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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2002年10月25日

今日は4時ごろ目が覚め、そのまましばらく起きてメールを読んだりネットを覗いたりしていた。が、朝食を食べた後にまた寝てしまい、起きると8時過ぎ。デイケアの午前のプログラムに出るためにはもう行かないといけない。それなのに、なぜか行く気がしない。また昨日、一昨日と同じ状態なのか。行かなきゃ、でも行けない。それがぐるぐる頭の中を回っているうちにまた寝てしまった。

携帯が鳴って目が覚めた。彼女からのメールだった。返事を書いて送信したが、家にいるようなので電話もかけてみた。「また調子悪い」と少し話をして切ったが、その後不思議と何かスイッチが切り替わったかのように体が軽くなり、支度をしてデイケアに向かった。10時半頃だったので、余裕で午後のプログラムに間に合う。

それにしても、この変化は何なのか。少しでも調子が悪かったら「今日も行けない」と頭にインプットされてしまっていて、それで早々にあきらめてしまっているのか。外部からパルスを与えられるとそれから抜け出せるのだろうか。確かに今日は明らかな鬱状態ではなく、例えるなら冬の寒い日に暖かい布団からなかなか出られないような、そういう気分だった。何か自分に対してうしろめたいものを感じつつ、その正体がわからないので病気のせいにして逃げているような気もする。鬱の症状、病的な思考、単なるサボタージュ、いろんなパターンが自分の中に存在するのだろう。そこで負のスパイラルから抜けるためのパルスを自分の中に用意できればいいのだが。しかし、外部からパルスを与えられて動けることがあるというのは、まだ大丈夫なようだろう。その状態であるかどうかを自分で自覚できるかどうか。本当の鬱なら気合云々でどうなるものでもないが、時として気合でどうにかなることもあるということだ。

午後のプログラムが終わったあと、彼女と横浜で待ち合わせて映画「サイン」を観た。「シックスセンス」「アンブレイカブル」と同じ監督なので期待していった。けっこうおもしろかったが、シックスセンスの方がよかったかな。