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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2005年4月18日

朝5時起床。夜中何度も目が覚めた。しかし、鬱の時の中途覚醒や早朝覚醒とは少し違う。やはり躁である。躁のときは眠れない、というより眠らなくても平気、という感じなのである。時計を見るたび、「まだ2時半か」「まだ3時半か」そんな感じで、何とか布団の中でじっとしていたが、5時になって我慢できずに起きてきた。本当はもっと寝ないといけない。休むときはちゃんと休まなければならない。せめて体を横にしておくだけでもいいのだが、じっとしてられないのだ。躁のときは朝からテンションが高い。躁のときは無茶苦茶な行動に出たり、いきなり大きな買い物をしてしまったりするから要注意だ。

昨日、自分のPCのHDDがクラッシュしてお亡くなりになったことは書いた。でもまあ、データファイルはバックアップしているから平気、と思ったら大事なものをバックアップしていなかったことに気づいた。ユーザ登録辞書である。今までせっせと登録した単語がパーになってしまった。これ、前のPCからの移行のときにも忘れたのに、学習能力がないようだ。う〜、悔しい。

あと1週間。1週間後の月曜日、ようやく職場復帰できる。とても待ち遠しい。躁が入ってきたからよけい時間が経つのがもどかしく感じる。そう言えば前の主治医は言っていた。「会社に復帰するのは、軽い躁くらいの状態いの方がいいでしょうね」と。今日リーマスを出してもらって躁がもう少し軽くなれば、ちょうどいいかもしれない。それにしても時間が経つのが遅い。まだ5時半だ。朝からせっせと日記を書いている。

ゴミを出しに行って戻ってきて、キッチンのゴミ箱にスーパーの袋をセットしようとしたら、いつものことだが生ゴミの臭いが少し気になる。おもむろに風呂場へ持っていってごしごしと洗ってしまった。朝からこんなに飛ばしてどうする〜、まだ6時前だ。

昨日の夜に録画しておいた「ブラックバラエティ」を観て、その後洗濯が終わったので干す。まだ7時過ぎだ。若干頭がぼ〜っとしてきた。濃い目のコーヒーを入れてがぶがぶ飲む。

ところで昨日ダイソーで、サムターン回しを防止するカバーが売っていたので買い、さっそく装着した。そもそもマンションの管理会社にお願いして玄関の鍵はすでに2つついているのだが、念には念を入れ、ということである。105円で買えるのであれば、買ってつけないわけにはいかない。

だが、朝も早くからネットで防犯に関していろいろ調べたら、最近の空き巣、強盗の侵入経路の第1位は75%とだんとつで「窓から」らしい。玄関の鍵に関しては、ピッキングやらサムターン回しやらカム送りなどの手口があることが広く知られ、対策を施す家が多くなってきた。しかし、窓に関してはまだ対策が手薄になっている家が多く、泥棒さんもそこを狙ってくることが多いそうだ。今のうちの状況はまさに上に書いたとおりであり、玄関は厳重にしているのに窓ガラスは全くの無防備である。さっそく侵入防止用の防犯フィルムの購入を検討する。外からバールのようなもので叩いても割れないようにするものだ。窓全体に貼る必要はなく、鍵のまわりだけ貼ればそれで窓ガラスからの侵入の対策としてかなり効果があるらしい。ところでよくニュースで出てくる「バールのようなもの」というのは、なぜ現場を見ていないのに「バールのようなもの」とわかるのか。ひょっとしたら全然違うものかもしれないじゃないか。なんだかわからないけど、何かが壊されたりこじあけられたりしたら、とにかく「バールのようなもの」と報道するように決まっているのだろうか。

と言う訳で楽天市場で「防犯フィルム」で検索し、値段を調べてみる。うちのマンションの場合、窓が3組で6枚。安いところでは6枚分で1万円くらい。高いのから安いのまであって、何がどう違うのかよくわからないが、まあこれでいいだろう。賃貸マンションだから、一応こういうものを貼ってもいいか管理会社に問い合わせてみよう。まあ、だめっつーことはあり得ないと思うが。ふぅ、やっと8時だ。こんなペースで1日もつのか。躁のときは、1日をマラソンにたとえると、スタートしていきなり100メートル躁、もとい100メートル走をするかのごとくダッシュして、そして途中でバタンキュー、というパターンが多い。ペース配分を考えなければ。でも考えても体が言うことを聞いてくれない。これは躁も鬱も同じだ。ところで「バタンキュー」って誰が考えた言葉だろう。「バタン」と倒れるのはわかるが、「キュー」ってのはなんなんだ。アザラシみたいでかわいいじゃないかよ。

9時過ぎに家を出て、彼女と一緒に川崎の映画館へ行き、「真夜中の弥次さん喜多さん」を観た。しりあがり寿原作、宮藤官九郎監督という、おもしろくないはずがないと期待させる映画。観てみるとこれが予想を上回るおもしろさ。「しりあがり寿の不条理な世界」という素材を、くどかんが見事に料理している。すげーおもしろかった。朝早くから動き回っていたので、映画を観ている時点でとても疲れて眠たかったのだが、あくびをしながら笑っていた。

映画の後、横浜に戻って昼食を食べ、東急ハンズでお買い物。今更ながら壁にかけるカレンダーを買った。実はうちのマンションの部屋の壁は、コンクリートの上にクロス地の壁紙なので、今までカレンダーを吊るせないと思っていた。しかし、カレンダーがないとやっぱり不便なので、マンションの管理会社に電話して相談してみると、そういうところにつけられるフックが売っているとのこと。当然クロスに大きな傷や汚れがあったり穴が開いてたりすると、退去時にクロス張替えになるが、そんなにたいした金額にはならないと言われ、さっそくハンズに行ってコンクリートに打ち付けられるフックとカレンダーを買ってきた。

そして今度はその足でホームセンターに行き、窓用の防犯フィルムを探した。ネットで調べたよりも若干安い値段で売っていたのでそれも購入。ついでに彼女が買い物に行くときに使うカートもお買い上げ。実はうちはペットボトルのお茶を大量に消費する。1日2Lでは済まないのだ。安いときに買いだめするのだが、手で持って運ぶのは非常にしんどい。昨日ウーロン茶6本を箱ごと手で抱えて運んだら、ちょっと腰が痛くなった。これはカートがないとだめだ、ということで急いで買った。なぜ急いで買ったかというと、今日もスーパーの特売で、16時からのタイムサービスで2Lの生茶が一本148円だったからである。それに間に合うように家に帰ってきた。

帰ってきたら15時くらいだったか。時間に余裕があるので、さっそくコンクリート地のクロス壁にフックを「ガンガンガンガンガンガンガン」とハンマーで打ちつけ、カレンダーをかけてみた。うん、やっぱり部屋にはカレンダーがないといかん。

そして16時前に家を出て、お目当ての生茶をスーパーに買いに行く。お一人様6本限りなので、彼女と私で計12本買ってきた。キッチンはお茶だらけである。でもあっという間になくなっていくのだ。毎週木曜日の「びん、缶、ペットボトル」のゴミの日には大量のペットボトルが出る。ちゃんとラベルをはがして中を洗って、足でクラッシュしている。この足でつぶすのが、実はなかなか楽しい。「この野郎、この野郎、この野郎」とストレス解消しているようである。

お茶を買った後、16時半に家を出て病院へ行った。先週の月曜日から通院している病院だ。診察で、ここ最近調子が上がり気味、というか上がりすぎで少し躁が入っている、と話すと、抗鬱剤が減って、炭酸リチウムという躁を抑える薬が出た。この薬は前に飲んでいたリーマスという薬と同じで、ダウン系というわけでなく波を抑える薬だ。飲んで逆に鬱に落ちるということはないらしい。再来週はゴールデンウィークで病院は休みで、躁で新しい薬を出したところなので、来週の月曜日にまた行くことになった。ちょうど職場復帰の飛騨高山。

病院から帰ってきたらくたくた。今日は動きすぎた。夕食を食べて、先週借りてきた「いつもここから」の単独ライブのビデオを観た。いつここのネタと言うと「悲しいとき~」と「どけどけじゃまだじゃまだ~」と、最近の「かわいいねぇ」くらいしか知らなかったが、他にもいろんなネタがあっておもしろかった。「ずぼん脱ぎ」というシュールなネタがつぼにはまった。

今日は本当に疲れた。いかん、こんな飛ばしていてはいかん。もっとセーブしなければ。ついこの間までは鬱でぜんぜん動けなかったのに、何で今日はこんなに過剰に動き回ってしまうのか。躁鬱病とは本当に不思議な病気だ。精神医学の分野では、私の病気は正確には「双極性障害」または「双極性気分障害」という。うん、これは立派なビョーキだ。日記も超超超超長くなってしまった。最後まで読んでくれた人、どうもありがとう。