは本当に参考程度なので、あまり気にしなくてもいいです」とのこと。要はあまりにひどかったらアウト、といことなのだろうか。

結果の通知は、NGの場合はすぐに履歴書が返送されてくるが、面接にパスすると次は二次面接で、現場の人間との面接となる。先方のスケジュールや他の応募者との兼ね合いで、だいたい10日から2週間くらいで「次はいついつに来てください」と連絡があるそうだ。都合の悪い日を聞かれたので、通院日とハローワークに行かないといけない日だけ伝え、それ以外はいつでもOKということにしておいた。

面接が終わり、会社を後にして時計を見たら、何と1時間ちょい経っている。あれ〜、そんなに喋ったかなあ。話をしているとあっという間だ。緊張していないつもりだったが、喉はからからで体が固くなっている。やっぱり緊張していたのか。外のカフェで待ってた妻と一緒に帰り、帰途につく。

それにしても就活の面接なんて久しぶりだなあ。前の会社に新卒で入社したときは、確かいきなり小論文を書かされて、それから4次面接まであって、英語のテストもあった。何で入れたんだろう?

とりあえず、一つのマイルストーンを通過した。結果が来るまでおとなしく待ちつつ、自己研鑽に励むことにしよう。