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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2005年8月27日

非常にやばい。

今週はまるまる休んでしまった。完全に鬱モードに戻ってしまった。病院に行って主治医に相談したかったのだが、私の通院している病院はあいにく木曜日まで夏休み。昨日の金曜日、なんとか当日予約で病院に行って相談した。

限りなくクビに近い状態である。7月から復職はしたものの、人事部と交わした書面のなかで「4週のうち2週休んだ場合、復職を取り消して休職期間に合算することとする」という事項がある。これはいつまでのことか聞いたら、明確な期間は規定にはないが、通常1年くらいという回答だった。

そして「4週のうち2週」というのはどういう計算をするかというと、毎日その日から遡って4週間のうち、休んだ日が2週間に達した時点でアウト、ということなのだ。そして私は先週の金曜、そして今週の月から金の1週+1日休んでしまっている。つまり、あと4日休むとアウトなのだ。

そうなるとどうなるかと言うと、文面では「復職を取り消して休職期間に合算」と書いてあるが、私はすでに休職期間を使い切っている。したがって社内規定により、自動的に退職、ということになる。

昨日、医者にその話をしたのだが、緊急事態とは言え、そんなに簡単にすぐになんとかなるものではない。抗鬱剤を変えてみるにしても、私はかなりの種類を投与されてはあまり効き目がなくて、いろんな薬を試してきた。なかなかあう薬がないのだ。なんせ今飲んでいる薬は17種類目なのだ。しかも抗鬱剤でなく抗不安剤のデパスである。デパスで安定したということから、主治医は抗不安作用のある「向精神薬」つまりメジャートランキライザーで割と即効性があるという「ピーゼットシー」という薬を3日分処方した。これは今の私の症状が最終的に抗鬱剤でなく抗不安剤のデパスで安定したから、という主治医の判断である。普通はこの薬は統合失調症の人に出すのだとか。とりあえずこれで様子を見て、月曜日にまた病院に行くことになった。

この薬の効果が出ない場合、最後の手段に出ることになっている。月曜日にリタリンを出してもらうのだ。リタリンは薬事法的には向精神薬ということで合法な薬であるが、薬理的には覚醒剤に分類され、ネットなどでもヤミで非合法に流通していたりする。怖い噂をいっぱい聞くのだ。だから前の病院で前の主治医に「リタリンを使ってみますか?」と聞かれたときにはノーと言ったのだ。が、もうそんなことを言っている場合ではない。

リタリンについては昨日の診察でも主治医と話をしたのだが、主治医の立場は「うちの場合、絶対に処方しないということはないです。確かに依存性が強く、使い方を誤ると危険な薬ですが、医者の指示を守って服用すれば大丈夫です。一時的に使用して安定したらすぐに抜く、というやり方でやりましょう」と言うことである。

とにもかくにも崖っぷちなわけだが、昨日までは鬱と不安でがくがくぶるぶる震えていたのに、今日はけっこうあっけらかんとしている。薬が効いたのか?でも午前中は眠くて寝ていた。「眠くなるかもしれません」と主治医は言っていた。「そのときは朝晩飲んでいるリチウムを抜いてください」と言っていたので、明日の午前中も眠たければ、明後日はリチウムを抜いてみよう。

そして今日は溜まったプライベートな仕事を片づけるのに従事していた。山岳会の会員専用HPに載っけてある名簿をアップデートしたり、運営会の議事録をアップしたり、全然行っていない合唱団の団員専用HPに自分の参加していない合宿記録をアップしたり、学生時代の合唱団の同期専用のHPに載っけてある名簿をアップデートしてアナウンスしたり、ああなんで俺はこんな事務ことばかりやっているんだろう。あとはメールをくれたけど返事をしてなかった人にメールをかいたりする。風邪をひいてから鬱に陥り、病院が夏休みで、というような顛末をまとめて会社の自分のアドレスに送ったり(出社してから報告するために転送)、嘱託医に現在の状況をメールで報告したり。嘱託医から「このタイミングでリタリンを使うのは私も賛成です」と返事があった。少しほっとした。

とにかく、今までいろんな危機を乗り越えてきたのだ。なんとかするべし。