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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年10月18日

昨日主治医に「ぐっすり眠れて夜中目が覚めなくなりました」と言ったところなのに、昨晩は目が覚めてしまった。時計を見ると4:30だった。まあそれまで結構眠っているのでいいけど。それよりも寝付きが昨日も悪かったのが気になる。昨日もCD1枚分終わっても寝付けなかった。そんなことしばらくなかったのに、前より寝付きが悪くなってるじゃないか。なんでなんだろう。昨日と一昨日の違いと言えば、一昨日は作業療法でエアロバイクを漕いだので肉体的な疲労があった、という点だ。昨日買った雑誌にも、快眠のコツは「肉体的に適度に疲労させること」と書いてあった。運動不足はいかんなあ。とは言え、雨も降っていたし、毎日何か運動できるとも限らない。今までは運動しない日でも寝付きがよかったのに。まあ、考え出すときりがないのでやめておこう。

ホールへ行ってペットボトルのお茶を飲もうとしたら、いくら探してもない。やられた。前々から「冷蔵庫の中の飲料が誰かに飲まれる」という事件が多発しているのだ。みんなもちろん名前を書いて入れていて、飲むときには自分のものか確認して飲むことになっている。他の病棟では「盗癖」のある患者もいて、冷蔵庫だけでなく他のものもなくなったりするらしいが、ここの病棟では冷蔵庫だけなので、多分確信犯でなければ「ここはどこ?私は誰?」状態のような人が勝手に飲んでしまうのだろうが、それにしてもなんとかならないのだろうか。この間もUさんが連絡会で「なんとか対策はないんでしょうか」と言っていた。冷蔵庫に見張り番をつけるわけにはいかないし、自衛策はないだろうか。

朝食後、なんだかまだぼ~っとしている。鼻水も出る。眠剤が残っているのか、また体調を崩しかけているのかは判断できない。雨も降っていることだし、散歩もどうせ行けないので布団に潜り込んでCDをかけて寝る。

9:00頃に起きて売店に行ったら、外はすごく寒かった。鼻水はまだ出ている。今日は体育館レクだ。参加しようかどうしよっかな。

結局体育館レクに参加した。最近若手が次々と退院して、平均年齢があがっているものの、なかなか白熱して楽しい。「レクリエーションですから、あまりムキにならないように」と看護士は言うが、ドッヂボールはついむきになってしまう。レクの帰り、閉鎖病棟の廊下の窓からS君が顔を見せていた。窓まで近寄って話そうとするが、ものすごく厚いガラスらしく、声が聞こえない。閉鎖病棟はかなり厳重のようだ。「戻って来いよ!」聞こえないだろうが声をかけて病棟に戻る。

昼食後、昨日と同じように勉強はあまり気が進まず、日経コンピュータの記事を読む。テキストマイニングやらJ2EEに対応した新アプリ・サーバーやら巨大データシステムやら、おもしろい記事がたくさん載っている。セキュリティがらみで参考になるものもあるが、仕事のためというよりほとんど趣味の本を読む感覚で読んでいる。

14:00頃、飲料を買いに売店に行ったら、外はすごく寒い。かなり雨が降っている。ペットボトルのお茶を朝買ったばかりだが、体育館レクで汗をかいて結構飲んでしまったのと、昨日買っておいた分が盗られたので残り少なくなっていた。風邪をひかないように気をつけなければ。

午後はずっと日経コンピュータを読んですごす。2冊読んで捨てた。リラックス体操もなんだか気乗りがしなくてパスした。なんだか全体的に低空飛行だ。気温がいきなり下がったり、雨が降ったりと、環境的要因も大きいのかもしれない。「雨の日は雨の中を」ではないが、それなりに無理をしないで過ごすことにする。日経コンピュータも斜め読みだ。

なんと日経コンピュータの「読者の声」欄に、「IT技術者のストレス病」という特集があった。うつ病や神経症、不眠症、燃え尽き症候群などの「心の病」にかかったことのあるIT技術者は33%もいるという。読者からの報告では、いろいろな「事例」があげられていて、「IT技術者は使い捨て」とか「うつ病でリストラ対象に」など、まぢ?という感じである。うちの会社はかなり恵まれている方だ。思わずスクラップして、「医療情報」の封筒に入れる。

20:10をまわった。そろそろ就寝準備をしよう。全然勉強してないけど、なんだかどうでもよくなってきた。まあ気が向けば明日やろう。急に寒くなったので体調管理に気をつけなければ。