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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年7月20日

昨日の睡眠の状況
 23:30 就寝
 03:00 中途覚醒
 04:30 中途覚醒。いったん起きて一服し、メールチェックなど。20分くらいしてまた寝る。
 06:00 起床
うむ、昨日ほど連続では眠れなかったが、中途覚醒も少ないほうで、目が覚めてもまた眠れるからよしとしよう。6時に目が覚めて「お、6時だ、起きよ起きよ」と思って起きてこれを書いてるが、まだ頭がぼんやりしている。もう少し寝たほうがいいのかなあ。

なんだかんだ言って結局朝食を食べてから部屋の整理を始める。どうやら大丈夫なようだ。少し休もう、と思って横になったのは何時ごろだったろうか。8時は過ぎていたと思う。いつの間にか吸い込まれるように眠ってしまった。

携帯の着信音で目が覚める。彼女から電話だった。今日は朝から来る予定だったのだが「寝過ごしちゃって、これから洗濯物干してから行くからちょっとかかる」ということだった。時間は9時半。寝ぼけながら電話を受けて、切ったらまた寝てしまった。次に「今から行くから」という電話でまた目が覚める。

そして10時頃彼女が来た。それまでのわずかな時間にも眠ってしまっていた。なんでこんなに寝てしまったのだろう。寝足りなかったのか。朝から動いて疲れたのか、昨日の疲れが残っていたのか。でも昨日帰ったときはぜんぜん元気だったのに。朝6時くらいも大丈夫だったのに。まったくまだまだ油断できない。

彼女が誕生日プレゼントを持ってきてくれた。なんと、私の好きな登山用具メーカーであるJackWolfskinのTシャツだ。なかなか気の利くものを選んでくれるなあ。色も私の好みだし、とても気に入った。実はTシャツを買う前にウェストポーチをプレゼントとして買っていたのだが、私が自分でウェストポーチを買ってきてしまったので「げっ」と思ったそうだ。しかも彼女が選んだのと色もとてもよく似ているという。幸いそれは返品できたそうだ。誕生日プレゼントを早く買いすぎた、と言っていた。

彼女とフォトウェディングについて話す。7月8月のうちはセールで5000円引きの19800円(しかし本当に安いな)だから、8月中に写真を撮ってしまおう、いつにしようか、いつでもいいか、じゃあ後半は引越しなどでばたばたするかもしれないから早い方がいいか、などと話し、式場に電話してみる。一応、ちゃんとした式場でちゃんとしたウェディングプランもあるのだが、その中の一番安いプランで「写真だけの結婚式」というのがあるのだ。8月7日の木曜日か8月8日の金曜日は空いてますか、と聞くと「どちらも空いてますが8月7日は仏滅ですよ。8月8日は大安です」と言われた。そうか、ただ写真を撮るだけのつもりでいたが、向こうはちゃんとした式場なのだ。そういうことをちゃんと気をつかってくれるのだ。じゃあ、と言うことで8日に決めた。予約は電話では取れず、式場へ行かなければならないというので、明日行くことにする。明日は何の予定もなかったのでちょうどいい。

まだ昼まで時間がある。今日は昼から指輪を見に行って、その後彼女の母親と話をすることになっている。雨も降ってないし、また本を売りに行くか、と言うことでザックに本を詰め込んで駅前の古本屋まで2人で行った。これでやっと本が完売した。後は捨てる本と、手元に残しておきたい本だけだ。と言ってもけっこうな数が残っている。それにしても、古本屋に何回も行ったなあ。

お昼になったのでパンを買ってきて食べ、ちょっと休んでから横浜へ繰り出す。まずはジュエリーのお店に行って結婚指輪を物色。自分と彼女は色やデザインの好みが似ていて、選ぶのにもめることはなかった。二人ともシンプルなものが好きなのだ。プラチナ1000という「純プラチナ」らしいシンプルなリングで、彼女の方だけ小さなダイヤモンドが入っているやつを買った。記念にイニシャルと日付をお入れできますよ、と言われたのだ。だが式はあげないし、籍はいつ入れるか決めてないし、結局写真を撮る8月8日が覚えやすいので二人の結婚記念日ということにしよう、と言うことにしてその日付を入れてもらうことにした。

その後、時間があるのでそごうの無印良品でソファやテーブルなどの家具を見てまわる。家具を買うとどれくらいかかるかなあと思って先日大塚家具のホームページを見て、ソファが18万円とか書いてあって目玉が飛び出しそうになった。が、無印はお手ごろな価格で、デザインも二人の好きなシンプルな感じでよい。どうせなら部屋に統一感を出したいから、家具などはできるだけ無印で統一しよう、ということにしてカタログをもらってきた。

まだ時間があったので紀伊国屋で本を買ったりして時間をつぶし、彼女の母親と合流。イタリアンのお店で話をする。私の状態について話を聞きたいということだったので、最近はかなり調子がよくなってきて、少しずつ何かをつかみつつあること、この調子でいったら来年の4月くらいには職場に復帰できるという感触が自分にあること、そういう自信がついてきたことなどを話した。なんとか理解してもらえた。籍を入れるのには難色を示していたようだが、これだ大丈夫かな、と思った。話が終わって帰るとき、ちょっと疲れを感じていた。リラックス、リラックスをこころがけているつもりだが、やはりこういう場では知らぬ間に緊張していたようだ。それは当たり前だよと彼女が話す。彼女の父親は亡くなっているので「お嬢さんをください」ができなくてがっかりしたようなほっとしたような。

家に帰ってきて、疲れを取るために自律訓練法をやる。これがけっこう効いたかな。だいぶ体が楽になった。夕食はおそばをゆでて済ませた。

夜は21時前だったか、彼女の家に行って今度は彼女のお兄さん、お姉さんと話す。お姉さんは一緒に住んでいるが、お兄さんは家を出ている。彼女が結婚する、と言う話を聞いて「おいおい」と思って家に来たらしい。二人とも意見は同じで「一緒に暮らすことに対しては賛成だが、籍を入れるのは生活の基盤が安定してからでも遅くないのでは、そんなに急がなくてもいいのでは」ということだ。今までと違って一緒に暮らすというのは24時間一緒にいることだ。その中で、たとえば喧嘩したり(したことないけど)、二人とも調子が悪かったり、何が起こるかわからない。そういう場合に二人でどうやって対処して行ったらいいか、それは本当に暮らしてみないとわからない。二人が一緒に暮らすことによってお互いがサポートできるなら、それはいいんじゃないか、それには賛成だ、と言ってくれた。

だが、やはりみんな心配している。もちろん私の状態のことだ。当たり前だ、私はもう2年も会社を休んで、しかも今入院しているのだ。お兄さんが「おいおい」と思うのは当たり前だ。籍を入れるというのは、紙切れ一枚のことかもしれないが、それなりの責任を負うということだ。もし自分の思惑どおりにいかなくて、また調子を崩したり、田舎に帰ったり(そのつもりはないが)するようなことになった場合、うちの妹はどうなるのか。別に責め立てられるような口調でなく、淡々とだが、そういうことを言われた。仰るとおりだ。自分の悪い癖だが、ちょっと調子がよくなったと思ってぐわーっと先走りすぎてしまったことに気がついた。

その後もいろいろと話は続いたが、結局のところ「一緒に住むのは賛成だが籍を入れるのは急がなくてもいいじゃない。きっと『今だ』と思える時期がくるよ。それまで待ってもいいんじゃない」という意見だった。時間が遅くなったので失礼することにしたが、彼女とまた明日ゆっくり話すことにした。「結婚」ということに関しては、多分白紙に戻るだろうな。籍を入れることについては彼女のほうがとても望んでいたことなので、お兄さんとお姉さんの話を聞いて彼女はすごく残念そうだった。

でも、彼らの話はもっともだ。私もなんだか急に話を進め過ぎた。とりあえず同棲というところから始めよう。写真と指輪、どうしようという話をしていたら、それはそれで記念でいいんじゃないの、一応「二人で暮らす」という区切りで、などとお姉さんが言ってくれた。じゃ、まあいいか。同棲というより事実婚、て感じかなあ。まあ一緒に暮らせたら私はそれでいいや。結婚にこだわっていたのはむしろ彼女のほうだったから、明日もう一度話し合うときにこじれるかもしれんなあ。まあ、明日は明日の風が吹くさ。