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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2001年9月18日

地震で目が覚めた。震度は1か2の弱いくらいだろうけど、寝ていると敏感に感じる。時計を見ると4:20。起きるとするか。途中2回くらい目が覚めたような気がするが、前のように時間をいちいち覚えていない。すぐに寝入ってしまうのだ。睡眠の質がよくなってきている気がする。

ホールに出てくると、今日は4人いた。私が起きてきた直後に続々とみんな起きてきて、今では8人になっている。みんな地震で目が覚めたのだろうか。

5:00頃になって、なんかまだ眠かったので、もう一度病室に戻って寝た。1時間くらいは普通に眠っていたが、起床時間を知らせる放送とともに、久々に半覚醒状態に陥った。

「半覚醒状態」とは私が勝手に作った言葉である。眠っている状態(正確にはレム睡眠状態だろう)と、そこから少し覚醒して周りの音が聞こえている状態(おそらく催眠状態)を繰り返す。金縛りとはまた違う。金縛りには昔よくかかったが、あれは単に体が動かないだけでなく、何か締め付けられるような圧迫感を感じ、同時に「ウワ~ン」というようなノイズのような幻聴も現れる。半覚醒状態のレム睡眠状態では、ずっと夢を見ている。どんな夢かというと「う~ん、眠いけど起きなきゃ、起きて洗面して着替えなきゃ」そう思ってえいやっと起きて、はあよかった起きれた、と安心する夢で、それが眠っている状態のときである。それが少し覚醒した状態に移行すると、周りの音が聞こえ、自分の体の状態が認識できて「しまった、まだ寝てるじゃないか。さっきのは夢だったんだ。今度こそ起きなくては」と必死で起きようとする。が、体は動かない。「誰か僕を起こして~」叫ぼうとしても声にならない。そしてそのうち睡眠状態に陥り、先ほどと同じ夢を見る。これを10回くらい繰り返しただろうか。ラジオ体操も終わって朝の服薬の時間にようやく普通に起きることができた。会社に行っている頃は、毎日のようにこの状態が続いていた。「起きるんだ。起きて会社に行くんだ」強迫観念のように感じていた。自分の見る夢が、それをブロックする。フロイトの言うように「夢は眠りの守護神」なのか。この現象が出てきたということは、何か自分の中に「あせり」が出始めているのだろうか。

朝食を摂ってる間も頭はぼんやりしている。今日は無理しない方がいいかもしれない。とりあえず目覚ましのコーヒーを入れて飲もう。コーヒーも残り少ない。明日外出するので買って来よう。

コーヒーを飲んでもまだぼんやりしている。昨日の体力トレーニングの疲れのせいか、それともここ数日夢中になってコンピュータ雑誌を読みまくっていた反動か。あれも自分の好きなことをやっているとはいえ、内容が専門的で読むのに集中力がいるため、それなりに神経を使っているのだろう。今日は無理をしないことにしよう。

朝食後、しばらくCDを聞きながら休んだ後、「ウイルス防災訓練」のメールをせっせと作り始める。昨日作ったBcc同報型のメールを元に、まずqmailのテンプレート機能を使ってテンプレートを作る。添付ファイルも含めてテンプレートを作れるので便利だ。あとはせっせと、「テンプレート選択」でそれを指定してメール作成画面を開いては、グループ登録してある山岳会のメンバーを一人ずつ入力していき、最終的には同じ内容のメールが50近くできあがった。FromもToも一人ずつの、小さなサイズの添付ファイルつきメールなので、これらの送信がはじかれることはないだろうが、これを一気に送信すると、かなり時間かかるだろうな。今日の午後は何の予定もない。昼食後あたりに送信しよう。

少し調子が悪いが、作業棟へ行く。この程度で休んでいてはいかん。とりあえずやってみて、やはり少し無理は禁物、と判断したら中断して帰って来よう。とりあえず初期データを測定するが、心拍数はやはり高め。体力テストを行ったら、「6段階中の2。やや劣る」まあ、今日はそんなものだろう。体力テストだけでかなり汗をかいてしまった。そんなに大した負荷ではないのだが。

少し休憩した後、再びエアロバイクへ。20分1セットでやめておいた。今日はそれだけでも汗だくだ。その代わり、少し呼吸を整えてから、グランドへ出てオカリナを吹いた。今日は暑かったが、ちょうど建物の陰になっているところがあったのでそこで吹いた。その後病棟へ戻ってきたら、だいぶ気分がすっきりしていた。

昼食までまたセキュリティ関連の記事を読む。こういう記事が読めるということは、また調子があがってきたということだ。朝は頭にモヤがかかっているようだった。そういうときは、無理にそういう本を読んでも、ぜんぜん頭に入って来ずに、何回も同じところを繰り返し読んでいることが多い。

昼食後、山岳会のメンバーへ向けて「疑似ウイルスメール」を送出する。差出人の名前は「やまのぼらー」、件名は「必見!役立ち情報」、本文は、

 突然のメール失礼します。
 あなたに役立つ情報を満載した情報をお届けいたします。
 ぜひご覧ください。

の三行で、添付ファイルとして「役立ち情報.html」がくっついている。さて、何人ひっかかるだろうか。

その後、再びセキュリティ関連の記事を読もうとしたが、飯を食ったばかりか、なんだか目がとろ~んとしてきた。頭もまたぼんやりしてきた。無理して読むことはない。少し横になってCDを聞いて体と頭を休める。でも眠ってしまったら夜に眠れなくなるかもしれないので、注意しなければ。

しばらくCDを聞いたあと、起きて売店に行き、飲料と「週刊アスキー」を買ってきた。頭の回転が鈍いときは、1ユーザとしてこれくらいの軽い雑誌を読む方がいいだろう。アスキーを読む前にメールチェックすると、山岳会のML宛てに今月の集会の案内が来ている。

アスキーを流し読みした後、調子がよくなってきたので日経バイトの記事「ファイアウォールの可能性と限界」を読む。う~ん、またまた勉強になった。アプリのバグやセキュリティ・ホールを突いた攻撃はいくらファイアウォールでも防御しきれない。アプリ設計者にもセキュリティホールを作り込まないための知識、そして意識が必要だ」そう感じた。うちの会社のアプリ設計者は、どこまで考えて作っているだろうか。

もう20:30だ。就寝準備に入ろう。21:00までは、そうだな、また例の「宗教関係」の本でも斜め読みするか。