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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年7月3日

昨日の睡眠の状況
 20:30 就寝
 22:52 中途覚醒
 0:40 中途覚醒
 0:56 中途覚醒 追加眠剤
 2:44 中途覚醒
 3;36 中途覚醒
 3:30 起床
昨晩も追加眠剤は1回ですませた。その代わり3時半には起きてきたが、21時に寝て3時半に起きたということは、睡眠時間は6時間半確保しているということで、実際の生活を考えたらこれで充分かもしれない。とぎれとぎれだが、熟睡感はある。体調も良さそうだ。それにしても、昨日あれだけ運動しても、寝てから2時間半で目が覚めるというのはどういうことだ。3時半にホールに出てきてからはいつもの通り早起き組と雑談して過ごす。冷たい空気が半分開けた窓から入ってきて、半袖のパジャマでは少し肌寒い。

木曜の午前は病棟の体育館レクに出るつもりだったが、デイケアではテニスをしている。どっちかというとそっちに出たい。「今は、退院してからデイケアに通う訓練をしているので、病棟のレクよりデイケアの方に出ようかと思うんですけど」という口実で看護婦に相談すると、「先生やスタッフと相談しておきます」と言われた。今日はせっかくいい天気で外でテニスができそうだったのに、体育館レクの方に出ることになってしまった。この病棟はお年寄りが多く、スポーツと言ってもかなり緩くて物足りないのだ。

朝食後、日課の散歩に行って猫と遊ぶ。帰りに婦長さんと会って、話しながら一緒に病棟に戻っていった。びっこをひいた猫がいたけどいなくなったね、どこへ行ったんでしょう、そんな話をした。一度どこかで飼われてたと思われる犬が迷い込んできたことがあって、すごく人になついていたけど病院に置いておくことはできないので引き取り手を探したが、いなかったのでかわいそうだけど保健所に引き取ってもらったことがあったそうだ。この病院にいついている猫に関しても、病院のスタッフとしては複雑な思いらしい。

体育館レクはバレーボール。と言っても柔らかいスポンジボールで、しかも人数が多いので9人制。そしてぜんぜんバレーにならない。サーブが入ればみんなレシーブできないし、サーブが入らなければそれで終わり。ぜんぜんラリーにならなくてつまらない。デイケアのレベルの高いバレーに慣れている私にとっては物足りない。まあしかたがないけどね。後半は卓球とバドミントンをやるという。体育館に行く前に「卓球はやりますか?」と看護婦に聞いたら「今日はバレーをします」というのでマイラケットを持ってきてなかった。やるんなら先に言ってくれよな〜。休憩時間にダッシュで病棟に戻ってマイラケットを取ってくる。看護実習生の卓球経験者の女の子を交えてダブルスをやった。最近あまり卓球してなかったからすっかりなまっているような気がするが、それなりに汗はかけた。

今日は13時半から病棟で看護実習生の企画するレクリエーションがあった。2チームに分かれて手作りのすごろくとペットボトルのボーリングをやった。たわいもないゲームだが、童心に帰って楽しめばいいのだろう。しかし、実際は盛り上がって楽しんでいるようにふるまってるが、どこか「子供だましで幼稚なゲームだな」と心の奥底で思っている自分を客観視している。そうやって周りに合わせて摩擦を起こさないように生きてきて、そして心の中に歪みを起こした自分がここにいる。「やりたくなかったらやらなくてもいいんだよ」誰もそう言ってくれない。

学生レクの後、デイケアに合流して15時から16時半までぶっ続けでバレーボール。以前は少しやるとかなり息があがったが、かなり体力がついたようであまり疲れを感じなかった。とは言えだからバレーがうまくなったわけではなく、ついていくのに必死だ。

バレーの後は病棟へ戻ってシャワーを浴びて夕飯。快適な生活である。何で入院しているのかときどき自分でわからなくなるが、あれだけ長い間毎日毎日日記に「調子が悪い」という自分が存在したのだ。なぜいま疲れを感じないのか、鬱が出ないのか。その鍵を見つけないとここから出られない。

夕食後、2時間ほど寝てしまった。今日は体が疲れたが、就寝時刻前に寝てもしかたがないのだ。逆に夜中に眠れなくなったらどうするんだ。実はさっきまで、自分のささいな勘違いから他の患者にすごく失礼なことを言ってしまったと勘違いして、久々にどん底の鬱状態に陥っていたからだろう。今日はもう時間がないので詳細は書けないが、勘違いと判明してから気が楽になった。鬱モードに入ると眠ってしまうようだ。ああ、就寝時刻が近い。歯を磨かなきゃ。