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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2006年2月10日

朝起きたら9時過ぎだった。昨日ちょっと夜更かししてしまったから、起きるのも遅くなってしまった。生活のリズムが崩れないように気をつけなければ。

今日は初診の病院に、初診を証明する「診療状況等証明書」を取りに行った。2〜3回しか通院しなかったと思っていたが、実際には4回通ったようだ。この病院についてはあまりはっきりとしたことは覚えていないのだが、最初の診察のときに「うつ病かもしれないが、他の病気の可能性もあり、何とも言えないから、両方の薬を出しておきます」と言われ、しばらく服薬していたところ、どんどん調子が悪化していき、「この薬のせいなんじゃないか」と思って勝手に服用を中止したら、とたんに元気いっぱいになった。病院へ行ってそう話すと「もう来なくていい」ということを言われたと記憶している。今思うと、単にあれは躁転していただけだったのだろう。

そして今日、受診状況等証明書を見てびっくり。傷病名の欄に「統合失調症の疑い」と書いてある。「発病から初診までの経過」の欄には

H9年頃から全身倦怠感、不眠が出現。H11年に入り、遅刻、欠勤が多くなったため、当科初診となった。

と書いてある。これはまあ、この通りなのだが、その次の「初診より終診までの治療内容及び経過の概要」の欄には、

いわゆる「うつ状態」のための欠勤にしては、雑念が多く、思い悩んだり、全体的にまとまりの悪さもあったため、初期分裂病の可能性も考慮し、ドグマチール、アモキサン、フルメジンで加療スタートしたが、以降3回外来受診し中断となっている。

と書いてある。いや、びっくりした。「他の病気かも」というのがまさか統合失調症(当時は精神分裂症と呼んでいた)を指していたとは思わなかった。「まとまりが悪い」って、うつ状態に陥って自分でもわけわからなくなって頭パニくってるんだから、まとまりが悪くて当たり前だと思うのだが。それが「言葉のサラダ」と呼ばれる統合失調症患者の意味不明な言動の初期症状ととらえられたのだろうか。

ドグマチールとアモキサンは抗鬱剤としてはメジャーだが、フルメジンは聞いたことなかったので、調べたら確かに統合失調症の薬らしい。こんな薬飲んでいたのか。しかし、どんどん症状が悪化したのはそのフルメジンのせいではなく、多分アモキサンが原因だと思う。私が3回目に入院したとき、それまで飲んでいたアナフラニールからアモキサンに主治医が薬を変更した。その後2週間くらい、よけいに調子が悪化したのだ。医師は「副作用の可能性もあるから」としばらく様子を見ていたようだが、2週間経過し、私が気分が悪くなって嘔吐したため、抗鬱剤が変更された。次の薬が何だったか忘れたのだが、その直後に私は躁転したのだ。

この共通点。アモキサンは自分にはあわないようで、服用しているとよけいに調子が悪化する。しかし、その服用を中止すると躁転する。躁転すると、そのときはめちゃくちゃになって周りに迷惑をかけてしまったりするのだが、リチウムでコントロールして落ち着けば、ノーマルに戻るのだ。一種のショック療法のようである。あまりに調子が悪いと、一度入院してこのパターンを試してみるというのも手かもしれない。入院はしたくないのだが。