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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年10月25日

起床の放送で起こされた。それまでぐっすり、かどうかはよくわからないがちゃんと寝ていた。夜中もあまり目が覚めなかったような気がする。が、寝付きはまたまた悪かった。なぜだろう。今まで聴いていたCDを1枚まるごと聞き終わっても寝付けない日が続く。寝付くまでに1時間以上かかっている。

布団の中で「目覚めのヨーガ」をもぞもぞとやり起きて洗面する。顔を洗うとかなりすっきりしてきた。

メールチェックすると26通も来ている。山岳会のMLが9通、その運営委員のMLが7通。内容はいろいろで、山行報告、岩トレ報告や運営会の議題や日程についてなど様々だ。OB合唱団のMLでは会計に関する議論、というか収支をB/SやP/Lで作る試みをやっている。

今日は皮膚科通院の日だ。8:00くらいに出るので、朝食後のコーヒーはインスタントで済ませ、7:30にオカリナを吹きに行く。今日は山の中まで入らずにグランドで吹いた。散歩中のSさんが通りかかって拍手をしてくれた。その後も散歩に行くUさんが通り過ぎていった。いつものレパの後、適当に即興で吹いた。どうも「竹田の子守歌」のヒネリの部分が納得行くように吹けない。毎回即興でやってるが、今日はいまいちだ。

病棟に戻って、すぐに外出する。バスを待ってると、この病院が終点かつ始発のバスが来て、降りてくる人を見るとさっき散歩に行ったUさんが降りてきた。「あれ?」と私が言うと、「散歩の途中で疲れたからバスで帰ってきた」おいおい、バスで帰ってくるのはいいけど、そんな院外の遠くまで散歩に行ってるのか?

今日は薬だけですぐに終わった。バスの発車まで時間があるのでぶらぶらしていたら、駅前の本屋が開店準備をしているので覗いてみた。この地域の地図が売っていたので買った。ウォーキングなどもやりたいな、と思っているので周辺の地図がほしかったのだ。

病院に帰ってきたらちょうど9:30。体育館レクかと思いきや、今日は病棟内で卓球大会をするという。その準備中だった。11月の病院全体の卓球大会のメンバー選出も兼ねて、ということらしい。どうせなら体育館でやりたいところだが、スタッフの手が足りないので病棟内でやるそうだ。今は9:45だが、まだ始まっていない。みんな寝ている。

メンバーが8人そろって卓球大会が始まった。トーナメント式で、くじで組み合わせを決めたのだが、いきなり初回で卓球経験者のS君とあたってしまった。もう少しレベルを考えて組み合わせを決めればいいのに、と思ったがまあいいや。いつも11点マッチでやってるが、今日は21点マッチでやるとのこと。S君と試合すると勝つことが多いのだが、今日はいきなり負けてしまった。トーナメントなのでいきなり負けると後は見てるだけ。結局I看護士が優勝した。

昼前から日経オープンシステムのバックナンバーを読み出す。4月号から読んでいるが、「さわって学ぶXML入門」の記事がおもしろかった。ちょうど第1回目で、XMLは漠然としか知らなかったのが、割と「こういうものなのか」と改めて知識の再整理に役立った。

ホールに行って一服すると、NHKで宋次郎が出演してオカリナを吹いていた。私のより1まわりか2まわりほど大きなやつで、木製だった。こうやって聴くとやはりいい音だな。

15:00になったのでシャワーを浴びにホールへ行き、鍵を開けてもらおうと思ったらナース室に看護婦がいない。辺りを見回しても見あたらない。病室にもいない。女性の病室も見てきてもらったがいない。待ったあげく、5分以上たってからやっとI看護士が現れた。多分今日は誰かが休みで人が少ないのだろうが、「看護婦が一人もいない」という状態はまずいのではないだろうか。私は別に急ぐ用事でなかったからいいようなもの、もし何か緊急事態が起きたらどうするのだろう。「医療現場」において「5分」の空白は、私の感覚としては「長い」と感じる。

シャワーを浴びて体を洗って出ると、退院したSさんとHさんが来ていた。外来で来たついでに寄ったらしい。Sさんと久々にいろいろ話をした。Sさんは薬や病気について、かなりはっきりとした自分なりの考えを持っていて「受動的な患者」ではなく、その点は私と共通しているので、そういう話題でいろいろ話がはずんだ。Sさん曰く、「身体障害、知的障害、精神障害と3つの障害のタイプがあるんだけど、まだ横並びでなくて、精神障害だけいろいろと遅れてるんだよね」なるほど、そういうカテゴリ分類があるのか。社会の理解、法整備、障害者への支援等まだまだのようだが、少しずつは進んでいるという。

夕食後、改めて自分が飲んでいる薬を「医者からもらった薬がわかる本」で調べてみた。一つだけ中枢神経全体に作用するバルビツール系の眠剤があった。ちと怖い。アトピーの薬も含めて一日に飲んでいる薬の値段を計算すると500円を超えていた。2割負担なので一日100円というところか。やっている途中に看護婦のSさんが来て「無理しないようにしてね」と言う。どうも私はそういう面でマークされているらしい。

日経オープンシステムのXMLの連載記事を読み終えた。他にはめぼしい連載はないので、バックナンバーから適当に記事を読み漁ってはどんどん捨てて行こう。ホールへ行って一服して新聞を読んでいるうちに20:00を過ぎた。そろそろ着替えて就寝準備をしよう。明日はもう金曜日だ。早い早い。