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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2002年10月30日

今日は午後からだがデイケアのプログラムに参加することができた。
昨日に「休む」と決めて1日完全に休んだのが功を奏したのだろうか、朝は調子がいまいちだったが、「行く気になったら行く」というスタンスで今日は寝ていた。11時ごろ、ふと体が軽くなり、「チャンスだ」と思って、できるだけ余計なことを考えずに機械的に身支度を済ませて外に出た。あれこれ考え出すと、またマイナス思考に陥って行けるものも行けなくなってしまうかもしれないからだ。途中、乗換駅のホームで「やっぱ調子悪いかも」と思ったが、行けるところまで行ってしまえ、そう思い直し電車に乗った。電車とバスを乗り継いで病院に到着した頃にはすっかり気分はよくなっていた。

午後からのプログラムは散歩だった。どこへ行くとも決めず、みんなでのんびり歩いていき、分かれ道に来たらさいころやジャンケンで行く方向を決める、といういきあたりばったりな散歩。たわいのないことだが、こういうのは案外楽しい。「出るらしい」と噂に聞いていた暗くて長くて細いトンネルをはじめて通ったり、児童公園でブランコに乗ったり、童心に返ったように楽しめた。爽やかな秋の風と少し汗ばむような太陽の陽気が肌に気持ちよかった。今の自分にとって、最高のリフレッシュになったかもしれない。

明日はどうしようか。今日行けたから、明日は無理していけなくてもいい。上り調子だから、自然と行けるかもしれないし、行けなかったらそれでもいい。30%の確率で行けたらいいかな、という感じである。あさってはハイキングの予定で、それは80%くらいの確率で行けたらいいと思っているので、明日は温存するかもしれない。だがあさっての降水確率が70%なのだ。誰が作ったのか、デイケアの部屋に大き目のてるてる坊主が首を吊っていた。いやいや、首を吊ってるのは当たり前というか、てるてる坊主を普通に作るとそうなるのだが、精神科の病院の中でそういうものを見るとちょいと不気味なものを感じてしまう。