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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2004年7月29日

今日は会社の健康診断室へ行って、会社の嘱託医と面接をした。

この先生と話すのははじめてだ。面接の当初の目的は、私が会社に復帰するにあたって、どのくらいのペースで、どのような内容の仕事から始めればいいか相談する、ということになっていたのだが、また思い切り調子を崩してしまって、さてはて何をどう話そうかなあ、と思っていた。

とりあえず、自分の病気のことを話す。自分は双極性障害であること、春にいったん躁転してからまた鬱になって、今はずっとそれが続いていることを話した。復職の話はいったん置いておいて、セカンドオピニオン的にいろいろアドバイスしてくれることになった。今までの病気の経緯やら家族のこと、性格のことや子供の頃のことをいろいろ話した。

嘱託医が言うところ、3つ問題があるようだ。1つは純粋に脳の病気、という点。これは薬でコントロールするしかない。2つめはAC(アダルトチルドレン)の問題。この問題は今は大きくはないと思っているのだが。3つめは、これは今まで出てこなかった話なのだが、「何かトラウマを引きずっている」あるいは「ADHDの可能性がある」ということだ。

トラウマと言ってもPTSDになるような大きなものでなく、子供の頃のものとも限らず、発病してからのものである可能性もある。思い当たるのは、仕事で大きなプレッシャーを抱えていたときに発病して、それからストレスに過敏になってしまったような気がする、ということである。これはあるかもしれない。

ADHDに関してはちょっと「?」である。家に帰ってからADHDに関するHPを探して読んでみたら、確かに「うつ傾向につながる」ことはあると書いてあるが、ADHDの特徴に自分が当てはまるかというと、部分的には当てはまるがそうでもない。思い切り拡大解釈すれば当てはまらなくもないが、ちょっと無理がある、という程度だ。確かに昔から落ち着きがなく、一つところにじっとしてられない性格だったが、ADHDではない、と思う。トラウマ、というのは思い当たる節がある。詳しくは書けないが。とにかく今はストレス過敏になってしまっている感がある。

もうあまり時間がない。この病気は治るのだろうか。治るとしても、復職には間に合わないかもしれない。そう言えば前の主治医がしきりに電気ショックを勧めてきたことを今日話すと、医者の間では8割ほどが電気ショック療法を支持していて、自分でも勧めるそうだ。昔は懲罰的な意味合いで使われていたせいで批判が強かったが、修正ECTと呼ばれる、麻酔と筋弛緩剤を用いた苦痛のない電気ショック療法ができるようになって、最近ではこの療法が復権している、と言っていた。それで本当に治るのか、再発しないのか尋ねたら、再発防止の治療をしないと再発はするものだが、一時的な効果はばつぐんだという。

最後は電気ショックしかないのだろうか。