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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年7月7日

昨日の睡眠の状況
 22:00 就寝
  0:34 中途覚醒
  0:51 中途覚醒
  1:09 中途覚醒 追加眠剤
  1:59 中途覚醒
  4:23 起床
また中途覚醒が4回。まだまだ進歩はない。一昨日の夜、寝る前には「追加眠剤をもらい忘れた」と思っていたのだが、うちにも眠剤のストックがあったので、あらかじめそれを準備しておいて、夜中に飲んだ。上の時刻を見てわかるように、0:51に目が覚めて、もう一度寝ようと思ったのに1:09にまた目が覚める、つまり睡眠が20分しか持続しない状態になったから、もう眠剤の効果はきれている。それで追加眠剤を飲んだところ、なんとか眠りを続行できたのだ。それにしては追加眠剤を飲んでから50分で1回目が覚めている。ありゃ?と思ったが、もう一度寝直したらけっこう眠れた。本当はさらにもう一度寝ようかと思ったが、眠気がなくなって、疲労もとれているし、頭のぼんやり感も体のだるさもなかったので、起きて来たのだ。そして軽く「目覚めのヨガ」のポーズをやってみて、早朝散歩に出かける。と言ってもすぐそこの交差点までゆっくりと歩いて戻ってくるだけ。朝から無理は禁物だ。朝の空気はすがすがしくて気持ちいい。5時前でもこの季節ではすっかり明るい。深呼吸をしたり伸びをしたりしながら、ゆっくりとした足取りで一歩ずつ歩いていく。今日は何をして何をして何をしよう、そういう1日の計画を頭に描きながら。夏だから早朝散歩は気持ちいいが、冬になると暗いし寒いし、つらいかもしれない。今は散歩から戻ってきたところだ。やっと月曜の朝にしてリフレッシュが完了したようだ。

朝出かける時間まで暇なので、自分のHPをいじくったりする。趣味のページに「腹話術」を追加した。ちょっと最近練習しているのだが、やはりなかなか難しい。やっぱ自己流では限界があるのか。そういえば、昨日テレビを見ていて思ったが、ちょっと目が悪くなったようだ。今ですら0.0いくつというレベルなのに、このシグマリオン3の小さな小さな文字を見ているうちに、さらに悪くなったようだ。病院で「目が良くなるマジカルアイという立体視の本を見てると、本当に少し目が良くなった」という話を聞いたので、今度買ってこよう。

朝、病院に行くまでにはまだ時間がある。掃除機をかけたり、ちょこちょこと部屋の整理をしたりする。また止まらなくならないように、落ち着いて落ち着いて、休みを入れながら。テレビをつけっぱなしにしながら快適に掃除する。おっと6時半になった。日課のラジオ体操をする。そしてこの日記の続きを書くが、昨日入れ替えたエディタがさくさく動くと思いきや、そうでもなかったのでWordpadに戻す。

たった今病院まで戻ってきた。9時40分。なんとか調子を崩さずに戻ってこれたので、外泊訓練の最低目標としてはクリアできたかな、という感じである。病院に来るだけで少し疲れた。当然である。作業療法は今日は行かずにデイケアに行く。作業療法は、家から通うときの負荷を考えてスケジュールに入れていたから、本当に家から来たときはやらない。とりあえずこれ以上負荷はあげない。今はなんとか落ち着いているが、今日はこれから始まるのだ。今日一日を乗り切れるか。慎重に行動しよう。

とりあえず午前中のデイケアは無事終了した。卓球とバレーボールをやった。卓球では他の卓球経験者と試合をした。今のルールに基づき、サーブは2本交代の11点マッチ、3セット先取である。これが白熱した試合になって、5セットまでもつれこんで最後はデュースまでいったが、惜しくも負けてしまった。バレーは人数が多くて4チームできたので、2試合ずつやった。1試合目は勝ったが2試合目は負けてしまった。

終わってみると、体の疲れは多少あるが、爽快感がある。スポーツをすると精神的にはいいような気がする。それから、バレーボールが前よりうまくなったような気がする。技術的に、ということもあるが、それ以外の要素もある。前は周りを見る余裕がなかったのが、ボールの軌道を読んだり周囲のプレーヤーがどういう動きをしているか、ある程度把握しながらプレーしていくことができるようになってきたのだ。これは自分のものの考え方や生き方そのものにも重要な要素であるような気がする。周囲を見て状況判断しながら、なおかつ自分の状態も把握しながら適切に行動する。そして「休む」のも重要な行動だ。

アクシデントがあった。バレーの途中で眼鏡の鼻の部分を止める部品が取れてしまったのだ。とりあえず片方なくても眼鏡はかけれたのでプレーは続行した。病棟に戻って眼鏡を見せ、理由を話して緊急に外出許可をもらう。本当は外出、外泊は前日に届け出用紙を出さないといけないが、事情が事情なので許可してもらえた。昼食を食べてすぐにバスに乗り、駅の近くの眼鏡屋に行って修理してもらう。「シリコンパッド」という部品らしいが、それを交換して無事直った。すぐにUターンして病院に戻る。1時間もかからなかった。

午後からのデイケアに少し遅れて参加する。今日はミーティングのみ。9月に予定されているキャンプについて何をやりたいか、みんな紙に書いて出し、スタッフが読み上げていって、だいたいどういう感じのキャンプにしたいか方向性をつかむ。詳細を決めるのは来週以降になるだろう。看護実習生が5人来ていたので、その自己紹介とか、なぜ看護婦になりたいと思ったとかを質問したりもした。「なんとなく」みたいな人も何人かいた。世の中そんなもんだろう。

その後はカウンセリング。先週テンションがあがりすぎて失言してその後鬱に陥ったことと、外泊の様子を話す。私は「外泊訓練」というひとくくりで自分にノルマを作ってしまっていて、一日一日でその日の疲れをクリアできてないことを指摘された。月曜日の朝に帰れればオッケーで、それまでに2泊3日の間に帳尻を合わせているだけなのだ。そして先週との大きな違いは、日曜日の過ごし方。先週は1泊で日曜日は夕方に病院に戻ってくるだけでよかったのだが、今回は2泊で、日曜日にも予定があった。土曜日の疲れをその日のうちにクリアできてないのは先週と同じだが、昨日は日曜日の疲れもクリアできなかった。ではなぜ疲れが取れたのか。カウンセラーは私の話の中から「自律訓練法をやっているうちにそのまま寝てしまって、目が覚めたら楽になっていた」という点に着目した。自律訓練法が効いたということは、それまで筋肉が硬直していて疲れが取れていなかった証拠である。要するに夜になっても日曜日自体の疲れが取れてなかったのだ。日曜日は休んでいるように見えて休んでなかったのだ。やはり体のどこかによけいな力が入っていて、ただぼーっとゲームをやっているだけのつもりでも疲れていたのだ。そう言えば土日に異常に首が凝っていたのも、無意識のうちに体に力が入っていたせいだろう。ではどうすればいいのか。それはこれから模索していこう。自律訓練法は一つの効果的な方法に違いない。これはたまった疲れをとりのぞくためのものではない。ただその瞬間、筋肉を弛緩させてリラックスするだけの効果だ。しかしそれが効いて、やっとリラックスした状態で寝ることができて疲れが取れたのだ。これを1日のサイクルでできないか。入院する前、何ヶ月も毎日毎日何もやってないのに疲労感を感じていたのは、実は寝ているだけでもどこかの筋肉が緊張していて疲れていたのではないか。私がそう言うとカウンセラーも同意した。自律訓練法は訓練を重ねると、どんなときにも全身の筋肉を弛緩させてリラックスさせることができるようになるという。そう言えば1年以上前に同じことをカウンセラーから聞いたのにすっかり忘れていた。私もこれから「訓練」してリラックスを心掛けるようにしよう。

他にも、なぜ病院では疲れないのに外に出ると、家に帰るとこんなに疲れるのか、環境以外に自分の中で何が違っているのか、そういう話も出た。前にも出たが、これもこれからの外泊訓練を通して模索していきたい。まだまだ課題は山積みだ。

病棟に戻り、今度は主治医と面接。カウンセラーに話したようなことをかいつまんで話す。とりあえずこの調子で外泊訓練を続けていくことにする。眠剤の効きが早くなってきたので、寝る前の薬を20時から21時に変えてもらった。今夜から眠る時間が少しシフトするかなあ。