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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2005年9月9日

7時半起床。会社に行って仕事をした。今日はそんなに疲れてない。

新しい仕事が始動した。そもそも今のチームに移るときに、「この辺を手伝ってほしい」と言われてた正に「この辺」が昨日のミーテングで遅ればせながらようやくキックオフし、今日から動き出した。きっちり期限が決まってあって、11月下旬。お客さんのシステム環境を新しくするのに、今までは新しいサーバでの新しいシステム構築が進められていたのだが、いよいよクライアントを入れ替える。サーバ環境での新システム始動が11月下旬で、このスケジュールはもうFIXして動かせない。それまでにクライアントを全部入れ替えないといけない。

入れ替える、と言っても簡単な話ではない。共通基盤部隊が作り上げた共通仕様基盤の上に、うちの独自のアプリやらパッケージを載せてキッティングし、一斉にクライアントPCを入れ替えるという、こう書いてしまったら何だか簡単なようで実はかなりややこしい仕事だ。私は内部対応で、共通基盤チームと一緒にアプリを載せるところを進める。まずは共通基盤というのがどういう仕様なのか、PCやらネットワークやら全部環境が変わってしまうので、それを知らないといけない。今はOSがXPのSP2になるよ、とか大雑把な外部仕様しかしらない。来週から大変になるかも。

会社が終わった後、生命保険のお姉さんと会って話を聞いた。実は毎月の生命保険料がけっこう高くて家計も苦しいので、保障を減らして保険料を減額するか、あるいは他の保険会社で今よりも安く組めるところがないか検討していたのだ。しかし、今の状態で保険に入れるのか。内科的な病気ではないにしろ、入院を3回、延べ日数にして11ヶ月くらいしているのだ。しかも現在も通院中である。しかもしかも、去年の人間ドックの結果は最悪で、軽度肝機能障害とか出ている。

しかしまあ、話を聞いてみないことにはわからないから、とりあえず他の保険会社に話を聞いてみることにした。今の保険の契約内容と、直近の健康診断の結果を持ってきてください、というからコピーして持っていった。はたして結果は、完璧NGだった。まず、保険に入れたとしても、同じ保障内容だと保険料は今よりも確実にあがる。これはその契約をしてから7年経っているから、というのもあるし(これは予想していた)、利率が大きく変わっているから私の「利差配当付終身保険」では今の方が不利になる、というダブルパンチだと言う。

それはそれとして、そもそも生命保険に入ること自体難しい、と言われた。いろんな人に言われたが、やはりそうなのだ。当然告知しておかないといけないことなので、うつ病で4年も会社を休んで、その間入院もして今も通院している、と言うことを話すと、もうその時点でNGだと言う。やはり保険会社の人はプロで、病気のことには詳しい。内科的な病気じゃないし、という見方はしない。オブラートに包んだ言い方だったが、保険会社としてはうつ病は「自傷行為や自殺を誘因する、死に至らしめる可能性の高い病気」だと言う。さすがリスクを買って商売しているだけあってうつ病のことにも詳しかった。

それから、検診の結果も2つひっかかる。1つはやはり肝機能。軽度とはいえ「肝機能障害」とはっきり書かれている。こう書かれていると、まずガンなどの3大疾病保障などは入れなくなる。かなり高額な保険料を払えば入れなくもないが、それでは保険料を安くしたい、という目的とははずれて本末転倒である。それからもう一つが高血圧だ。実は去年の検診のときから血圧が高い。最近自宅用にも血圧計を買ってときどき計っているのだが、血圧が高いのだ。その検診のときには、上が140を超えていた。まずこれがまずい。それから下が90を超えている。実は上の数値より下の数値の方が重要らしく、これが90を超えているという時点でやはりアウトらしい。鬱とあわせてトリプルパンチである。今日も夜計ってみたが、やはり下が90を超えている。まじでこれは病気と隣り合わせだな。

生保のお姉さん曰く、この状態ではおそらくどこでも無理ではないか、と言うことだ。「今はこのままこの保険を解約せずに大事にした方がいいですよ」と言ってくれた。まあ、とりあえず乗り換えるのは無理そうだから、減額について今の保険会社に相談するか。しかし、今の保険の担当のおばちゃんも、何度も入院してそのたびお世話になったし、なかなか切り出すのもメンタル的なハードルがあるなあ。そういう話をしたら、そのお姉さんは「しかし、義理は2年まで、と申しますから」と言う。そうか、義理は2年までなのか。この世界ではそれが共通のルールなのか?それとも他の保険会社から乗り換えさせるときに使う常套句なのだろうか。