TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2003年6月30日

昨日の晩は目が覚めた時刻をメモ帳にメモっておいた。寝たのが20:20。割とすぐ寝つけた。目が覚めたのが22:10。もう一度寝る。そして23:20に寝るが23::45にすぐ目が覚めたのでここで1回目の追加眠剤をもらう。そしてまた寝て、目が覚めたのが2:40。もう一度寝ても寝られないかもしれない。追加眠剤は3:00までしかもらえないので、ここで2回目の追加眠剤をもらう。そして起きたのが4:20。起きてホールに出てきて一服する。すでに何人か起きてきている。タバコを吸いながらぼ〜っと過ごす。昨日の疲れは残ってないようだ。よかった。

朝食後、昨日話をした躁鬱病の子と話しこむ。ずいぶんといろいろ悩みを抱えているようだ。自分と共通するようなところもある。それにしても、このような精神障害を持った人は、家庭に問題があるケースがほとんどだ。

その後作業棟へ行っていつものメニューをこなす。体力テストも一般トレーニングも今までの最高値だった。昨日の疲れは残ってない。元から体の疲れではないのだから。体力は順調に上がっているが、体重は思ったように減らない。まあ、少しは減りつつあるが、いったい体のどの部分の脂肪から減っていくのだろうか。私の場合、顔がまず細くなった。なぜだ?先週末に自宅に戻ったときにウェストを測ったが変化なし。へっこんでほしいのは腹なのに。

そしてすぐにデイケアへ合流。前半は卓球、後半はバレーボール。いい汗を流した。卓球は自分以外に経験者が2人いるので実戦ができて楽しい。

昼食をはさんで再びデイケアへ。月曜日の午後はミーティングなのだが、スタッフもメンバーもだらだらしていて、なかなか始まらない。14時過ぎにようやくミーティングが始まる。今月は今日でおしまいなので、来月からのリーダーとサブリーダー、会計を決める。その後今週の週当番を決める。リーダーとはスポーツのときに準備体操の掛け声をかける人、サブリーダーはリーダー不在のときの代任者、会計は、毎月お茶代をみんなから100円ずつ集めてコーヒーやお茶を買って自由に飲めるようにしているのだが、その集金と会計報告をする人。週当番とは灰皿当番、お湯当番、司会、書記である。メンバーが交代でこういう役目もこなす。その後はスタッフからの連絡。9月に予定していたキャンプが場所がとれなくて日程が変更になったことや、今週金曜日のイベントである水族館の見学についての連絡があった。残念ながら私は水族館には行けない。入院患者は原則として外に出ていくデイケアの行事には参加できないのだ。

その後はカウンセリング。土日の外泊のことなどを話す。この外泊はいろんなことがあった。ハイテンションになったと思ったら自分で掃除を止められないほどの躁状態になったこと、早起き健康法の早朝散歩を試してみたことなど、いろいろ話す。

どうやら今の自分は過活動がベースになっているようだ。普通の人は、朝起きて昼活動して夜寝る。それで一日のサイクルが終わる。今日中にできそうにないほどやることがあったら適当に後回しにしたりしてバランスを取っている。できるだけ今日の疲れを明日に残さない。

しかし、この土日は土曜日から日曜日の朝にかけて過活動で、その後病院に戻るまで寝てしまって疲れをとった。要は2日でそのサイクルをまわしたことになる。なぜそうなったのか。それは過活動のときは疲れを自分で自覚できないからだ。適当に疲れたから休もう、残りは明日にしよう、それができたら1日のサイクルでまわせる。それを目標にするのだ。

そして一日のスタートである朝、この朝の過ごし方が大きな鍵となった。朝の過ごし方でその日の調子が決まるといってもいいだろう。今回の外泊で試した早朝散歩では、調子があがったものの、上がりすぎた。しかしそういうことも経験しつつ、何回も外泊を繰り返して「自宅での朝」の過ごし方をつかむのだ。

それをつかむために、そして退院後にまたデイケアに通うことを想定して、今週末から外泊を2泊3日に、土日月とやってみることにした。そして、最終日の月曜日は、普通昼間とか夕方に帰ってくるものだが、そうではなくて朝の9時とか10時に病院に戻ることにした。朝、自分できちんと起きて朝を過ごし、デイケアに通う訓練をするのだ。カウンセラーに話すと「いいんじゃないですか」と言ってくれた。

このアイデアは、実は来週の日曜から合唱団Pの本番指揮者の先生の練習が始まるので、それに出られるにはどうしたらいいかなあ、と考えて思いついたものである。土日は合唱団Pの練習に出て月曜日の朝に戻ってくる訓練をする。一石二鳥だ。

カウンセリングの後、病棟に戻ってお風呂に入る。あがったところでちょうど主治医に呼ばれた。面接を希望してあったのだ。最近の睡眠の状態と、あとはカウンセラーに話したこと、要は前のパラグラフで書いたようなことを話した。ハイテンション気味なので、眠剤はそのままにして抗鬱剤が半分に減ることになった。薬が減るのは嬉しいことだ。入院してすぐに調子がよくなったことに関しては、主治医は「環境が変わったからじゃないですかね」と言うが、環境が変わったのはそんなことはわかっているのだ。問題はその環境にあわせて自分がどう変わったなのか、なのだ。この課題に関してはカウンセリングで進めていこう。

20時を過ぎた。眠剤を飲んでパジャマに着替え歯をみがく。さあ、今夜の睡眠はどうだろうか。前の入院のときは1ヶ月くらいで追加眠剤なしで眠れるようになったが、今回は4週目に入っているというのにまだまだだ。早く薬なしで眠れるようになりたい。